・高校三年生・・・ | 日本哭檄節

日本哭檄節

還暦を過ぎた人生の落ち零れ爺々の孤独の逃げ場所は、唯一冊の本の中だけ・・・。
そんな読書遍歴の中での感懐を呟く場所にさせて貰って、此処を心友に今日を生きるか・・・⁈

≪ ♪ 赤い夕日が 校舎をそめて ニレの木陰に 弾む声 ああ 高校三年生 ・・・≫
 

 ご存知(=の方が多いはず・・・?)、『舟木一夫さん』が歌った

『高校三年生・・・』

の歌い出しだが、今、この『高校三年生(=18歳)』が、Nippon 中で大注目されて居ると、メディアさんたちや、学校現場が、競って燥いで居るらしい・・・(笑)

 

 序でだから、Wikipedia に訊いてみたら、この曲がリリースされたのは、

『1963[昭和38]年・・・』

だそうだから、ジジイ、6歳の砌(みぎり)であるから、あの学生服姿の舟木さんを鮮明に憶えて居るのも当然の話だが、流行った歌だったよなあ・・・(笑)

 

 昭和38年ってことは、翌年の『東京オリンピック』を前に、我が田舎家に、

『SANYO の白黒テレビジョン・・・』

が鎮座ましました頃だったってことだから、尚更、善く憶えて居るはずだわなあ・・・(笑)

 

 って・・・、そんなジジイの郷愁は、この際、まったく関係無いが、今夕のNHKのNews で報じられた世論調査だと、このような意識調査結果が出ているのだとか・・・⁈

 

 

 はっきり云って、今回のこの

『18歳・成人年齢引き下げ(=民法改正)・・・』

は、全てが、世の中を識らないも程が有るお上(=政治家ども)が、

『若者の機嫌取りのつもり(=御都合主義)・・・』

で目論んだことだ・・・!

 

 最初の動機(=事情)は、減り続ける人口と、投票所に通えない超高齢者が増え続けることを危惧した、与党殿たちの

『有権者(=選挙権)数の確保・・・』

と云う邪(よこしま)な目論見からだった・・・(笑)

 

 ところが、これが引き金になって、

『何で、選挙権だけが18歳なんだい・・・?!』

と云う捻くれ論議が罷り通り始め、結果、お上は、常套句の

『外国の例・・・』

を引き合いに出しての、

『18歳成人引き下げでも、良いのではないか・・・?!』

と云う無責任な議論へと奔り始め、結果、2020年に

『140年ぶりの民放改正が成った・・・』

と云う経緯だが、お上の御都合で、

『強引に、大人にされる18歳・・・』

の現場は、大変だぞー・・・(笑)

 

 お上やメディアは、

『成人扱いの特典(=自由度)・・・』

を、然も得意気に煽るが、これって、実に面白い現象のオンパレードだぞ・・・(笑)

 

 何せ、今や、そのほとんどが

『高校三年生の立場・・・』

に居るはずの彼等には、4月から卒業までの一年間の間に、クラスの中で、日毎に、段々、

『法律的成人の級友・・・』

が増えて行く現象(=混乱)が起き始めるのだ・・・(笑)

 

 これって、無責任に云えば、

『極めて笑える珍現象・・・』

と云えないだろうか・・・(笑)

 

 誠に下世話で極端な想像をすれば、クラス内や学校内で、

『突然夫婦・・・』

なんてのが、お手々繋いで仲良く登校して来たり、学校は違うけど、

『或る日突然、姓が変わる級友・・・』

が現れたりするってことだし、中には、

『つわりで気分が悪いから、休みます・・・!』

と云う生徒や、

『母子手帳を持った女子高校生・・・』

が現れ、それを見せひけらかして自慢したりして・・・(笑)

 

 面白いことに、或る日突然、中学校の時の親友から、

『結婚式の招待状・・・』

なんてのが届いたりして、ご祝儀を、親にオネダリしたり、服を買い揃えさせられたリして・・・(笑)

 

 さすがに、

『保育所完備の高校・・・』

なんてところまでは行かないだろうが、中には、下手したら、

『子持ち(=連れ)卒業式・・・』

なん生徒なんてのも、居ないとは限らないではないか・・・(笑)

 

(画像は、ameblo.jp より拝借)

 

 まあ、それはそれで、無責任な世間は、

『面白い・・・!』

と笑って済ませられるが、当の本人たちや、その親たちの複雑さは、他人事では無いわなあ・・・(笑)

 

 と・・・、此処まで綴って来て、ふと老い耄れ脳を掠めたのだが、この『2歳引き下げ』が、お上の

『隠れた少子化対策・・・』

だとは、さすがにそこまでは想いたくは無いが、案外、それも含まれて居たりして・・・(笑)

 

『法律的に、成人扱いされる・・・!』

と云うのは、

『人間的に、大人に成る・・・!』

と云うのとでは、

『大いに意味が違う・・・!』

と云う教育を怠ったまま、システム(=法律)だけを安易(=勝手)に変えてしまったお上のツケを、今、一番迷惑に想って居るのは、その対象年齢の

『半大人の生徒たち・・・』

を預らせられる学校現場だろうし、タダでさえ忙しい先生たちには、

『まったく、いい迷惑・・・』

だわなあ・・・(笑)

 

 最早、その域(=子育て)の危惧をとっくに過ぎて居るジジイは、

『お上も、面白いことをして見せてくれるわなあ・・・!』

と笑い飛ばしながら眺めて居れば善いだけだが、これから、この域に入る子供を育てなければならない親殿たちは、それに応じた子育て(=躾&教育)を心得て措かなければならないことを、

『おさおさ、怠り無く・・・』

為されませい・・・(笑)

 

 この問題は、これまでのように、学校現場が責任を持たなければならない問題では、無いのですからな・・・(笑)

 

 でも、この時代、我が子が、或る日突然、制服姿で、

『わたし(or 俺)、結婚するからー・・・!』

と宣ったら、通って居る学校(=担任)

『監督不行き届きだー・・・!』

と怒鳴り込んで行く親が、居そうだなあ・・・(笑)

 

 ああ、それにしても、お上も、

『面白い国・・・』

にしてくれるわなあ・・・(笑)

 

 アッ・・・、そうだった・・・!

 

 序での序での余計言だが、冒頭で採り上げた『高校三年生』って曲は、お上(=文化庁)と『日本PTA全国協議会』なる処が定めた

『日本の歌・100選・・・』 (=けのふの『仰げば尊し』もだったが・・・!)

に選ばれて居るのだそうで、これにも驚いた次第・・・(笑&驚)

 

 相変わらずのバカBlog を読んで頂いて居りましたら、御礼申し上げます・・・(謝&拝)