さて、アオシマさんの雨宮FDを見てみましょう。
古くは、SパッケージVer.Rから歴史は始まります。
現行で出ている雨宮FDにも、この時のパーツの名残があり、
今でも再現できます。
この時は、リアのディフューザーにはエアの巻き込みが無いタイプが使われています。
このキットをベースとしてD1仕様が生まれました。
これが、現在まで続く、アオシマ版雨宮FDのベースのパーツ構成となります。
このキットをベースにして、頭文字Dシリーズのワイドボディ版のFDが生まれます。
ここで新しいリアディフューザーがパーツ化されました。
ただ、このキット、ボンネットの黒い部分にはカーボンデカールが付属しないので、
塗るか、別途、用意する必要があります。
この系譜は、D1のRX-7を再生させました。
頭文字D版のFバンパーを捨てて、リアディフューザーを採用しました。
また、年式に分けていたパッケージを統合して、2つのFバンパーを封入しました。
ワイドボディー版だけでも、結構なパーツが増えています。
そして、ワイドボディー版は、チョット違うパーツを載せて、
頭文字Dシリーズとしてリリースされました。
基本的には、旧来の物と同じ仕様ですが、
そんなに褒められない出来のドライバーフィギュアがセットされました。
アオシマさんのは形は良いのですが、パーツ同士の相がイマイチなところがあります。
また、ボンネットのアウトダクトは、金型の関係でしょうか?
穴抜けしていません。
本気で作る場合、穴あけ必須ですが、中がスカスカになるので、
このキットの特徴的な部分を使ってみるわけです、はい。
アオシマさんのFC3SとFD3Sは、FD3Sのシャーシを共用しています。
また、ロータリーエンジンの再現は、FCキットの一部でしかしていません。
このことから、スカスカに見える部分には、FCの13Bエンジンをスワップして、
「雰囲気を作り込む」という手法も取り入れられます。
個人的には、それなりに手を入れないとなりませんが、
新しいパーツを常に取り入れるアオシマさんの雨宮FDの方が好きですね。
でも、フジミさんのキットでしかラインナップされていないものは、
やっぱり外せません。
個体的にはアオシマ、ラインナップ的にはフジミと言う選択肢が、
雨宮FDのチョイスのポイントでしょうね。