油絵作品制作過程(日曜集中基礎講座から) | artnakanoのブログ

artnakanoのブログ

中野で絵を描く週に一度のホットタイム。。。

初心者向け日曜集中基礎講座を4月16日に終了した受講者の油絵作品をご紹介します。K.Hさん(男性)、完成までの6週間の制作過程をごらんください。

モチーフはこちら。

 

3月12日(1日目)、初めて油絵具を使います。無理せずに見えた通りに色を使いながらスタートです。溶油はペトロール(揮発性油)を使用しています。

 

3月16日(2日目)、バックが白い布なので、どんな色を塗っていけば良いのか迷います。この段階で乾きの遅い絵の具など下描きには不向きな色を覚え、好きな色をまず塗っていただきます。

 

(2日目)バックの絵の具が乾いてきたので、さらに色を塗り重ねていただきました。溶油にリンシード(乾性油)が加わります。

 

3月26日(3日目)、バックの色がしっかりと乾いたので今度はペインティングナイフでクリーム色を。これで3色が塗り重ねられました。

4月2日(4日目)モチーフ全体を描き込みました。ブルーの布部分の塗りが弱かったので、本と同じ赤を思い切ってナイフで重ねてみます。バックには下に塗った茶色のマチエール(絵の具の凸凹)が現れています。

 

4月9日(5日目)、さらにバックのマチエールを生かすため、最初に塗ったイエローオーカーをナイフで重ねます。これでバックは4色が塗り重ねられたことになります。

 

4月16日(6日目最終日)、バックにはさらに薄く褐色系の絵の具をのせます。これでバックは 5色が塗り重ねられました。

 

(6日目最終日)、モチーフの細部も描き込んでいきます。

 

(6日目最終日)、完成です。

 

バックには6週間その時々のマチエールが見えて画面全体に面白い効果が生まれました。

 

 

ただいま見学者受付中!

あなたも5月から油絵を描いてみませんか?