世界エイズデーに | 路上から眺める平和なような日常

路上から眺める平和なような日常

拙著『憲法9条の逆襲!』連動ブログから衣替えしました。
たまー・・・に更新します。きっと。

同盟国アメリカの起こす戦争に参加するべきだという人には、「どうぞ行ってらっしゃい」と言いたいのが正直なところである。ただ残念ながら、その人も僕も日本にいる限りは同じ憲法のもとで生きていかなければならない。だから、どこか落とし所を見出す必要があるだろう。

これは『憲法9条の逆襲!』のP.84に書いたことなんですが、
何というか、僕は《正義》より《相互理解》が大事だと思っているんです。

日本国憲法の第9条を擁護するっていうのは、
これ、あくまでも目的ではなくて手段なんですね。

9条さえ堅持できりゃオッケーじゃない。守るのは条文じゃない。
平和を阻害するものは幾つかありますが、
少なくとも戦争なんてものにだけは参加したくないんで、
そのためにどうすればいいか。

と、考えているんです。

その観点から言うとですよ。

9条の第1項はこんな出だしですが、、、

「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し」

これ、個人的には「正義と秩序」というより「相互理解と友愛」の方がしっくりくるかもしれない。


そこでまず護憲だの改憲だのと反目するよりも、
平和に暮らすために、じゃあどうしようか一緒に考えて行動しようじゃねえかと。

そういった思いが第6章「改憲論者と語りあう」にも通じているんですね。

異論や反論に聞く耳持てずして、戦争を回避できるのかと。


いろんな人種がいて、
いろんな意見があって、
いろんな事情があって
いろんな趣向もある。

まー気に入らなきゃブッ飛ばしたりブッ飛ばされたりすることもあるだろうけど(笑)、
少なくともドッチかが抹殺されなきゃいけない理由になんかならないでしょ。

そのへんの意識は『ホテル・ルワンダ』なんか観ると共有できるんじゃないかな。
“フツ・パワー”とか言って他の民族をゴキブリ呼ばわりしながらナタでブッ殺すんだぜ!
マジで狂ってると思うんだけど、笑えないよね日本人も、
やれ反日だの反中だの嫌韓だの、
国内でも護憲だの改憲だのラベルにこだわって傷つけ合ってんじゃん。


アイデンティティーを守るためなのか、何なのか。
おそらく本能的な行為なんだと思うけど、
自分はそういう本能には逆らい続けていたいなと。


Living Together宣言ってご存知ですか?


わたしたちはこの世界にHIV/エイズがあることを知っています。それがさまざまな困難を与えるということ、しかしその困難は乗り越えられることも知っています。そしてHIV/エイズはどこか遠い国ではなく、日々の生活の中にあります。

わたしたちはすでに、HIVというウイルス、エイズという感染症の流行が広く世界に存在する社会に生きていること、HIV陽性者であるかどうかにかかわりなく、同じ困難と同じ希望を共有して生活していることを確認し、ここにHIV/エイズの時代をともに生きる「Living Together」の意志を宣言します。 (以上転載)


というものです。

HIVだのエイズだのと言っても、
自分自身は特にゲイって訳じゃないし(彼女と仲良くやってますヨ)、
思い当たる節じゃなくて思うところあって検査してみたところ、、、
いまのところ感染もなし。
そんなオマエにエイズ問題をどうこう出来るのかと問われれば、正直ノーアイデアです。

が、まずは壁を超える一歩をね。


オレもHIV/エイズの時代をともに生きる「Living Together」の意志を宣言します。



さて、じゃあ署名しよっと。