福島マジーノアール。
ライブを観に行く。
友人でもあるポーランド人のスーパーピアニスト、
ミハウ・ソブコヴィアクトリオのライブだ。
演奏の仕事で知合い、何度も共演している。
日本語も堪能で数カ国語を操りピアニストとしても活躍しながら映画に出たり兎に角天才的、かつ人柄も良いと言うハイスペックな人間だ。
そんなミハウの誘いだ。無下には出来ない。
1人、BARに向かう。
私にとっては大冒険だ。
お酒もタバコもやらない人見知りの私が1人BARに行く。
これが私が冒険王と呼ばれる由縁である。
BARに入ると、滅茶苦茶イカしたバーテンダーとチケットのやり取りをし会計を済ます。
「アルコール、ノンアルコールとございますが何になさいますか?」(超ダンディ)
私「ソフトドリンクのお勧めをお願いします。」
キマった。
激しくキマった。
俺はこの瞬間最高にクールだった。
緊張など微塵も感じさせずに、
「こんな場所慣れてますよ?本当はアルコール飲みたいんだけどね、仕事もあるし仕方なくソフトドリンクなんだよ?」
と、言わんばかりのクールな受け答え。
紳士かつイケオジのダンディズムまで醸し出していた事だろう。
キマったと言わざるを得ない。
そしてこれきた。
くっそ美味い。
ベストオブソフトドリンクきたこれ。
グレープフルーツが絞られた何か未知の美味い液体。
そして素晴らしい演奏。
なんて大人なんだ俺。
カッケェ俺。
知らない人達と同じ空間にいると気分が悪くなるのだが、この「カッケェ俺」と言う自己暗示、
最高に美味い飲み物と雰囲気。
それに合う上質の音楽。
とても良い時間であった。
ミハウと話し、メンバーを紹介してもらって帰路についたのであった。
色々思う事がある良い日であった。
終わり。
読んでくれてありがとう。

