10月15日(月曜日)
「ミリキタニの猫」 (米=06 1h14)
この映画は、大切な僕のライブラリーの中の一作
2001年、ニューヨーク。ドキュメンタリー作家の
リンダは偶然出会った路上画家に心惹かれ、カメラを回す
彼の名はジミー・ミリキタニ
80歳。撮影を始めて数カ月後、9月11日
街が騒然となる中、煙の中
たった一人になりながら、いつものように、ジミーは黙々と
絵を描いていた
思わずリンダは言う。「うちにいらっしゃい」
監督と被写体という界域を越えた共同生活を
送るにつれ、ジミーの過去が明らかになっていく……
アメリカで生を受けたにもかかわらず、戦争中に抑留され
市民権を失ってしまったというミリキタニ氏
そのためにパスポートも無く福祉も受けられず、
20年近くにわたる路上生活を余儀なくされてきた
映画ではその苦難に満ちた生涯を描きながらも、魅力的かつ
エキセントリックなミリキタニ氏のキャラクターもあり、
全編を通じて優しさと明るいユーモアに満ちている
世界各国で高い評価を得たリンダ・ハッテンドーフ初監督作品
数々の映画賞を受けている



