【ソムリエ試験】ワインの特殊な醸造方法に関する用語③

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ソムリエ試験合格アドバイザーともです

このブログでは、ソムリエ試験、ワインエキスパート試験を受験される方にむけて、最新のソムリエ教本の中から、出題頻度の高い箇所や、理解が難しい箇所について、要点をまとめて解説しています

前回に引き続き、
今回は「アルコール発酵後の特殊な醸造方法」について解説いたします。

ここでも同じく、日本語、カタカナ（原語）で言葉の意味を覚え、合わせて効果・目的
を理解していきましょう。

アルコール発酵後の特殊な醸造方法

▼Ouillage　ウィヤージュ

意味：木樽熟成しているワインの目減りする分を補充する

効果・目的：酸化防止

▼Soutirage　スーティラージュ

意味：発酵が終わったワインは澱によって濁っているので、これを取り除くために上澄み液のみを別のタンクに移し替える

効果・目的：澱を取り除く

▼Collage　コラージュ

意味：熟成の終わったワインを澄んだ状態（クリア）にする

効果・目的：ワインをクリアな状態にするとともに、赤ワインでは過剰なタンニンを滑らかにする

▼Sur Lie　シュール・リー

意味：フランスロワール地方で採用されている特殊な作業で、発酵後、ワインの澱を取り除かずにそのまま春まで放置をし、その後上澄みだけを瓶詰めする

効果・目的：若々しく、フルーティーで爽やかなワインを造る

▼Malo-lactic fermentation＝M.L.F マロラクティック・ファーメンテーション

意味：ワインの中に含まれるリンゴ酸が、乳酸菌の働きによって乳酸に変化する現象

効果・目的：ワインの酸味が和らげられてまろやかさが増す

▼Stabillisation　スタビリザシオン

意味：ワインを数日間タンク内で冷却する方法

効果・酒石酸の結晶を取り除く

以上となります。

次回は「その他の特殊な醸造方法」についてお送りいたします。

お楽しみに