2023.12.15 888回目の春日若宮おん祭が

無事に行われることを祈る 

御湯立(みゆたて)神事


『さよーさ さよーさ(左右左の意味)

伊勢は神明天照皇大神宮様の花の御湯なーり

南は権現様の花の御湯なーり』


湯立て巫女を30年以上務める

加奥満紀子さん

冬の空気の波動さえも 

コントロールするかのような味わい深い

冴えたTONE  

祝詞が 日常の奈良を 

一気に異空間へと誘います

温まる のっぺい汁が ふるまわれます

小芋 厚揚 大根 人参 牛蒡

素材の持つ味わいを大切にした味付け

神饌 お渡りで使われる衣装が展示

12.17. 県庁を出発した お渡り行列

三条通り 興福寺南大門跡前

猿沢池の周りも 一変します

猿沢池東にある いつもは静かな五十二階段

人が溢れています

おん祭の時だけ 店先で販売される酒饅頭

できたてホカホカ ふわぁっとお酒の香

見上げれば Christmasとおん祭

大和郡山藩 大名行列

12.18 あちこちで行われた神事も最終

特設土俵

奉納相撲のあとは お旅所で後宴能

能『経政』狂言『清水』能『胡蝶』


盛りだくさんな 芸能が集約された

春日若宮おん祭 これだけの規模の祭が 

脈々と受け継がれている事に 心動かされます


高揚感と信仰の空気 古代に染まった数日間

再び 日常の静けさが戻り

本格的な冬が訪れます

お待たせしました鹿ちゃん 

やっと自由に歩けるね


2024.1.24奈良市西部公民館で講演します