今回は指導についてお話しします。
「あのこの習作」SMアクリル透明水彩
キッズ絵画教室、カルチャースクールでは最低の絵画の基礎教育と技術も学べないと云う事です。
何故なら講師が基礎教育を受けた経験の有る人が居ないからです。
では、絵画の基礎教育は「何処に在るのか?」「誰が知っているのか?」ですが
※(大工さんの修行で)例えば
一言に大工と云っても大きく分けて3種類有ります。
1、宮大工
2、住居を建てる普通の大工
3、趣味で見よう見真似で犬小屋などを作っている日曜大工
以上の3種類の大工の誰が基礎教育を学んでいると思いますか?
答えは1、2の大工さんです。
大工の基礎教育は絵画と違って簡単では無いです。
私の叔父が大工の棟梁だったので話を聞いた事が有ります。
大工の基礎教育は
1、一本4,5mの角材を貰って無く成るまでカンナで削る(師匠からOKが出るまで何本も渡される)
2、一本4,5mの板を貰って割り箸の幅にノコで切る修行(師匠からOKが出るまで何本も渡される)
3、短い角材や板切れを渡されて様々な見本の様なモノをノミ1本で作る修行(師匠からOKが出るまで)
等々もっと沢山の修行を10年近く掛かってするみたいです。
本題に戻って絵画の基礎教育は「誰が知っているか?」ですが
1、絵画を本業にして来たプロの肖像画家
2、絵画を本業にして来たプロの人物画家
1,2のどちらかに弟子入りした経験の有る人。
簡単に知る方法はどんな作品を描いているか?確かめると分かります。
抽象画、静物画、風景画、動物画は基礎教育を学ばなくても描けます。
が、人物画、肖像画は基礎教育が必要です。
絵画の基礎教育はどの位の期間習えば良いのか?ですが
大工さんの様に長くは掛かりません。
長くても半年、早く覚えて続けられる人は入会して3ヶ月位です。