・実況アナウンサー・・・ | 日本哭檄節

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還暦を過ぎた人生の落ち零れ爺々の孤独の逃げ場所は、唯一冊の本の中だけ・・・。
そんな読書遍歴の中での感懐を呟く場所にさせて貰って、此処を心友に今日を生きるか・・・⁈

 今日は、丁度正午から4時過ぎまで、NHK-BS1で、男女の

『全日本剣道選手権・・・』

を中継してくれたが、ジジイには、この実況中継は、毎年、見逃せない

『好物番組・・・』

でも有りまして・・・(汗)

 

(画像は、Wikipedia より拝借)

 

 ただ、これまでは、男女は別々の日に開催されて居た訳で、男子は、例年、

『11月3日(=文化の日; 於・日本武道館・・・)

と云うのが慣例だったのだが、昨年からの、このコロナ禍騒ぎの煽りを喰って、それが開催出来ずに、異例の

『男女・同日開催 (於;長野県・・・)

となったらしい・・・。

 

 否、そんな能書きを垂れるために、綴り始めた訳では無い・・・(汗)

 

 ジジイが綴りたいのは、この放送を視聴して居て、ふと想ったのだが、如何なNHK殿と謂えども、剣道などと云う極めてマイナー(=特殊)な競技の放送なんて、恐らく、一年に、この全日本選手権大会が

『一回だけだろう・・・』

と想われる競技なのに、実況するアナウンサーの方々が、大いに

『経験者的視線と口調・・・』

で実況することへの、驚きと尊敬である・・・。

 

 自らは、お恥ずかしながら剣道の嗜みは全く無いのだが、昔、子育ての頃、我が子四人の何れにも、剣道を

『無理強いさせた横暴親・・・』

は、そのお陰で、都合20年ほどを、眼近に、

『竹刀の凌ぎ合い・・・』

を視させて貰ったから、自惚れて云うなら、

『些か、眼は養って居る・・・(汗)

訳で、それ故、この番組を観ていても、

『実に、面白い・・・!』

と想える訳だが、剣道になど、まったく縁の無い方々から観れば、

『何が何なのか判らない・・・!』

としか云えないし、

『面白くもおかしくも無い番組・・・』

にしかならないのだろう・・・。

 

 そんなジジイから観て居て・・・と云うよりも聴いて居て、この番組を実況して居たアナウンサーのお二人(=男女別々・・・)は、明らかに、

『剣道のご経験者・・・』

で有られると想えるしか無い眼線と口調で実況されるし、出場して来る

『全国の猛者(もさ)連選手たち・・・』

の経歴やエピソードを交えた、解説者の方々との会話でも、相当の取材を重ねた形跡が、到るところに宿されて居るのには、感心するしか無いと云うしか無いような・・・⁈

 

 折しも、その実況中継の後、慌ててチャンネルを変えた

『大相撲・春場所実況中継・・・』

から云っても、スポーツ番組を実況するアナウンサーが、皆、その競技の経験者でなければならないと云う訳では無かろうが、この剣道と云う

『到ってマイナーな競技・・・』

に限って云わせて貰うなら、やはり、

『経験者でなければ、出来ない実況だった・・・!』

としか視えなかったのだが、それからすると、NHKと云う公共放送団体には、実に

『豊富な(=隠れた=面白い)人材・・・』

が居られると感心するし、その一人一人が、我が顔すら映らない

『僅(わず)かな出番・・・』

の為に、実に豊富な研鑽を積んで居られるのだと想うと、その視えない努力に、尊敬と畏敬すら覚えると云うべきか・・・!

 

 News 報道番組や、看板バラエティー番組を持たせて貰える

『ご人気アナウンサー・・・』

の陰で、そう云う

『地味な(=目立たない)アナウンサーさん達・・・』

が、たくさん埋もれて居られることに、改めて感謝した禿ジジイで有るが、して見ると、やはり、

『放送受信料・・・』

は、是非払って頂きたく想う次第・・・(汗)

 

 決して、NHKの廻しモノでは無いことだけは、お断わりして措くが、実況して頂いたアナウンサーのお二人には、くれぐれも

『お疲れさまでした・・・!』

と感謝申し上げさせて貰う・・・(汗)

 

 画像は、今大会での男子優勝者

『松﨑賢士郎選手(=茨城・筑波大・・・)

の雄姿と、

女子優勝者の

『諸岡温子選手 (=東京・中央大・・・)

のお姿である・・・。

(画像は、www.letskendo.com さんより拝借)