今日は敗戦の日ですね!
昼の式典で安倍首相が挨拶しているのを生中継で見ましたが、
「いま仰ることは『戦後レジームからの脱却』と相容れるのかい?」なんて思いましたね。
まぁ、公人としての発言ということで、一政治家としての信条とは別なのかな。
さてさて、今晩はNHK『日本の、これから』で憲法9条を扱うそうですね。
残念ながら打合せで出かけちゃうんで、ひとまず録画予約してみましたよ。
あと、意見を募集していたんで送ってみました。
紹介されたら面白いッスね(笑)
以下、全文です。冒頭の宣伝部分は確実にカットされますね。ヘヘ
昨年、『憲法9条の逆襲!』(発行:アメーバブックス/発売:幻冬舎)という本を著しました。
その第4章で、ある疑問について2人の元自衛官と意見交換をしました。
「もし憲法9条を変えて自衛隊を『自衛軍』にするのならば(あるいは自衛隊法を変えて常に海外出動できる隊とするならば)、いったん全隊員が除隊となって再度『軍隊に入る』という手続きをする必要があるのではないか」
お二人はこの意見に同意しつつも、こうした見解を示してくれました。
「でも軍隊になったら何人残るでしょうかね」
「今度もし憲法が変わって、自衛隊から自衛軍になるとしたら、そのとき政府は隊員に再宣誓させるかといったら……。やらない可能性は高いですよ」
つまりお二人とも、専守防衛の自衛隊が普通に海外出動する組織にシレッと変わるだろうと予見していたのです。
そして事実、憲法改定を待たずして自衛隊の海外出動は本来任務化されましたね。http://www.clearing.mod.go.jp/hakusho_data/2007/2007/html/j23c5000.html
PKO活動への参加まで闇雲に否定するつもりはありませんが、しかし、防衛庁が防衛省となり、自衛隊法が改正され、日本を普通の国とする先に何が待っているのか。
これらは集団的自衛権の行使に道を拓くものになるのではないかな、と。
不安を抱いています。
たとえばアメリカでさえイラク戦争の大義が疑問視されている一方、日本の国会ではどうでしょう? その戦争を支持したことの正否について、落とし前を付けているでしょうか?
何となく現状に引っ張られるのではなく、地に足をつけて、責任ある9条論議をしたいと思います。
そのうえで国民一人一人が意見を確立していけると、民主的な国として進歩するのではないでしょうか。国際社会でも一目置かれるためにも、面倒かもしれないけれども、敢えてそうしたプロセスを経たいと思うのです。