・Ride Share って・・・?! | 日本哭檄節

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還暦を過ぎた人生の落ち零れ爺々の孤独の逃げ場所は、唯一冊の本の中だけ・・・。
そんな読書遍歴の中での感懐を呟く場所にさせて貰って、此処を心友に今日を生きるか・・・⁈

 けのふ(昨日)のNews で、東京23区や武蔵野市、三鷹市などで、

『日本版ライド・シェア事業が始まった・・・!』

と、何か、時代が変わったような得意気な報道をして居たが、これって、正確なEnglishで書くと、

『Ride Share ・・・』

ってことだろう・・・?

 

(画像は、NHK News Web より拝借)

『Share・・・』

とは、昨今『Share House』とか『Share Cycle』なんて言葉も耳に入って来るようなって居るが、判り易く云えば、

『分け合う・・・』

って意味じゃあ無いのかい・・・?!

 

 経済の世界でも、

『市場Share・・・』

なんて言葉が遣われるるが、これも、市場全体での占有率の意味で、

『パイの分け合い・・・』

を謳って居ると想って居たが、浅学なジジイの中学生英語では、これって、そのまま訳せば、

『相乗り・・・』

が一番判り易く聞こえるが、モノは序でで、『ジーニアス英和辞典(=電子辞書版)』を開くと、

『参加・・・、貢献・・・』

などと云う意味にも訳せるようでは有るが、

『乗り参加・・・、乗り貢献・・・』

では、あまりしっくり来ないから、やはり『相乗り』がぴったり嵌ると想うのだが、とすれば、今回、お上が始めたことは、普通免許のドライバーが、

『自家用車をタクシー代わりに遣って、運賃を稼いでも好い・・・!』

と云う意味で、これまできつく取り締まって来た

『白タク(シー)行為・・・』

を推奨するってことだと想うが、これをお得意の横文字に代えての『Ride Share』とは、これ如何に・・・(笑)

 

 まったく・・・、お上って処は、都合の悪い政策は、こうして

『横文字崇拝民族・・・』

の庶民に耳触り快く聴こえる横文字に代えて、然も先進的なことをおっ始めたような得意気な演出をするから、質が悪いわなあ・・・(笑)

 

 ジジイが想うに、これは、深刻になって来た自民党の有力支持母体でも有るタクシー業界の、人手不足を誤魔化す為だけの

『言葉の綾・・・』

で、これまでは、『普通二種免許所持者』に限って居たタクシー運転手を、人手不足に悩み始めた業界の圧力で、これまでは厳禁だった『白タク行為』を、これからは、些かのハードル(=規制)は設けながらも、事実上『一種免許』でも公認する方向へ向かったってことか・・・?

 

 誠・・・、お上って処は、ご都合主義を画に描いたような処だわな・・・(笑)

 

 で・・・、このNewsを嗤いながら観て居てジジイが想い出したのが、もう5年ほど前に渡った中国は『大連』で乗ったタクシーと、先々月(=2月)に往った南米ボリビアのタクシー事情・・・(笑)

 

 大連のタクシーは、さすがに『白タク』は見掛けなかったが、当に

『これぞ、Ride Share(=相乗り)・・・!』

が公然と行われて居て、先客を乗せて居ても、運転手は、途中の道路脇で手を挙げて居る『立待ち客』を見掛けると、直ぐさまその横に車を停めると、窓から行き先を尋ね、方向が一緒なら先客に何の断りも無く、平気で

『乗れ・・・!』

と顎をしゃくって合図するし、その客も、当たり前のように乗って来るから、最初は、

『この人・・・、運転手の識り合いか・・・?!』

と想ったのだが、これが立派なお客さんなのだ・・・(笑)

 

 つまり・・・、運転手は、先客が頼んだ方向へ走りながら、同時に2組か3組(=5人まで)を、方向が一緒なら平気で乗せて走るのだから、実に効率的な稼ぎを得て居る訳で、これには、

『さすがは、商いには強かな中国人・・・!』

と感心させられたが、今回往ったボリビアではもっとワイルドで、『トラック類』を除けば、

『走って居るのは、全部タクシー・・・』

と云うほどの状態で、日本で云うところの『10人乗りハコバン』などは、最早

『個人バス・・・!』

と云っても良いほどギュウギュウ詰めで客を拾って走るし、メインの拡い道路から一筋入ると、もうタクシーが数珠繋ぎの渋滞状態が起きて居て、そんな中を、僅かな隙間を狙って車の鼻先を突っ込んで行くし、後ろからクラクションは鳴るし、怖いのなんのって・・・(笑)

 

 

 ホラ・・・、ジジイの

『El primer amigo de Bolivia(=Bolivia最初の友人)・ミヒャエルさん・・・』

のタクシーも、看板もステッカーも何も貼って無いから、一目見ただけでは自家用車としか見えない

『TOYOTAのCOROLA・・・』

だったぞ・・・(笑)

 

 ただ、しっかりタクシー営業の許可は貰って居るらしく、車内に『TAXI』の磁石式ステッカーは置いては在ったが、ジジイなど、最初から助手席に乗せられての

『中学生英語 VS.スペイン語・・・』

の漫才珍道中を満喫させて貰って・・・(笑)

 

 ジジイが想うに、我がNipponも、この方式を認めれば、

『運転手不足・・・』

と騒ぐことも、少しは緩和するのでは無いのか・・・?

 

 特に、75歳くらいまでのリタイア組に、これを認可制にした『Ride Share』を認めれば、運転好きの元気なジジ様ババ様たちが活気付いて、地方の公共交通インフラの弱体化問題も、一気に解決すると想うがなあ・・・?

 

『何でも横文字・・・』

にしたがるNippon人だが、『Ride Share』とは、そう云うことだと想いますが、違いますかな・・・、外国育ちの岸田殿・・・?!

 

 遣るなら、チマチマ遣らずに、一気に想い切って遣らなきゃあ・・・(笑)

 

 今のタクシー、ハイヤー業界は、相乗り(=Ride Share)を嫌う『お金持ちさん』を顧客にすれば、低年金に足掻く地方の高齢者などには、

『割り勘料金・・・』

で安く遣えて、大いに喜ばれると想うがなあ・・・?!

 

『白タク、大いに大歓迎・・・!』

 

 このジジイも、あと10年ぐらいなら参入しても佳いと想うが、問題は、車を買う金が無えから無理か・・・(汗)

 

 などと云う、アホな駄文に奔ったことを、お詫び申し上げます・・・(謝&拝)