・九重×苦重・・・(3) | 日本哭檄節

日本哭檄節

還暦を過ぎた人生の落ち零れ爺々の孤独の逃げ場所は、唯一冊の本の中だけ・・・。
そんな読書遍歴の中での感懐を呟く場所にさせて貰って、此処を心友に今日を生きるか・・・⁈

『長者原・・・』

の交差点で、腕の時計を確認した時には、

『4時05分・・・』

を指して居た・・・。

 

(長者原の『草モミジ風景』である・・・汗)

 

 オートキャンプ場に予約を入れた時、

『入村は、午後5時までですから・・・!』

と云われて居たが、ジジイの目論見は、キャンプを張るには、

『夕食&明日の朝の食料買い出し・・・』

をしなければならなかったから、あまり余裕の有る時間では無いし、

『秋の陽は、つるべ落とし・・・』

だから、ウカウカはして居られないのだが、この『やまなみハイウェイ』と云う観光専用のような道路沿いには、巷のコンビニのような便利な代物など、もう一山、二山越えた

『次の街(=由布院)・・・』

に行くまで、まったく無いのは経験済みだから、兎に角、この町(=九重町)の中心と思しき

『商店の在る処・・・』

を探さなければならないのだが、これが、また、土地勘に疎い外訪者には、一大問題で・・・(汗&笑)

 

 九重(ここのえ)町の方々には、大変失礼な宣い方だが、

『街らしい街が無い・・・!』

と云っても善いくらいに、行けども行けども、原っぱと山だらけで、その合間合間に、時折、分譲別荘地や小洒落た建物が建って居るだけで、モノを売って居るような場所には、一向に行き当たらないではないか・・・(汗)

 

 時間も無くなる中で、結局、長者原の交差点から10km以上も走った処で、やっと、

『コンビニ風・・・』

を謳った店に行き着き、最早、小走りで店の中へ走り込み、

『食料買込み・・・』

に執り掛ろうと想ったが、此処で、ジジイの頭が、

『おまえ・・・、この時間から大丈夫かい・・・?!』

と忠告して来た・・・(汗)

 

 つまり、5時までにキャンプ村に着いて、それからテントを張ったりして、その後、ご飯を炊いたり添え物(=おかず)を拵えて居る

『余裕があるか・・・⁈』

と云って居るのだ・・・(汗)

 

 云われてみればその通りで、既に、日没時間が迫って居る中で、キャンプの準備をしたり食事の準備をするには、些か無理が有るような・・・?

 

 で、こう云う時は、意地を張らずに、

『もう一人の冷静なジジイ・・・?』

の忠告を素直に認め、その店の総菜コーナーに売れ残って居た

『肉じゃが&炊込みご飯・・・』

を籠に取り、

『明日の朝昼用・・・』

として、オニギリを4個買い、序でに、飲み物類を4本ほど買って、早々、店を飛び出し、一路、キャンプ村へ急がねば、時間が迫って居る・・・(汗)

 

 だが、今度は、このキャンプ村が、これまた10km以上も有る場所に位置して居ると、コンビニ風の店の店主と思しき人が、その往き方を教えてくれて・・・(汗&笑)

 

 朝の寒さにビビッて出立を遅らせ、おまけに、途中で

『阿蘇の大観峰・・・』

などに寄り道はするは、途中で、安物Nikon などを構えたりして居るから、こんな

『大失態・・・』

を仕出かすのだ・・・(汗)

 

 当初は、

『3時頃に着くから、大丈夫・・・!』

などと目論んで居た割には、

『入村門限(=5時)ギリギリ・・・』

に着いて居たのでは、世話は無い・・・(汗)

 

 何とか、その門限ギリギリに間に合ったは善かったが、指示されたテントサイトに連れ合いを停めた時には、既に、周りは薄暗くなり始めて居た・・・(汗)

 

(画像は、九重町公式サイトから拝借)

 

 上の画像の赤い円の場所が、

『オートキャンプゾーン・・・』

で、此処に、

『二日の塒(ねぐら)・・・』

を構えさせて貰う訳で・・・(汗)

 

 既に、薄暗くなったテントサイトに着き、積んで来た道具類を降ろしながら、既に、

『まったく、モノ好きなジジイだなあ・・・!』

と、自分でも呆れる次第で・・・(笑)

 

(つづく・・・)