The Art of Kimono Wearing のブログ

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米国ウィスコンシン州立大学マディソン校の民俗学部に所属する院生の、着物手帖です。(注:一時帰国中; 着物初心者、只今勉強中)

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2月2日(土)に、実家の近所の薬研掘り不動尊で、恒例の節分豆まきが行われました。
両親はここに越してきてからは毎年行って、お豆の入った袋を元気にキャッチしてます。


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とっても小さいお堂ですが、我が家は二年参りもここにお参りしてます。



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夕方5時ごろ、年女・年男の方への儀礼が終わると、豆まき開始!


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土曜日でしたが、あまり人は多くありませんでした。
でも子供連れが多数。みんな手を伸ばして飛んでくるお豆入り袋をゲットします!
私は写真撮りに専念。それに私は自分に飛んでくるものを避けるタイプです(ドッジボール下手:大嫌いだった・・・;今でも、あんなに野蛮なスポーツはない、と思っています)


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ほら、こんな感じで、お豆が入ってるの!懐かしサイコロキャラメル入りのや、お札入りのがあります。
ちなみに今年の成績: 父―17個、母―14個、私、落ちてるの拾って2個。 
親、取りすぎやん叫び

私は2日の夜から具合が悪くなったので(その後数日間ダウン)行きませんでしたが、3日(日)は江島杉山神社で豆まきでしたよ。両親は元気に出かけたようですが、こちらは豆はそのまま投げるのであとで食べることができないようですが(鳥には朗報)、その代わりにお菓子を投げていたそうです。

私はサイコロキャラメルがあるだけでうれしい!


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千葉のひいらぎさんやモモちゃん先生のお着物仲間のお出かけにご一緒させていただいて、(もしかして)20年(?)ぶりに成田山新勝寺にお参りに行ってきました!久しぶりじゃ・・・・ 良く晴れていい日でした晴れ



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お着物だと急な階段もちょっと大変!でもみんな長着をつまんで上がっていきます・・・


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もう2月の節分の用意が出来ている本堂(?)


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お参りしたあと、おみくじひいたりお守り買ったり。
の後は記念撮影!皆様銘々いろいろなお着物姿で素敵でした!

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もっと敷地内にいろいろあった気もしたけど、お昼だしみなさんはそんなに久しぶりでもないのかしら、ご飯食べに街道へ!


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成田山への道にはお土産やや宿を兼ねたお食事処がたくさん。以前川越に住んでいましたが、川越よりもちゃんと古い建物が残っている感じがしました。こちらがお昼をごちそうになった「ひしや旅館」


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創業1845!!のお団子屋さんでお茶もしました!


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おいしいお団子ってちゃんと味わって食べるとちゃんと違いが分かるもんです!
餡子のほうが生モチなのかな、とてもなめらかでしっとりしてました。
みたらしは、ちょっと焼いてあるので少し表面が硬いのですが、中はなめらかなお餅。
もっと食べたかった~。


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ところで今回の成田山初詣は、お着物姿の皆様をお出かけできてとってもうれしかったこと(まだ、お着物でお出かけ経験が少ないので特にテンション上がってました)と、さらに
私の今年の抱負である、お祖母ちゃんと着物を着る(前よりマシに)ということが実現した機会でもありました。20年(?)前、私が子供のころ、幕張に住んでいた母方の祖父・祖母に連れられてみんなでお正月に来たのを覚えています。そして食通の祖父が寄ったのが、こちらの「川豊」さんでした。まさか自分でも思い出せるとは思いませんでしたが、内装の感じを覚えていたので、ここに違いありません!私はここで初めてウナギの肝を食べたのでした。


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お祖母ちゃんのお召と銘仙の羽織。母の手作りバッグ。と個人的に意味のあるお着物で出かけた私でした。
しかし、以前一度着た時よりは全然うまく着れるようになってました。第一に、仕付け糸を付けたままでしたからね、前回は。だって知らなかったんだもの~!アメリカだったし、誰も気づかないし・・・今回はちゃんととりましたよ。


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ひいらぎさん、帯締め、締め直すの手伝ってくれてありがとうございました!モモちゃん先生も私がリサイクル着物屋でまた何か買おうとするのを止めてくれてありがとうございました!それから前にお会いしたNoraさんと自己紹介・おしゃべりできて光栄でしたわ!そして新しい方々とお会いできておしゃべり・お買い物楽しんで帰ってきました!私は京成で帰りましたが、総武線途中で止まっちゃったりしてたようですが大丈夫だったのでしょうか。

実は朝早く着物着て、電車に間に合うようにと焦って歩いて・・・・帯ゆるめだったため、家と駅の途中で帯が落ちてきて帯揚げやその下に使ってるガーゼの紐とかが見えている状態で汗だくになりながらの出発だったのですが(駅に着いてから直した)、まあ終わりよければ・・・ってことで!

家でお仕事の日だったので、早速日曜にひいらぎさんのところで買ったウールの着物をカジュアルに着てみました。長ティーの上に羽織って、帯は面倒だったので洋服用のベルトを締めました。でも特に着くずれせずでした。タートルネックは苦手(首がないので、苦しい)なのですが、首が寒いのでフリースのマフラーを巻いていました。このアパートは暖房付いてても寒いよ・・・


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そしてこの日は歩いて20分くらいの実家にご飯を食べに。どんな反応をするかと思ったら、「ふ~ん、まあ寒いからね」だって。特に興味がないようです。ウールの着物、似合ってるとは言ってくれたけど。私は顔が地味なので着物も地味すぎるとお婆さんのようになってしまうので気を付けないと。


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そしてコートは私がよくお邪魔している下町おもしろ工芸館 で購入。今年の4月で20周年!私はここを人形町の隠れた穴場だと思っています。リサイクル着物あり、手作り工芸品あり。店主の小西さんは元問屋さんなのでお着物にも詳しくていらっしゃいます。たまにお店にいらっしゃる小澤さんも品のある方で素敵です。
そして個性的で素敵なお着物で有名な知る人ぞ知るカガワさん に会えるかも、です。この方の着こなしは必見ですよ!!!

コートの話に戻ります:このあいだ羽織・道行などが半額セールだったので買ってしまいました。本当はもっと余所行用の小紋にも合うような羽織が欲しかったのですが、誘惑に負けました。

ところで、先日お会いしたUさんもNさんも賢いお買い物派でいらっしゃるようで、ちょっと反省する気になっていたにもかかわらず、やはり手が出てしまう私。昨日はNさんに危うくもう一枚買うところを止めていただきましたよ。自分が着ていた総絞りの小紋をなんとなく同じ系列の長着も買っちゃおうかな、と思っていたら「似ている、もういいでしょう」と諭してくださいました。ありがたいです。ちゃんといるもののリストを作って、当てはまらないものは買わず! 良い教訓となりました。感謝です。

でもやっとコーディネイトができるようになってきた私、そうすると、「じゃあ、ああいうのがいいな、こういうのが合うな」って考えられるようになってきて、そうすると小物とか買わなくちゃ、ってなります。普段着物とは言え、お金のかかる趣味ですな。やはり自分で工夫して手芸でもしてコストダウンを図る道に進みたいと思います。マディソンに戻ったらどのみち着物買えないしね。ふむふむ・・・得意げ



数週間前にお会いしたばかりのNさんと千葉駅で合流(総武線快速が遅れたため、私が遅れて、駅で待たせてしまって申し訳ありませんでしたショック!)。そして毎月第4日曜日開催の千葉のフリーマーケットへ、そしてそのあと千葉市立美術館で「Kimono Beauty」展を見てきました。

まずは、フリマ:
フリマの隣ではアースマーケットがあり、千葉県のお野菜や個人業の方の干物、ぱん、ジャムなどが売られていました。Nさんも私も試食しまくって、あとでお買い物しました。


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そして、ひいらぎさんの着物売り場へお邪魔しました!モモちゃん先生もひいらぎさんもかわいい着こなし。なんと長着を2枚重ねにして裾をわざと見せるというかっこよさ。モモちゃん先生は綺麗なピンクと深い緑の2枚、ひいらぎさんは映える青の縦縞に黒い地衣様水玉模様の2枚。寒い中5-6時間お外ですから、防寒であり、且つ柄合わせのお洒落でもあります。

Nさんのしっとりとした着こなしは、ひいらぎさんが写真に収めてくれました、こちら
角出しが決まっております。私のお太鼓はどうもピシッとしていません・・・・
他の方の着こなしも素敵ラブラブ もっと後にいらした方々でしょうか。

ところでこの間、モモちゃん先生に着付けてもらったウールの着物はピシッと着付けられていて、あれがお手本です。2月はできればモモちゃん先生の着付け教室に通おうと思います。

そして、「Kimono Beauty」展ですが、素敵でしたよ。詳しくはひいらぎさんのブログ に写真可だった近現代のお着物コーデが載っています。展示のときは、お着物に詳しいNさんにいろいろ聞いてしまいました 綸子・紗・絽・摺疋田とは何か丁寧に説明していただきました。用語集などを読んでも実際に物がないとどうも分かりづらかったりするのですが、お着物に詳しい方と一緒だとなんて得なのかしら!と感激でした。

ひいらぎさんのオフィスでちょっと暖を取らせていただき(そして私はウールの着物を買い)、勧めてもらった韓国料理屋でNさんとおなか一杯になり、帰途についたのでした。


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さて、とりあえず私は、着物の展示に行くということもあり、この日はちょっとしゃっちょこばりました。
総絞りの黄緑・茶色・ピンクで染められた小紋(?)に、灯屋2さんで買った帯(お気に入り)。それにLUNCOさんで買った陶器の梅の帯留、お祖母ちゃんの形見の羽織です。



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この帯留は、LUNCOさんが、着物イベントでデパートに出店されていたときに、ガラスケースに入っていたもの(他の素敵な帯留と一緒に)。私がじーっと帯留いろいろを見ていたら、隣におばさまがいらして、その方も帯留をじーっと見ていました。お店の方が近くに来たので、トレーを出していただき、この帯留を素敵だと言ったら、隣のおばさまが、これはいいものだ、ちょっとだけ適度に赤い色を表面に残すように焼くのは難しくて、かなりいい焼き物だ、と教えてくれました。私は無知なので、「好き・嫌い」、「素敵・そうでもない」という感覚でものを選ぶのですが、こんな風に説明してくださる(しかも見ず知らずの方)のはありがたいです。
というわけで、この帯留を付けるたびにあのおばさまに感謝する気持ちになります。
そして見るたびに「う~ん、良い帯留じゃ」とうれしいのでした。


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灯屋さんで買ったカンタワークの帯も、何にでも合うし、買い物に付き合ってくれた母も昨日、「やっぱり、この帯はいいねぇ」と言っていました。もっとカンタワークの帯が欲しいな。このあいだ「もう一枚あるんでしょ」って灯屋さんのお客さんに言われちゃったけど。でも何枚あってもいいと思う。


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これが結城縮のお着物と合わせた時の印象。これもお気に入りコーデです。故にプロフィール写真にしている。

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キモノプロジェクトの事務所を出てから、Uさんに着物についてのインタビューをさせていただきました。
ブログなどはされていませんが、着物歴2年くらいなのにいろいろご自分で試されて、自分の好きな着こなしをお持ちのUさん。ご自分用に誂えた着物やリサイクル店で買った帯、お婆様・お母様からいただきた着物・帯をお持ちでいろいろ合わせて着物ライフを満喫されているそうです。

着物を着るとテンションが上がり、楽しい、とのこと。小物も工夫されていて、マグネットを帯留にしたり、肌襦袢にうそつき袖を付けて厚着にならないように、と慣れている方だからこその自分に合った着方。
まだ、試行錯誤中の私には目からうろこでありました。私も暑がりなので、ネットで見た、肌襦袢に長襦袢の袖付のものは、これってどうなんだろう、と思っていたので、実際使っている人の意見を聞くと、そうか、じゃあ自分も、と思えます。

やっぱり個人的に楽しいから着ている人とお話をすると私も楽しいです。学者によっては、「日本人論」を持ってくる人もいますが、あまり関係ないのでは?!薀蓄だけでは着れたり、着続けたりできるものでもありません。だって結局面倒なことあるし、お金もかかるし。当然洋服の方が楽です。でも、それでも着物を着たい、ってつまりどういうことなのでしょう。

私は布が大好きなので、自分の好きな布(服でも小物でも)を身に着けるのが好きです。安心するし、見ると気分がなごむ。着物は、柄や織のオモシロさ、それからリサイクル・アンティーク着物に見られる他の人が着た跡を見るのが好きです。継ぎ接ぎしてまで着てたってことはお気に入りだったのかしら?とか、どういう女性がどういうコーデをしていたのかしら?とか。以前、「古着を観察して分析する」みたいな課題が授業でありましたが、どこに汗染みが出来てどこがすり減っているかなど、古着をよく見ると、どういう動きが多かった人が着ていたかなど分かって面白いものです。で、そういう情報って着る人が分かることなので、そこを海外にも広めると、着物がただの布や展示物として価値のあるもの以上に意味のある「着るもの」なのだ、ということを理解していただけるのではないか、と思うのです。



1月26日(土)に駒込のキモノプロジェクトさんのオープンカフェに行ってきました。
銀座で初対面した、Uさんと二人で覗いてみよう、ついでにふだん着ないタイプの着物があったらトライしてみよう、ということで午後にお邪魔しました。

結構人がいて、小さな一軒家の今が満員でした。過去のイベントの写真をみさせてもらい、雑誌「ageha」のハデハデな振袖コーデが載っている特別号(?)をぱらぱらめくり、あーだこーだとおしゃべりしていたら、さくらんさんが話しかけてきてくれました。

で、Uさんと二人で着付けをお願いして・・・


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てきぱきと着つけて下さる、さくらんさん(お名前後でウェブで確認しました)。

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私は花柄の小紋、Uさんは矢絣


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さくらんさんはタートルネックのセーターの上に長着をお召しで、大きめの黒のイヤリングの素敵でとてもシックでした。Uさんの矢絣の長着には写真ではわからないと思うのですが、銀糸(?)で縦線が入っている、ちょっと普通の矢絣とは違うもので素敵でした。良くお似合いです!ほっこりかわいい絞りの帯揚げも!

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みなさん、着物姿で団欒していらっしゃいました。


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カメラマン岡田さん。なんとカラフルな腹巻を帯に!それにフードつきのセーターを中にお召しです。ラフでいいな~合格

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それからゆみさんもとても大人なお洒落!半襟にお花が付いています。ポップな半襟もトラディショナルな麻の葉の着物に合いますね。いろいろ着物ファッションについてお勉強のできたイベントでありました。

やっぱり普段着物は楽しいねにひひ




「お前もうやる気ないだろ」と言われること承知で、ここに過去数週間できた着物の写真を挙げておきます。
これも先生に見せるためなので勘弁。






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母とお出かけして、人形町にあるカフェ、CAFEST に行ってみました。
知らずにラテを注文したら、こんなにかわいいうさぎさんが出てきました!
後で、ここはラテ・アートが売り物(多分)らしいカフェなのでした。あとスタジオがあってイベントとかあるみたいですね。

お着物好きのみなさんは行ったと思いますが、私も行きました、横浜今昔きもの大市。

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いろいろなお店が出てますね。え~、この写真は大学の先生に見せるように載せています。


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ちなみに私が買った長着がこちら。蔵三昧さんで。


「古着の流通」も課題としている私は世田谷のボロ市に行って参りました。










明るいうちは、写真を撮ったり墨田区の資料館を覗いて良い子に院生モードでしたが、ちょっと暗くなってきたらお買い物モードになってしまいました。



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猫のバッグ:染物屋をしていらっしゃる方で、猫の絵を描かれている方のお店。

ピンクのトップ:青森からお越しの茶茶丸さんのお店で銘仙生地で作ったトップを買う。これ着物でも欲しかった!という感じのかわいい柄。

お財布:着物地で作ったがま口を買う。この方は世田谷のお店で商品を出しているそうです。

あと、おかめとひょっとこの両面トンボ玉を買う(小さすぎて良く映ってないけど)。

長襦袢や長着も買いましたが、クリーニングに出しているので写真はこれだけ。あと久しぶりに屋台で買った食べ物は、お好み焼きの今川焼風みたいなのでした。研究者モードでなかったらもっと食べまくってたけど、荷物もあったのでね。まあいいわよ、他の縁日で食べちゃうもんね。


ところで、この日は16日。後で考えたらアメリカ中部では15日。私が面倒を見ていた老猫の命日でした。22歳まで生きたかわいいわがままっこでした。バッグに描かれている灰色の猫を眺めながら、そういえば、と思い出し、やはり世の中何やら縁というものがあるのかしら、と思いました。他の柄もあってどれにしようか迷っていたらふと「これ!」と決めちゃったんですもの。そんな思いもあってこのバッグはすっかりお気に入りになりそうです。