あっしみたいなものぐさにはありがたい機能。
それはさておき、久しぶりにマジックの話題。
よく聞かれるのが「雷人さんはマジックやってるから、モテるでしょう?」
ということ。
この質問の答は後で言うとして。
あなたが「マジックをやるとモテる」かと言うと、これはモテます!
ただし、それはあなたがモテてるんではなくて、マジックがモテてるのです。
マジックしなくなった途端、あなたはタダの人(あるいはそれ以下)。
若手のマジシャンがやりがちな(そして僕も未熟なころよくやっていた)のが、いわゆる「ウケネタ」を連発したりそれに依存してしまうということ。
お客さんはバカウケだし大盛り上がりですよ。でもそのリアクションはマジシャンに対してではなく、ネタに対して。
だからそのネタをやらないマジシャンには興味ないし、そのネタをやるマジシャンだったら誰でもいい、みたいな感じになる。
じゃあロボットにでもやらせろよ、って話になる。
ここらへんが「芸」の難しいところでもあり、面白いところでもあります。
結局「その人そのもの」を魅せ、それに対するリアクションを起こさなければならない。その結果としてネタがあり、ウケがある。
落語とか道具が少ない芸能だとすごくよくわかるんですけどね。
よく「芸人がモテる」っていうのも同じことじゃないでしょうか?
つまり「売れてる芸人だからモテるのではなく、モテる芸人になったから売れてる」のだと思うのです。
で先の質問の答。
「僕はマジックやっててもモテるし、やってなくてもモテます」
単なる自慢話でした(笑)