選挙のトリセツ | 雷人の部屋〜催眠・メンタリズムから見る潜在意識の世界

雷人の部屋〜催眠・メンタリズムから見る潜在意識の世界

メンタリストが語るココロとカラダ、ときどきタマシイの話。


あなたは長年の友人と面識のない人からの頼み、どちらを聞こうとしますか?


あるいは、自分のことを評価し好きで当てられている人と、批判してやったことも評価してくれない人、どちらの頼みを聞きますか?


はたまた、自分が困っているとき助けてくれた人と、冷たく見過ごした人、どちらを助けたいと思いますか?



さて、僕は接客業という仕事をやっていたおかげで、政治家に会う機会に比較的恵まれていました。


政治家というと悪いイメージが先行しますが、大抵の方は人間的な魅力があって、精力的に働いてます。

ほんの一部の例外を除き、有能で他人の役に立つことに喜び遠感じる人たちです。


とはいえ、彼らも人間ですからすべての人の頼みを聞くわけにはいかない。

普段からお世話になっている人、近しい人、声が聞こえる人の頼みから聞かざるを得ない。


かくて、政治家にお近づきになれた人だけが、政治の恩恵を受けることができる。



僕は何度か政治家の資金集めパーティに行ったことがあります。

高い参加費を払って、政治家のセンセイに話を聞いてもらうチャンスを得る場所です。

長い列を並んでちょっとだけ話して、自分の仕事が有利になるようにしてもらう。


醜さと無駄の極地だと思うのですが、機能しているからこそ、こんな馬鹿げたシステムが横行しているのでしょう。

こうしないと、政治家に自分の声をあげて届けることができないのですから。



でもね、選挙の時期になると、駅前で街頭演説する候補者の皆さん。

一生懸命喋っても誰も話を聞いてくれない。


大臣経験者の候補ですらです!


そういうとき話しかければ、絶対話聞いてくれますよ。

心情的にも聞きてあげたくなるし、周りの目があるから、イメージをよくするために邪険に扱うわけにもいかないだろうし。


少なくとも印象は、資金集めのパーティで話すより強くなる。

一円も払ってないけど。


それがすぐに政策に反映されるとは限らないけど。

でも例えば「野菜が高くて困る」みたいな声を10回聞いたら、絶対野菜の価格安定をやろうとしますよ。

もともと他人の役に立ちたいと思って政治家になったら人だし、そうでなくてもそれをやれば票が集まる(次回の選挙になりますが)んですから。


政治家の人もね、何をしたらいいのか、何を訴えていいのかわからないから、あんな変な公約しちゃうと思うんですよね。


そういう意味で選挙のっていうのは、われわれの声を政治に反映させる千載一遇のチャンスだし、こんな役に立つ人たちを一部の人間だけに独占して使わせるのはもったいない、と思います。



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マインド・ゲーム・オンライン Vol.02

 

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