みんなの気持ちも考えたらどうなんだ。

みんなって誰?君の事?

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みんなの気持ち、とは何だろう。大多数の、という事だろうか。
確かに、ケースによれば気持ちや思考が大多数、一方に傾く事、というのもあるだろう。

けれど、議論の場でそんな言葉を持ち出す人間は、疑った方が良い。
みんなではない、自分の気持ちをわかってほしいだけだ。

そもそも、そのみんなの気持ち、というのも大多数である事は、非常にまれだろう。
また、大多数である事と、正しいかどうか、はイコールではない。

そして、どれほど条件が揃っていて、大多数の気持ち(というものがあるとして)を十分に代弁していたとしても、相手が、自分の(少数派の)気持ちを、本当に理解する事は無い、と思った方がいい。

コミュニケーションとは、相手の気持ちを聞く、というのはそれくらい難しい。ほとんどは、そこまで行かない。自分の意見を通したいだけだ。

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遅くなりましたが、ハッピー圏外『音無村のソラに鐘が鳴る』の公演も終わりました。
観に来てくださった皆様、関係者各位、ありがとうございました。

それとは別に、先日、音楽劇『八十五歳の女の子』を観劇させていただいた。
もともと、3月に予定されていた舞台で、地震の影響で中止となっていた。
それが、日程と劇場、一部キャストを変え、復活公演。
自分が出る筈だった舞台を観客として観る、というのはなかなかに複雑な気持ちですが、有意義な経験。

改めて時間をおいて、観客としてみると、愛着もあるけれど、だいぶ作品が俯瞰で観る事が出来るような気がする。良いところと、悪いところ、好きなところ、嫌いなところ、色々わかって面白い。

みなさん、お疲れさまです。