久々に上野に来ました。
藝大手前の黒田記念館に上島珈琲店ができていて、雰囲気がちょっと変わっていました。少し訪れないと、町の雰囲気が変わってびっくりするということが都内ではよくある気がします。
さて、今日の目的は素描展。
本来人に見せる目的で描かれたわけではない素描にはいつも心惹かれます。
美術の学校に通っていた時、裸婦クロッキーを幾度となくやりました。限られた時間内にただただ見たものをクロッキー帳に表現していく作業は楽しい課題の一つだったのですが、一向に満足のいく素描が描けなかったことも、素描に私が心惹かれる理由の一つです。
藝大 陳列館にて7/9木まで開催中です。
帰りに都美術で開催中の大英博物館展に立ち寄りました。
世界各地から集められた展示品の中には、インドネシアのボロブドゥール寺院の仏頭もありました。
世界中の歴史的な品々が一堂に集まるすごい展示であるのと同時に、美術品の一部がこうして展示されることによって本来あるべき所になく不完全な状態で今も存在しているものがある現実に、なんだかなあと言う気分になりました。仏頭も、自分の首から下とつながりたいんじゃ…と仏頭の気持ちになってみたりしましたが、あまり考えても意味がないかも知れないので、それ以上考えるのはやめました。
展示は明日28日曜日までです。