![201301281757](https://farm9.staticflickr.com/8081/8436360869_b665a29d06.jpg)
今宵が「ふたご座流星群」なことを思い出して、一服がてら、宅の屋上に出た。
たてつづけに3つ、星が流れた。
ピークが21時頃だったはずだから、
それに合わせて、山にでも登ればよかった。
最近、そういうことしてねえなあ。
星が流れたとき、道を歩くカップルの笑い声が聞こえた。
きっと彼らは、流れた星のことに気付かなかっただろう。
そして終日パソコンに向かっていた俺も、
数多の流星を見逃してしまったのだろう。
でもなんか、流れ星をこの目で見たかどうかなんてのは、
ほんとどうでもいいように思った。
恋人たちが酔いにまかせて楽しく語らったり、
陰気な男がディスプレイに醜い顔を近接させたり、
そんなぼくらの普通の生活が、
「星の流れる空の下」に営まれているということが、
それがなんだか、妙にいとおしく感じられた。
たいていのことはしょーもないんだけど、
時々、世界がキラッとすることってあるよね。
「まあ、いいか」って気持ちになって、チャラになるような。
まあほんと、たいていのことはしょーもないんだけど。
もうちょい今夜もがんばろう。
それではさようなり。