僕が催眠とか潜在意識の世界に入ったきっかけを作ってくれたのは、石井裕之さんという方です。
個人的に師事させて頂いた時期もありますし、彼の著作は今読み返しても新しい気づきもあり、いまだに僕の考え方に大きな影響を及ぼしている方です。
彼の考え方でいちばん好きなのは
「Fake it, until you make it」
というもの。
詳しくは石井先生の本を読んで頂くとして、軽く説明すると「目標を実現するまでは、実現したフリをしろ、演技をしろ」ということ。
僕は何度もこの言葉に救われましたし、また今までの人生を振り返ってみても、実現してきたことって最初は本当にfakeしてきたことだったことが多いのです。
ところが自分の周りの夢を叶えてきた人、叶えられなかった人を眺めてみたり、個人セッションで多くのクライアントさんのご相談にのっていると、あることに気がついたのです。
つまりいくらfake(フリをする、演技する)をしても、まったく現実がついてこない人もいれば、易々とフリがいつの間にか本当になる人もいる。
これはどういうことなんだろう? と興味を覚えました。
まあ「until you make it」すなわち「実現するまで」とあるので、極端な話、夢叶わなくても死ぬまでフリをしろ、ってことです。
まずそれくらい腹を据えてやってるのか? という話。
そしてここからは石井先生とは関係ない、僕が勝手に考えたことなのですが。
その思いが実現化するかどうかって、自分の思いの強さより、他人の思いの方が実は影響があるんじゃないか、と感じています。
言うなれば自分の思いに他人を巻き込めるかどうか、ということです。
個人的な話になりますが。
僕がマジシャンになりたての頃、ハトのマジックで世界一になろうと思いました。
少なくとも第一人者にはなろう、と。
全く実力もなかったのですが、そういう演技をしてあるいはフリをしていたわけなんです。
ところがいつの頃からか「ハトのマジックのことならアイツに聞け」「ハトのマジックならアイツに頼め」と言われるようになった。
その頃を前後に、急にぼくのマジックの実力がガン! と上がったんです。
そしていつの間には本当に「ハトのマジックの第一人者」になってしまったのです(その当時は、ですが)。
要はもし、あなたが〇〇になりたいなら、〇〇であるフリをしたり演技する必要がある。
でもそれだけではおそらく足りなくて、周りの人があなたのことを「〇〇だ」と認めたとき、そのときの現状がどうあれ、現実はそれに向かって大きくうごきたす、ということです。
つまり自分の思いを周りに波及させられるか、がポイントになる、と思います。
じゃあどうやったら、それが出来るのか? という話になりますが。
実際、効率的に周囲に想いを波及させられるコツ、というかテクニックはいくつかあります。
ただやらしくそういうことを考えずに、愚直に「until you make it」の気持ちでfakeし続けるのが、結局いちばんの近道だと思います。
まあその時に自己満足で終わるのではなく、他人と関わるとどう見えるのか、を考えると、いくらか突破口が見えるかもしれません。
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