・識字率のはなし・・・! | 日本哭檄節

日本哭檄節

還暦を過ぎた人生の落ち零れ爺々の孤独の逃げ場所は、唯一冊の本の中だけ・・・。
そんな読書遍歴の中での感懐を呟く場所にさせて貰って、此処を心友に今日を生きるか・・・⁈

 我らが宰相、

『ドヤ顔岸田殿・・・』

が、大燥ぎに燥がれた

『Group of Seven (=G7)のBoss 宴会(=首脳会議)・・・』

も、何とか開催が適う段取りになって、更に張り切っておいでのご様子だが、あんなのは、先に、裏方(=事務レベル)が擦り合わせた出来合い文書を、演劇の台本読み合わせの如く自国の用語で確認し合うだけの話で、謂わば、Boss たちの

『年一回の慰安旅行の宴会・・・』

のような出来レースだから、

『殊更、耳も眼も傾けるには及ばない・・・』

と斜に構えて居るジジイだが、そんな中で、ここ一週間ほど、News で燥いで居た、

『トルコ大統領選挙とタイの下院総選挙・・・』

は、G7サミットNews よりも、数段面白かったような・・・(汗)

 

 否・・・、選挙結果がどうのこうのと宣う立場でも無いのだが、あの

『投票風景・・・』

を観て居て、

『何で・・・、外国の投票用紙って、あんなにデカいのだろう・・・?!』

と、このジジイは、昔から、いつも不思議に想うと云うか怪訝を催すのだが、今回のトルコの大統領選挙の投票用紙を開いて見せて居る有権者の映像を観て居て、今更ながらに、合点がいったと云うか何と云うか・・・(汗)

 

 何と、トルコの大統領選挙の投票用紙には、

『候補者の顔写真・・・』

が印刷して在り、その顔の下の丸印に、チェックを入れるスタイルなって居るのを観て、

『そりゃあ・・・、投票用紙もデカくなるわなあ・・・!』

と頷かざるを得ない・・・(笑)

 

(画像は、ide.go.jpより拝借:2018年時選挙画像)

 

 その昔(=40年以上前)に、僅か3年半ほど奉職したド田舎役所時代、このジジイも、数回の

『選挙投開票事務・・・』

と云うのを遣らされた経験が有るのだが、あの時代は、ド田舎に限らず、まだ幾許かの

『文盲者(=読み書きが出来ない人)・・・』

が居られて、その方が投票に来られた場合、その投票所に居る職員が、必ず2名、

『投票代理者・・・』

の役を務め、その方(=文盲者)の指名される候補者を、一名が代筆して投票用紙に記名し、本人と、もう一人の立会人に見せて確認し合い、それを、依頼者が自らの手で投票箱に投入する方式が採られて居たが、ジジイも、数回、この『代理者役』を務めた経験が有るのだが、つまりは、我がNipponの選挙方式は、

『記名式・・・』

だから、精々はがきと同じ程度の大きさの投票用紙を、中が視えないように二つ折りにするだけだから、TVで観るようなバカデカい投票用紙など、必要無い・・・!

 

 しかし、TVで、各国の選挙投票の様子を観ると、Nipponのような小さな投票用紙で済ませられるお国は、ほとんど見当たらないし、先進国を標榜するAmericaさんだって、A3版二つ折りほどの大きさなのを、何度も観たような気がするのだが、これは、各お国が抱えられる

『国民の文盲(=識字)率&言語(=民族)構成・・・』

に関係して居るのだろうと、推察されるような・・・?

 

 つまり・・・、世界には、未だ、

『自国の公用の字を読め、また書け無い国民が多く居る国・・・』

が、多数在ると云うことだ・・・!

 

 そんなことをふと想ったモノ好きジジイは、早速、便利なNet君に潜って、

世界の識字率ランキング・・・

なるモノを勉強させて貰ってみたのだが・・・(汗)

 

(画像は、top10.sakura.ne.jp より拝借)

 

 上の画では、何が何やらサッパリお判りにならないだろうが、国連のユニセフの関連機関が発表して居る統計では、

『日本の識字率は、99.0%で、世界ランキングの順位は「28位」・・・』

となって居るのだそうで、その一つ上位が、Americaさんだが、驚くのは、

 

≪ ランキングの1位はリヒテンシュタインの100.0%、2位は北朝鮮の100.0%、3位はノルウェーの100.0%です・・・≫

 

と云う統計結果で、何と、お隣の

『北朝鮮さんは、100%・・・』

だそうだし、

『世界の平均識字率は、85.9%・・・』

だそうで、これは、217カ国&地域の中では、丁度150位程度に位置し、ランキングの最下位は、今、内戦が激しく国民を苦しめて居る

『南スーダンの27.0%・・・』

とって居るようだ・・・!

 

 更には、別のサイトを覗くと、世界的には、やはりイスラム圏などでの女性制限(=卑下)扱い等が影響するのか、

『女性の識字率が、男性より若干劣る傾向・・・』

も、否めない数字になって居るような・・・?!

 

 因みに、我がNippon国が、お隣北朝鮮さんに負けて居る(=と云っても僅か1%だが・・・)のは、戦前、戦後生まれ世代が、就学機会を得られないままに、労働力としてだけで大人に成らされてしまったからで、ジジイが経験した選挙での『投票代理人』を務めさせて貰ったのも、そんな世代の方々だったが、それでも、戦後の、

『国民、皆有選挙権制度・・・』(=民主主義[主権在民]とも云う・・・笑)

の中で、自分の文盲を恥じながらも、投票所にわざわざ脚を運ばれ、

『代筆をお願いします・・・!』

と丁寧に頼まれる健気さには、その方々の人生のご苦労と不運が重なって視えて、有難く務めさせて貰ったモノだったが、それに比べれば、昨今の若者層の

『選挙権放棄の多さ・・・』

には、肚が立ってしようが無いわなあ・・・(汗)

 

 あの頃、自分の無学を恥じながらも投票場へ脚を運んで来られた先輩方は、

『自分の一票で、お国や地域が善くなるはずだ・・・?!』

と云う想いを込めて、他人に書いて貰った投票用紙を、まるで拝むようにしながら投票箱へ投じて居られる姿も、皆さんに共通した面影として、今もジジイの頭の片隅に朧げに残って居るが、あんな恥や苦労を強いられながら、このNippon国や地域への未来を託された政治家たちは、その健気さに真摯に向き合って来たのか・・・?!

 

 などと毒吐けば、また先が長くなるから、此処らで指を納めるが、最後に一言だけ云わせて貰えば、あの投票用紙に、自分の名前を書いて貰うことの重さ(=有り難さ)を、先代譲りの地盤を、然も当然の如く受け継ぎ、それに胡坐を掻いてのさばって居る今の『世襲議員たち』は、汗の一粒ほども想っては居るまい・・・?!

 

 あの、然も当然のドヤ顔連中に、

『選挙とは、そんなに甘いモノじゃ無い・・・!』

と云うことを想い識らせないと、この国は、絶対に上向かないぞ・・・!

 

 と云うことで・・・、自分の名前を投票用紙に書いて貰うと云う珍奇な経験と、更に珍奇な、

『自分の名前を、自分で投票用紙に書く・・・!』

と云う、顔が紅くなるほどお恥ずかしい経験をさせて頂いたバカジジイの突飛な駄文を、また最後まで読んで頂いて居りましたら、深く感謝申し上げます・・・(謝&拝)