【ソムリエ試験】ポルトガルのマデイラワインのポイントとは？

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今回はポルトガルのマデイラワインについて
解説をしていきいたと思います。

ポルトガルのマデイラ島で生産されている
酒精強化ワインがマデイラです。⇒酒精強化ワインについてはこちら

マデイラワインの出題のポイントは、

ぶどう品種

加熱熟成方法　

以上の２つです。

出題ポイント１：マデイラワインのぶどう品種

マデイラワインは、辛口、中辛口、中甘口、甘口に分かれており、
この甘辛によってぶどう品種が異なっています。

▼セルシアル

辛口で、冷涼な気候の地域で栽培されている品種

▼ヴェルデーリョ　

中辛口で、涼しい島の北部で栽培されている品種

▼ボアル　　　　　

中甘口で、暖かい島の南部で栽培されている品種

▼マルヴァジア　　

甘口で、海岸沿いの熱い地域で栽培されている品種

この４つの品種の判別方法は、辛口、中辛口、中甘口、甘口など、
甘辛で判別することもできますし、気候や環境で判別することもできます

出題ポイント２：マデイラワインの加熱熟成方法

ポルトガルの酒精強化ワインであるマデイラの最大の特徴は、
“温めて熟成 ” をさせるという点です。

本来ならワインにとって大敵のはずの酸化が、
マデイラワインの場合には独特の風味をもたらすことができるのです。

このマデイラワインの特徴である加熱熟成方法には、

カンテイロ と エストゥファ

以上の２つの方法があります。

カンテイロは、太陽熱を利用した天然の加熱熟成法です。
ヴィンテージマデイラなど高級品に多く採用されています。

間接加熱方式とも呼ばれ、平均30℃に近い温度の倉庫に樽が並べられ、
長い年月をかけて熟成をさせる方法です。

一方のエストゥファは、スタンダードなマデイラに採用されています。

人工的な加熱装置エストゥファで加熱熟成させる方法で、ワインの入ったタンクの内部または
外周に通した管のなかにお湯を循環させてタンク内のワインを温める方法です。

カンテイロは
太陽熱を間接的に取り入れて加熱熟成させる方法

エストゥファは
人工的な加熱装置で直接加熱熟成させる方法

この２つの加熱熟成方法については、カンテイロとエストゥファが
逆さに出題されることがありますので間違えないようにしてくださいね