天空の湖へ〜ヘームクンド編④〜 | すべてはひとつ ~すべてを楽しみ生きること~ アータマケーリエ

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いよいよ、ヘームクンドに向かう朝。

小雨がパラついていたが、絶好の登山日和。

何をもって絶好とするか…。

それは、わたしが〝絶好調〟だからだ。

みんなも楽しみ半分、不安半分といったところだろう。

なんせ1000メートル近い標高を7キロ程の距離で登るのだから。

でも、絶対に大丈夫!

なんてったって確信があるから。

みんなの目的は、この山を登りきり聖地とされる湖を拝むこと。

わたしの目的は〝確かめにいくこと〟だった。

シク教徒に伝わっている話や聖地といわれる逸話ではなく、真実自分自身で感じればわかる。

以前ガンゴートリーからタポヴァンへ登ったときもそうだったように、行かなきゃわからない、真実に出会えないこともある。

結果からいうと、わたしは出会った。

だから、いまこうしてこの旅を記しているのだが、本当に笑える話である。

なにが笑えるって?

もう、この山登り、登山がわたしは大嫌いだったからである。

過去形で書いているけど、進行形でもある。

だって、なにが悲しくてエライとわかっていながら登るのか…。この世界のように〝理解不能〟である。

やめときゃ楽なことを、せっせせっせとやり続ける。

さっぱり意味がわからない。

でも、とにかく自然と会話ができる一体感、自然に導かれている、守られている…この感覚は、タポヴァンに登ったときにとても興奮した。

今回はどうだろう。

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とにかく歩き出した。

みんな自分のペースで歩くように。

頂上までは一本道だし、たくさんのシク教徒が歩いているから大丈夫。

ここは安心して自分自身と向き合いながら、自然と対話しながらおいで。

みんなで頂上で会おう!

そう約束し、みんなそれぞれのペースで登り出した。

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素敵な山々を眺めながら、でも確実に登り一本の厳しい旅のスタートです。