柳原義達の世界 | アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

美術を、もっともっと身近なものに。もっともっと楽しいものに。もっともっと笑えるものに。

葛西駅から歩くこと、10分。

関口美術館なる美術館があるらしいのですが、、、見つかりません (泣)

住所は、あっているのですが。。。


あまりにわからないので、美術館に電話をかけてみたところ、

電話で丁寧に誘導してくれた上に、優しげなおじさんが美術館の外まで迎えに来て下さいました。

ありがとうございます。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-関口美術館



しかし、そこまで親切にしてもらいながら、なんですが。

わかるわけないですよ!

だって・・・


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-関口美術館



上は、普通にマンションですもん。

まさか、この下に、美術館があろうとは。

想像だにしていませんでした。



さてさて、この関口美術館。

建築家・関口雄三氏が、 「日々の暮らしに溶け込んだ美術館」 を目指して開館した美術館。

(確かに、溶け込んでましたw)

近現代を代表する彫刻家・柳原義達の作品のみを、常設展示しています。

何でも、柳原義達の作品を日本で一番多く収蔵展示しているのは、この美術館なのだとか。


展示室に入るなり、先ほどのおじさんが、お茶を持ってきてくれました。

椅子に腰かけて、くつろいで欲しいとのこと。

何とも心も体もほっこり温まるサービスです。

そして、お茶にも負けず劣らず、展示室内も、イイ感じでくつろげる空間でした。

今回は、特別に写真撮影させて頂けたので、何枚かご紹介。

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-関口美術館   アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-関口美術館


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-関口美術館   アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-関口美術館



単調でなく、奇抜でなく。

絶妙なさじ加減で、くつろげる空間となっていました。

さすが、館長さん自らが建築家なだけはあります。


もちろん作品も、魅力的で。

観れば観るほど味が出てきました。

特に、 《道標・鴉》 は、強い生命感に溢れていて、圧倒されました。

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-鴉   アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-鴉



こんな強そうなカラスが、

ゴミ袋を漁っていたなら、もはや追い払いますまい (笑)

鴉を主題にした同一テーマの作品は、たくさんありましたが、

その中で一つ特出して可愛かったのが、こちら↓


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-カラス



「カラス (笑) ?」


柳原さんが、カラスだと云うからには、カラスなのです。

柳原さんの勝手でしょ。



さて、のんびり、この本館を観賞した後は、東館へ。

ちなみに、そちらでは、特別展が開催されています。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-関口美術館



東館は、本館よりも美術館らしくて、わかりやすい。

だったら、こちらが本館でいいのに (笑)

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-関口美術館  アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-関口美術館



大谷石と竹の対比が面白い館内。

庭から見える眺めも、また素晴らしかったです♪

(来年の夏には、蛍が見えるかもしれないそうです)
東館には、本館とは違う、くつろぎがありました。



いやいや、ちょっと滞在するつもりが。

気付けば、本館・東館合わせて、1時間以上の滞在。

こんなにも居心地のいい美術館は、そうそうない気がします。
星



最後に。

関口美術館以上に印象的だった関口さんの自邸。

関口美術館東館のすぐ横にあります。

いつか入ってみたいです (笑)

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-関口  アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-関口





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