・倒産って・・・ | 日本哭檄節

日本哭檄節

還暦を過ぎた人生の落ち零れ爺々の孤独の逃げ場所は、唯一冊の本の中だけ・・・。
そんな読書遍歴の中での感懐を呟く場所にさせて貰って、此処を心友に今日を生きるか・・・⁈

 いきなり、何とも

『物騒なタイトル・・・』

だが、中身は、そうそうおどろおどろしい話でも悲惨な話でも、無い・・・(汗)

 

 ここ数日、世界を騒がせたに視える

『ウクライナ騒動・・・』

も、どうやら、近々、当のウクライナのゼレンスキー大統領に向かって、喧嘩を吹っ掛けたプーチン氏が、呼び出して

『頭が高い・・・!』

との態度で、『引導(=政権明け渡し)・・・』を申し渡して、一件落着の様相で・・・?

 

 

 結局、ゼレンスキー氏が当て(=頼り)にして居た、

『西側諸国の加勢・・・』

『口とお金くらい・・・』

くらいで、肝心の兵力援助は届かない内に、お開き(=全面制圧=降伏)となる始末のようで・・・⁈

 

 まあ、

『落ち処は、そんなことだろう・・・⁈』

と想って居たジジイとしては、殊の顛末から行くと、ウクライナの国民には非常にお気の毒だとご同情は申し上げるが、それも、

『時世の巡り合わせ・・・』

と申し上げるしか、他に言葉も無いし・・・。

 

 ジジイが、此処からキレイ言を毒吐いても、殊が好転する訳でも無いしなあ・・・(汗)

 

 と云う訳で、最早、気を揉まずに、このところ勤しみ始めた、

『浅田次郎、新近刊五冊斬り(=読書)・・・』

に精出だせて頂くことに、させて頂いて・・・(汗)

 

 

 別に、見せひけらかす訳では無いが、ジジイの部屋の書棚の、

『浅田次郎棚・・・』

の最上段、手前(=実は、前後二冊並び・・・汗)右側から

『三作、五冊・・・』

が、未だ未読だったのだが、その一作目(=大名倒産[上・下])を、此処に買い並べたのは、もう一年近くも前だったのに、昨今、浮気が過ぎて、指遊び(=Blog )に興じ過ぎたり、他の作品に奔ったりして居て、視る度に気は引けて居たのだが、つい最近、更に、最新刊の『母の待つ里』を買い込んでしまったので、

『これは、いかん・・・!』 (=他にも、「積んでる本」が4、50冊以上も在る・・・汗)

と想い、遂にご出座を願って、ここ数日、毎夜、4、50項づつ捲らせて頂いて居るのだが、この

『大名倒産(上・下巻)・・・』

は、今年、あのNHKさんが、更に力を入れ込んで、豪華俳優陣と有名脚本家で創って居る

『鎌倉殿の13人・・・』

が、その後に続く

『武家政治(=幕藩体制)の草創期(=「1192創ろう鎌倉幕府」 )の頃・・・』

の話だとする、そこから、『約670年ほど』を経た

『江戸時代・文久年間(=1862~1864年)の頃・・・』

の話で、謂わば、その

『武家政治(=徳川幕藩体制)の終焉期の頃の話・・・』

である・・・!

 

 因みに、あの『明治維新』は、1868[明治元]に起きるだから、この話は、

『その4、5年前・・・』

と云った方が、早いか・・・(笑)

 

 つまりは、既に、あの江戸幕府を震撼させた

『黒船来航・・・』 (=1853[嘉永6]年)

は、遠の昔に終わってからの、日本国中が、全体に慌ただしい時代の頃の話である・・・(笑)

 

 と、ここ等辺りで、作品の解説は止めて措くのが、

『小説愛読者の心得・・・』

と云うモノだろうが、ジジイが、この自己満Blog を、敢えて綴らせて貰って居るのは、この題名の

『倒産・・・』

と云う熟語の意味が、何とも面白いと云うか想い掛けないことを、著者から教えて貰ったことを、ひけらかしかっただけで・・・(汗)

 

『倒産・・・』と云えば、現代の我々のイメージでは、会社や組織が経営困難に陥り、結果、

『破産(=崩壊)して消滅する・・・!』

と云う印象しか抱かないと想うのだが、この熟語、当初の意味は、

『逆子で産まれて来る赤子・・・』

の意味だったのだそうで・・・(笑)

 

『倒』と云う字の第一義は、

『逆さま・・・』

と云う意味だそうで、これに

『産(=産まれる)・・・』

を着ければ、確かに

『逆さまに産まれる・・・』

と云う意味になる・・・(笑)

 

 ジジイの持つ、日本一の化け物のような漢字辞典である

『字通』 (=白川 静・著;平凡社刊 )

にも、確かに、そう載って居た・・・(汗)

 

 

 まったく、暇にもホドが有るが、こうして確かめるのが、

『漢字好きの快感・・・』

で有って・・・(汗)

 

 白状すれば、この化け物のような漢字辞典を手に入れたのも、著者の浅田次郎氏が、

『これを遣って居る・・・!』

と語って居られたのに、すぐさま反応してしまって、最早廃刊になって居たヤツを、確か、中古で1万2千円ほどを叩いて求めた代物で・・・(笑)

 

 いかん・・・、また余談に走ってしまったが、物語の中身は、自信を持って云うが、時代小説を好まれる方なら、

『間違い無く面白いし、笑える・・・!』

とだけ云って措くが、序でに、浅田ファンとして宣伝させて貰えば、現代小説を好まれる方や、女性の方でも楽しめるのには、このような処も、お薦めであるはずだ・・・(汗&笑)

 

 

 特に、

『プリズンホテル・春夏秋冬・全4巻・・・』

なんて、捧腹絶倒間違い無しだし、

『きんぴか・3巻・・・』

なんて、女性にも、大人気の作品だ・・・(汗)

 

 と云う訳で、まったく、自己満足だけの駄文にお付き合い頂いて居りましたら、心からお詫び申し上げます・・・(謝&拝)