久々の更新です。
このところ、いろいろ考えさせられるニュースが目白押しですね。
国内だけでもイジメやらヤラセで頭抱えちゃう感じですが、、、、
本ブログに関連するところでもドカドカ挙げられます。
核保有論議の必要性について「そりゃ議論することも必要かも知れないが」と思いつつ、その先に坊ちゃんセンセイ方がどんな意図がお持ちなのかと心配してみたり。
サダム・フセインに死刑判決というニュースからは、そのなんとも胡散臭い展開から「東京裁判もこんなだったのかねぇ」とも感じてみたり。
でもその判決を受けてアメリカの世論が「やっぱりイラク戦争は正しかった!」なんて方向に流れなかったことを中間選挙で確認できてみたり。「気づくの遅ェよ! 何人死んだよ!?」という憤りや虚しさもありますけど、少しだけホッとしました。
……そう!
選挙ってのは民意を示す最強のチャンスなんですよね。
だから僕はこれを棄権する人は民主社会を否定するものと見なしています。
どんなエライ人でもキレイな人でも投票行動をしないのなら、心のどっかで軽蔑してしまう。
6年ほど前かな。
選挙の最中に「無党派層は家で寝ててくれりゃいい」なんて発言を当時の首相がブチかましたことがあったでしょ。
それでも当時の彼女が棄権したと聞いて、ひどくガッカリしたことを覚えています。
「オマエさー、あんな馬鹿にされて悔しくねえのかよ(泣)」って。
本書でインタビューした沖縄のDUTY FREE SHOPP.=知花竜海さんも、
そのあたりのことをブログに書いておられます。
(最後にブルーハーツのそのフレーズで締めるとは、しみるな…)
反基地か、経済振興か。
・・・・・なんて単純なものではありません。難しい選択でしょう。
それでも僕はこの選挙、非常に高い投票率であって欲しい。
誰を選べばいいのか。
正解は誰にもわかりません。
でも投票行動によって、自分たちの島をどうにかしたいんだという意思は示すことができます。どうしても誰も選べないなら、白票でもいい。白票がすごい数になれば、それはそれで大きなメッセージになる訳ですから。
でも今回は仲井真弘多さん=自民、公明推薦=か、
あるいは糸数慶子さん=社民、社大、共産、民主、自由連合、新党日本、国民新党推薦、そうぞう支持=か。
いずれかの候補が知事に選ばれるのでしょうね(本当は他にも候補はいらっしゃるんですけど)。
二候補とも《日米地位協定の抜本的な見直し》を基本政策に挙げていますが、政府との距離感は違っているようです。
果たして、沖縄の選択は?
第2の基地県・神奈川に生まれ育った僕も大いに注目しています。
なんていうのかな、これは正義感だとか理想論じゃないんだな……。
たとえば先日も沖縄にパトリオットミサイルが配備されるとき、
それを阻止しようという動きがあったのですが、
「こういう心ない人たちが沖縄で勝手な行動を展開」
と表現したジャーナリストの方がいらっしゃいました。
僕、こうした見方に違和感を覚えるんですね。
繰り返しますが、正義感などではありません。
ただ「果たして自分の住む街にそれが置かれたらどうなのヨ」と自問したとき、
やっぱり正直「嫌だな」「怖いな」というのが本音なんです。
それを沖縄に押しつけたままで何の疑問も持たないでいると、
言い換えると捨て石にされる悔しさについて鈍感でいると、
僕ら日本ごと米国からイイように利用されるだけなんじゃないかって思うんですね。
沖縄と日本、日本とアメリカ合衆国。
強者?はアメとムチをどう使い分けるか、弱者?それをどこまで受け容れるのが妥当なのか。
もう少し上手い具合にギブ&テイクの関係を築くことはできないものか?
あるいは何か第三の道みたいなものも見出しうるのか……。
そうしたことを考えながら、
11月19日(日)投開票の沖縄県知事選挙がどうなるか見届けるつもりです。
沖縄県知事選挙に関するニュースはコチラにて。