12月31日

 今日は大晦日ですね。1月から11月までの晦日の大親分といったところか。
 この時期には、紅白などの特別番組が多く放送される(テレビの話ですよ)。番組が退屈だ、という声をよく聴くけれど、番組のクオリティは、1年中そう変わっていないと感じる。良い意味ではない。テレビが与えてくれる快楽なんてたかがが知れているのでは?確かに、生中継が多くなるという点では確かにクオリティは下がっている。生中継であることのメリットは、視聴者側にはない。音楽番組だって、テレビで聞くくらいなら、CDやMP3など、それぞれ発売されているメディアで聞いたほうが、質が高いはずだ。多くの生中継のリポータは時間がないをくりかえしているし。そのライブ感がいいのだよ、という方もいるかもしれないけれど、それで得だなと感じることが出来るのは、その場にいる人だけだ。そのイミテーションなら、録画でも作れるし、もっと質の高いライブ感が得られるだろう。
 だったら、テレビを観るよりも映画や舞台を観にいったほうば有意義かな、とは思うけれど、それは自分で決めることなので好きにすればいいと思う。映画や舞台に退屈なものがない、という意味ではない。たくさんある、むしろテレビで得られる退屈さよりも、さらに退屈なものがたくさんある。ただし、テレビで得られる興奮よりも、より興奮できるものがあると思う、とだけ言っておこう。
 最後に、退屈という感覚はそれなりに有意義だし、僕は好きだ。もちろん、テレビ番組が好きだということではない。