3月12日 開腹手術で子宮と卵管を摘出しました。

前半は傷病手当と保険の診断書、
後半は結果を書きます。
長いです。

退院したときは元気だったのに、退院後に腹水がジャジャッと出続けること何日だ…?もう生理ないもんね、と楽観視してたのに、ここにきて毎日生理パンツのお世話になるとはなあ。

手術で摘出した病理と、培養検査行きになった臭い腹水の検査結果と、保険会社の診断書を受け取りに病院へ。

出発前にネットバンクを見てみたら、傷病手当が無事に支給されていた。傷病手当は療養〜手術前と手術後〜職場復帰までの2回に分けて申請することになり、今回は療養〜手術前の分になる。

3月28日の夕方に協会けんぽに郵送して、2週間で支給となった。計算式がイマイチ分からないんだよなあ…。明日か週明けにでも職場の労務へ計算書のようなものが届いてるか聞いてみるか。

単純な話、限度額認定証の区分と、傷病手当は日額の3/2で、2つは同じ等級になると思ってたんだが、限度額認定証の区分では低くて(支払う上限が安い)、傷病手当は限度額認定証の区分より高い(日額が多い)ような金額だった。なんで?給与が半年俸制だからか?

限度額認定証が届いたときに、給与とか社会保険料とかを考えると区分がおかしいと思ってはいたので、計算書のようなものが届いていなかったら協会けんぽへ間違えてないか連絡しなきゃだわ。間違えていなかったら私がアホということで。給与も少ないし大した金額じゃないけど、不安要素は消しておきたいし計算方法は知っておいても損ないもんな。

次、保険会社の診断書。私は1つ親が1つ、医療保険に加入していた。癌とかの場合は診断書の原本がそれぞれ必要になるが、ただの手術と入院であれば保険会社によっては診断書はコピーでもOKのところもある。

コピーも、保険会社によってではあるかもだが、加入していた保険会社は両方とも、他の保険会社の診断書であればコピー可だった。病院の診断書だと必要な項目が少ないそうだ。念のため2社とも診断書の原本を取り寄せたが、確かに見た目は違うが項目や内容はほぼ同じだった。

診断書は病院にもよるが、1通5000円くらいかかるものなので、事前に問い合わせてみて、コピー可かどうか確認したほうがよい。また、コピーする際は今後どうなるかも含めて多めにコピーして保管していたほうが安心できる。

あと職場によってだろうけれども、私の会社では交渉したところ、傷病手当の医師の指示と、保険会社の診断書があれば、病院の診断書は提出しなくてよくなった。これ全部まともに書類作成を依頼してたら診断書だけですんごい金額になっちゃうもんな…助かった。

さて、結果だ。

前回はむっちゃ痛いうえに待ち時間3時間オーバーで目の前が白く霞む事態だったけど、今回は予約ということもあり1時間待ちだった。まあ、常識的にまだ待てる範疇だ。

ようやく主治医のM医師と会えて、M医師も今回はしっかり説明するターンだった。

どうですか?とここ数日の体調を伝えていて、まだジャッと腹水が出続けている旨を伝えたのち、内診台へ。

内部はだいぶ綺麗になってきたそうだ。内診台が降りてきたあと立ち上がってそのまま後ろ向きになり、背中の下あたりをエコーで診ていた。腹水の量を確認している模様…このあたりで緊張MAX滝汗

なんか変なことになっていませんよーにー!

検査が終わって服を着ている間にM医師が「やっぱり薬飲まないと痛いですかー?」と声をかけてくる。飲まなきゃ動けないです痛いですー!と返事する私。ってことは医者としてはもう大したことないってことだよな?と思いつつ診察室に移動。

腹水の培養検査の結果はプリントできないらしく手元には来なかったが、ラクトバチルスいわゆる乳酸菌みたいな菌以外にもいろいろな菌が検出されたそうだ。

腹水は色もピンクだったり緑だったりしていたのだが、腹水の色も、激しい臭気も、発熱、嘔吐、激痛は、術後の縫合部付近の炎症によるものだったそうだ。

 前にサブの医師から説明があった癒着防止シートが臭い、ってのは違っていて、癒着防止シートを使った付近が炎症起こしている、ということだった。

縫合部とは、卵巣を縫い付けた骨盤付近と、子宮を取って縫い合わせた膣上部で、この付近の傷が悪さしていて炎症が起きていたそうだ。

膣炎か聞いたところ、膣炎ではなく、単純に術後の炎症だそうで、回復すると徐々に治るものだそうだ。腹水がいつまで続くのか聞くと、2ヶ月くらい出続けるそうで、普通のオリモノになったら治ったと思っていいとのこと。まだまだ生理パンツのお世話になり続けるのね…。

でも背中のエコーでは腹水はだいぶ少なくなってきているようで、腹水も腹部の引きつりや膨らみも徐々に落ち着いていくだろう、とのこと。動いたほうがいいのか聞いたら、動くと出るんだよね?動いたほうがいいわけではないけど動けるなら動いてもいいよ、だそうな。

痛みについて。どんな痛みでどこが痛かった?と聞かれたので、表面上の痛みのほかに何だかわからない激痛が続いて今は鎮痛剤を飲めば動けるレベルの痛みが続いていると伝えた。

何だか分からない痛みは、手術した部分の痛みと炎症の痛みだろうとのことで、ボルタレンとカロナール500は1日3回30日分を処方となった。今まで含めたら2ヶ月ずっとボルタレンとか多くない?こんなに飲んで大丈夫かと聞いたけど、鎮痛剤を飲んで動けるなら飲み続けていいらしい。

入院時から頻繁に続いている下痢は、先生も謎らしく、手術のときの抗生剤はあるかもだし、炎症になっていたからというのもあるけど、下痢するようなことは無いはずなので整腸剤を飲んでみてと処方となった。

さて、摘出した私の子宮と卵管の結果だ。

子宮の大きさは8×5.6×3.8cm、重量80gだった。

大きさと重さは一般的なサイズ。

最大15mm大までの腫瘤性病変が多発性にみられる。組織学的には平滑筋由来の紡錘形細胞の、錯綜配列。核異形や核分裂像はみられない。

何か悪さする細胞ではなく、単純に筋腫がボコボコしていたということだ。異形細胞なし。

focal and mild endometriosisが内膜直下にみられる。内膜を全割して検索したが、腫瘍性病変はみられない。

部分的に軽度の子宮内膜症になっていたようだ。
腺筋症はどうだったんだ?

右卵管 2.8×2.7×2.7cm大の単房性嚢胞がみられる。内容液は漿液性。組織学的には、嚢胞内腔は線毛立方上皮で覆われている。上皮に異形はみられない。paratubal cystの所見。 

卵管嚢腫があり、いわゆる房卵管嚢胞で、子宮内膜症や子宮筋腫の人にはよくみられるものだそうだ。卵管も異形細胞なし。卵管と卵巣がいまだによくわからんなあ…なんで同じように書かれていることが多いんだろか?嚢腫と嚢胞もよくわからんなあ。

no malignancy

悪性腫瘍なし。

というわけで、摘出した部分の全容が分かり、身体の中に影響するものは残っていないことが分かったので、粛々と回復するべく生活するのみである。

だいぶ動けるようになったから、ストレッチとかしつつ歩いてみようかな。まだ花粉がひどいからインドアの水族館とか行ってみよかな。長時間座って作業できるかの訓練もしてみなきゃな。ハーバリウムお試ししてみよかしら。

このまま順調に回復していれば、4月21日から、まずはピークタイムのみ出勤していいか会社と交渉する予定。