中小広告会社ではじめて選考に含まれるグループディスカッションを体験してきました。
「理系の学生、新卒50名採用したい大手自動車部品企業の宣伝法を考えろ」
よく就職本なんかにグループディスカッションでは
しゃべりまくる人よりもここぞって時に冷静な一言が言える人がよい
って書いてある。
私も、あんまり人前でしゃべるほうじゃないし、それを目指そうと思った。
でも、体験してみて、みんなそういうポジションを狙っているように思えた。
みんなが「ここぞ系」を目指すと、必然的にグループの会話が少なくなる。
誰もでしゃばらない、みたいな。
そうなると、流れが作りづらく、発言もしづらい。
「このままじゃグループ全体がヤバイ」
だからあえて、今日は柄にもなくしきってしまった。
誰もまとめる人がいない場合、でしゃばらずに、どう活発な流れを作るかが大事だと思った。
笑ったり気を抜いたりするリラックスモードと、真剣に話し合うしっかり討論モードの切り替えも大事。
いかに有意義な時間にするか。
グループディスカッションの練習でいつも思うけど、
結局最後はどこかで経験したことのあるような企画しか出来上がらない気がする。
個性的なものにはリスクや反発がつきものだから。
私も、「これぞ斬新」って思えるような提案ができない。
なんとなく、「ああいうのあったな」って振り返りながら発言してしまう。
過去のデータを振り返るのも大事だとは思う。
でも、そこから新しい提案ができなければ成長がないと思う。
「発想が斬新で実際に効果がありそうな企画」って自分が思うほど簡単にはできないかもしれない。
思いついても、他者を説得して共感・協力を得ないといけない。
そういう能力(コミュニケーション能力っていうのかな)が、きっと社会人になったらものすごく必要とされるんだろう。
ひとつの企画ができるまでの過程を「めんどい」と思わずに、周りの目を気にしつつも大胆に進めていけるとしたら、その原動力は「情熱」かもしれない。
コミュニケーション能力は、高められるものだと思う。
だけど情熱はどうだろう。
こう考えると、「自分のやりたいことを仕事にする」ことは良質な仕事を続けて行く上で最重要だと思う。