寄生植物

 

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Aromatique-Floraです

 

寄生植物

ご存じのかたも多いと思います

 

文字通り

 

何かに「寄生」して

 

生きてゆく

植物です

 

「寄生された」ほうの

植物は

衰退したり

死んでしまうこともあります

 

精油になる

植物の中にも

そういうものがあります

 

サンダルウッド

(白檀)

 

成長するまでに

驚くべき数の植物に寄生します

 

 

その香りを

採取するまでに

 

色々な植物に寄生し

成長し

 

人間の

人生ぐらいの年月を

生きた後

香りが採取されます

 

白檀といえば

 

お線香

 

お寺や仏像を

 

彷彿とさせる香りです

 

宿主に対して

贖罪をしているのか

感謝をしているのか

 

そんなこと

考えてしまいます

 

けれどひとつだけわかるのは

 

いろんな

人に

何かに

頼ってもよいのだよと

伝えてくれているのかなと思います

 

 

サンダルウッド

 

香水にするときには

 

ほんの少しだけ

 

使います

 

でも

 

ずっとずっと香りがのこります

(ベースノートといいます)

 

そして

 

不思議なことに

 

他の香りをぐんとひきたてて

香りを持続させる力があるのです

 

生きていたときは

宿主に頼り

 

成長して

香木となってからは

 

他をひきたて

 

いつまでも

いつまでも

 

余韻をただよわせる

 

そんな

生き方もあるのです

 

生きている間は

どんどん人にたよってもよいのだよ

 

成長したら

 

誰かを助け

いつまでも香り高く

誰かのこころに残るような

生き方もできる

 

テイスティングしながら

そんな声がきこえてきます

 

7月7日(日)

富田林寺内町にて

香水レッスンのワークショップでも登場します

ご都合がよろしければぜひお越しくださいませ