・外国を識る(香港&台湾)・・・(21) | 日本哭檄節

日本哭檄節

還暦を過ぎた人生の落ち零れ爺々の孤独の逃げ場所は、唯一冊の本の中だけ・・・。
そんな読書遍歴の中での感懐を呟く場所にさせて貰って、此処を心友に今日を生きるか・・・⁈

 さあ・・・、いよいよ残りも少なくなって来たかな・・・(汗)

 

 台湾大学での

『Main Event (=学生との交流会)・・・』

を、無事に終えた

『Nippon 人・若人400人・若人ご一行様・・・』

は、翌日(=出発7日目か・・・?)は、朝から、また

『研修と云う名の台湾観光・・・』

に連れ廻される訳で・・・(笑)

 

 朝、一番に連れて行かれたのは、この台湾島に、遥か昔から住んで居たと云う

『先住民族が暮らす集落・・・』

と云う名の、テーマパークと云うか観光地と云うか・・・?

 

 まあ、Nippon 国内で云うなら、北海道の阿寒湖畔に在る

『アイヌ民族の村(=アイヌコタン)・・・』

とでも云えば善いのか・・・?

 

(画像は、gooニュースより拝借)

 

 正直、ジジイは、こう云う処は、あまり得意(=好き)では無いのだが、連れて行かれる以上、従わない訳には行かない訳で・・・(汗)

 

 何せ、名目は、

『研修・・・』

なのだから・・・(汗&笑)

 

 確か、あの最後の日は、朝は、小雨が降って居た記憶が有るが、そんな中で、バスの駐車場から、些か急ぎ足で、ゾロゾロ蟻の行列のように、受付の建物の中に誘われたご一行様は、正面に舞台が設えられた、

『ドームのような拡い空間・・・』

に連れ入れられ、扇のように拡がったベンチに、前から順に座らされた訳で・・・(笑)

 

 ジジイたちの○班は、最前列から然程離れて居ない

『観るには好位置・・・』

とも云える場所だったのは、間違い無い・・・(笑)

 

 何せ、『400人・ご一行様・・・』が一度に入れたのだから、相当に拡い演舞場だった訳だが、全員が座り終えたと想えてから暫くすると、徐(おもむろ)に、これまで聴いたことが無い音と云うか、中国的とも若干違って聴こえる独特な音楽が鳴り始め、正面中央の舞台の両袖から、数名の民族衣装風の出立ちの男女が出て来て、音楽に合わせて踊り始める・・・。

 

 曲目にして、4、5曲も有ったのだろうか・・・?

 

 時間にしても、まあ30分有るか無いかの時間だったと想うのだが、最後は、それまで出て来て踊って見せてくれた全員が出て来て、賑やかな音楽に合わせて踊り始め、その中の数名が、舞台を降りて来て、通路を通って、座った若人様の中から、幾人かを引っ張り出して、舞台の上へと誘って行く・・・(笑)

 

 舞台に上げられたNippon 人若人様は、そこで、

『一緒に踊れ・・・!』

と云う意味の仕種を、促される訳で・・・(笑)

 

 ところが、この連れ上がらされた

『田舎若人連たち・・・』

は、なかなかその催促に、素直に応じようとしない・・・(笑)

 

 何せ、自薦か他薦かは識らないが、Nippon 全国の田舎から出て来た、

『はにかみ屋さんたち・・・?』 (=多分・・・?)

だから、このような舞台は、誰もが苦手な訳で・・・(笑)

 

 となると、会場は、なかなか盛り上がらないのは、当然だ・・・(笑)

 

 そして、そんな無理に引っ張り出され、戸惑って居る若人くんたちを、気の毒がりながら笑って居たら、ジジイたちの席に近付いて来た

『筋骨隆々・財団職員のYさん・・・』 (=山本と云った・・・笑)

が、有無を云わせないような眼付きで、先ず、兵庫のA君の腕を掴んで立たせ、次に、その隣に座って居たジジイを睨み、眼力だけで、

『おまえも、上がれ・・・!』

と脅して来たではないか・・・(汗)

 

 そこからは、当然、

『芋づる式・・・』

で、我が○班の男たちが全員連れ上げられ、Yさんに、無言の眼力で、

『踊れ・・・!』

と睨まれたのでは、最早、舞台の上で、盛んに嗾(けしか)けて居る先住民の方々の、モノマネ(=踊り)をするしか無い・・・(汗&笑)

 

 実は、この『Yさん・・・』には、我が○班は、前日の、

『台湾大学・スポーツ交流会・・・』

での『応援合戦・・・』の前から、眼を着けられて居た訳で・・・(汗)

 

 殊は、その前々日に起こったのだったと憶えるが、高雄から台北までの航海中の船内研修の時に、我が○班男子は、誰が音頭を執ったかは忘れたが、些か不届きを冒し、揺れる船を理由に、

『船酔いにて、就寝中・・・!』

を決め込み、部屋に籠って雑談に興じて居たところを、運悪しく、そう云う不届きな輩の居ることを見越して、廊下を視廻って居た『Y氏殿・・・』に発見され、強(したた)かにお小言を頂戴して居た訳で、嫌が上にも、この睨み(=脅し)を、跳ね返す資格が無かったと云う次第で・・・(笑)

 

 余談だが、この『Y氏殿・・・』の風貌は、その少し前の頃に、TVで一時隆盛を極めた

『プロレス中継・・・』 (=金曜日・夜8時の定番だった・・・笑)

に出て居た

『山本小鉄氏・・・』

にそっくりだった故に、我々は、密かに

『小鉄・・・!』

とあだ名して居たのだが、その『小鉄・・・』に、見事に仇を返された格好で・・・(笑)

 

 根は、引っ込み思案で臆病なジジイだが、一度、肚を決めれば、後は、怖いモノは無くなる気質(たち)だし、何より、ノリの利く『M&Aコンビ(関西人二人組)・・・』

を擁して居る○班だから、『遣れ・・・!』と云われたら、開き直りは早い・・・(笑)

 

 半ば、ヤケクソ気味に、舞台の上で、現地の方々を視よう視真似で、両手を挙げて、脚を動かせ・・・(笑)

 

(画像は、yonphot.net より拝借)

 

 ジジイらの、

『開き直り踊り・・・』

に、踊らされずに済んだ

『400人弱の若人連・・・』

たちは、肚を抱えて笑いながら、会場は、

『やんやの喝采・・・』

の内に、盛り上がって終わり、現地のダンサーの方々からは、

『謝々・・・、謝々・・・!』

と喜ばれるので、此方も、差し出された手を握り合って、一つ覚えの中国語で、笑いながら、

『謝々・・・、謝々・・・!』

と繰り返して・・・(笑&汗)

 

 終わって舞台を降りたら、

『憎っくき小鉄・・・!』

の野郎が、筋骨隆々の腕を組んで、あざとい顔でほくそ笑んで居た顔も、未だに憶えて居る始末・・・(笑)

 

 と・・・、まったく・・・(汗)

 またまた、バカ話で長くなってしまったので、けふは此処までにさせて貰って、いよいよ

『台湾・最後の半日・・・』

は、明日、綴らせて貰うことにする・・・(謝&拝)