・仁義ある闘いの国へ・・・(汗) | 日本哭檄節

日本哭檄節

還暦を過ぎた人生の落ち零れ爺々の孤独の逃げ場所は、唯一冊の本の中だけ・・・。
そんな読書遍歴の中での感懐を呟く場所にさせて貰って、此処を心友に今日を生きるか・・・⁈

 けのふ(昨日)に続き、

『バカジジイのBolivia 冒険行脚・・・』

の話だが、ここまで間近に迫るに付け、ダンダン膝が震えるような気がしないでも無いジジイは、些かなりとも

『敵(=Boliviaの国情)を識らねば・・・!』

と想い立ち、

『何処かに、ボリビアの旅行記でも無いかいな・・・?!』

とNet(=Amazon)に潜って検索を懸けると、一発で、斯様な著書の『Kindle版』にHit・・・!

 

(画像は、Amazonより拝借)

 

 タイトルの

『ビビりの君が行く・・・』

と云う添え書きには、些か抵抗感が無いでもないが、Kindol版(=安い)と云うのも気に入り、早速ポチって読み始めると、冒頭から、

『こりゃあ・・・、生半可なお国じゃ無いぞ・・・!』

との認識が、ジワジワから確信へ・・・(汗) 

 

 書籍自体が行数も少なく画像もたっぷりだから、然程時間は要し無いし、何よりも、著者(=夫婦)のメイン旅行先は、最初の訪問国ペルーの一大世界遺産、

『マチュピチ観光&トレッキング・・・』

に有ったようなので、ジジイの目的地『Bolivia』では、『ウユニ塩湖』だけが一致するだけだが、ペルーからの到着地は『ラ・パス』だし、ウユニまでの道中もバス移動で一緒だから、大いに参考になるのだが、そこに記された実態は、一言で云えば、

『強盗国家への殴り込み・・・!』

とでも云うべきか・・・(笑)

 

 これは、筆者夫妻がペルーのLimaに着いた時の、空港からバスターミナルまでの経験談だそうだが、奥さんがタクシーの車窓からスマホで風景でも撮ろうと半窓に開けて居たら、ドライバーからもの凄く怒られたと云う・・・?!

 

 理由は、そのスマホを狙って、

『窓を割ってでも、強盗が盗みに殴り掛かって来る・・・!』

と云う、聴いた(=読んだ)だけでも鳥肌が立ちそうなお国柄で、窃盗、スリにボッタクリから集団カツアゲ(=拉致)まで、

『金&モノ目当てなら、危ないことは何でも有り・・・!』

の地域なのだそうで・・・(笑)

 

 これは、世界中の観光客が集まるマチュピチの玄関口の『Lima』での逸話だそうだが、ジジイの往くBoliviaは、ペルーなどより更に極貧な、

『世界最貧国の一つ・・・』

と自慢されるほどのお国だから、お隣ペルーがそうなら、ボリビアなんて、その

『1.5倍か2倍は危ない・・・!』

と想った方が善さそうで、還暦半ばの

『viejo japonés(=日本の老人)・・・』

が、右も左も判らず、独りでウロウロキョロキョロしてたら、直ぐに狙われそうだから、こりゃあ、相当な覚悟が要りそうだわなあ・・・?!

 

 こりゃあ、地元、都城名産の『樫木製木剣』の一本も携えて乗り込まなきゃ、命が危なく為りそうな・・・?!

 

 あれ(=木剣)は、金属でも無いから『持ち込み禁止(=危険物)扱い』はされ無さそうだし、機内持ち込みにしなくても、預け手荷物でも善い訳だし・・・!

 

 因みに、この著者の『こみあげ殿』は、背負うバックパックから小物入れ等のセカンドポーチ類にまで、有りとあらゆる開き口を

『ナンバー式の南京錠とワイヤー・・・』

で結び閉じて行動したとの例を案内してくれて居るが、それほど

『用心が要る処・・・』

ってことが判っただけでも、有難い情報だわなあ・・・!

 

 まあ、何せ・・・、世界有数の超優良逓信企業の『日本郵便』でさえ、

『お預かり出来ません(=配送お断り)・・・』

との御布令を出して居るほどのお国だと云うから、この本の話を、

『チョッとオーバーでは・・・?!』

などとは想わないし、逆に、

『然も有りなん・・・!』

と想った方が間違いは無さそうだが、果て然て、一体どうなることやら・・・(笑)

 

 この本を読んで居て、ふと、もう大昔に流行った『東映』のヤクザ映画、 

『仁義なき戦い・・・』

と云うタイトルを想い出したが、他所の国に旅行に往くのに、お隣の元KGB出身大統領じゃ有るまいし、愚息がお世話になって居る国に向かって、

『仁義なき・・・』

は少し失礼だから、此処は、

『仁義ある闘いの旅・・・!』

とでも銘打つ旅と想って行脚するのが、程佳いところか・・・?!

 

(画像は、video.unext.jp より拝借)

 

 まあ、ジジイより一世代上の先輩方までのように、意気込んでこの大ヒット映画を観た後、男衆全員が、主役の『菅原文太さん』や『小林旭さん』に成り切った気分で、両掌をズボンのポケットに突っ込み、幾分肩を怒らせ気味ムードで街頭を延し歩くような恰好は、このジジイには出来そうも無いが、

『郷に入っては、郷に従え・・・!』

を肝に銘じて、ジジイも、気構えだけは『田中邦衛さん』程度の与太モノ風には振舞った方が善さそうな・・・(笑)

 

 他にも、やたらと野犬(=野良犬)が多くうろつくらしく、人にも歯向かって来るらしく、

『咬まれたら狂犬病の危険性が有る・・・!』

とか、これまたやたらと蚊が多いから防虫スプレーは必携だとか、他にも諸々の予備知識を教えて貰えて、非常に役に立つ

『有難い617円・・・』

では有ったが、だからと云って、今更ビビるジジイでも無く、

『佳い見物に為りそうだわい・・・!』

と想って、逆に、そんな物騒な処なら、尚更

『この眼で視てみたい・・・!』

と想ってしまうところが、このモノ好きジジイの治らぬ病気かなあ・・・(汗)

 

 と云ったような訳で、敵は相当手強そうだが、申請して居た『Nippon国民の証(=Passport)』も、けふ(今日)、無事に更新成ったし、世間が燥ぐ年末年始など、元より全く関係も無いから、この本で仕入れた知識を智慧に変える時間に充てて、年が明けたら、いよいよ本腰を入れて準備に掛からねば・・・!

 

 しかし・・・、こんな物騒な処に単身乗り込んで、『死ぬまでに一回は・・・!』と志した

『ウユニ塩湖の絶景・・・』

にまで、果たして辿り着けるかあ・・・(笑)

 

 などと・・・、けふも、またつまらぬ自己満駄文にお付き合い頂いて居りましたら、お詫び申し上げます・・・(謝&拝)