12月22日

 明日は、老人ホームの慰問の仕事があるので(僕は芝居をする、)その稽古と準備。といっても、準備はほとんどないけれど。道具は使わないし、衣装も普段着の二人芝居だ。本当は、去年にも同じ仕事があったのだけれど、その時は急遽施設側の都合でなくなった。だから、今回は、楽しみだし不安だ。不安さえ楽しみの一部だし、楽しみさえ不安の一部、という事か。
 この、どうなるか予測がつかないという不安はしばしば、楽しみに転化される。反対にどうなるか分かってしまったら楽しみにならない、に転化されると言う事も出来るだろう。何が起きるのか、何かが起こりそうな、そう言った不確定要素が不安だったり、楽しみだったりの源だ。夜中に散歩をするのが好きだという人もいれば、夜外を出歩くのは怖い、という人もいる。つまり、予測の時点で、ファンタジィかホラーか、という違いだ。まあ、予測の時点ではホラーの方が安全かなとは思う。その、間をフラフラする危うさが好きだし、そうのせいで感じる高揚が感じさせる錯覚だとも言える。