初めて立川談志師匠にお会いしたのは29歳の折でしたが、

とても腰が低く、気遣いもなさるお方でしたが

同時に、人を見抜く洞察力というか、鋭い観察眼を持っておられた方でもありました。
また、此方がびっくりする程、音楽の知識も豊富でした。




初めてお会いした折は、お互いにシャイで、間が持たず、談志師匠の御弟子さんが間に入って頂き

漸く会話が始まった記憶があります。

いきなり談志師匠より
「人生のイルミネーションは生と死の狭間にあるんですよ、これは芸にも通じる事ですよ」
と。

立川談志師匠から教わったことで、特に印象に残っている事は
・意識せず変わり者である事
・同調圧力に流されない
・周りの半分に嫌われている人物、かつ嫌われる事を恐れない
(人から好かれよう等と思わない)

才があり、そこに上記三つを満たしていれば必ず世に出てくると。

お会いしてから暫くして、いきなり談志師匠から
「俺をどんどん利用して下さい」
と、仰られて、びっくりした、
と同時に、非常に有り難かった記憶があります。

余談ですが…
参院選の頃から立川談志師匠の長年の友人であって
文壇をいう同じ芸人である石原慎太郎氏の話ですが、

豪快で自由奔放であり、大胆な性格であった弟、
石原裕次郎とは真逆の性格で
マスメディアを通して見るそれとは全く違い、
石原慎太郎氏は、割と線が細く、神経質で生真面目過ぎる方だった
との事です。

逆に言えば、マスメディアという媒体を通して、強く言わなければ、
一般には伝わらない...

という事を、石原慎太郎氏は意識していたのかも知れません。