ぶらぶら散歩(2006年1月25日、昼) | ナマステー! *アーティチョークのインド見聞録*

ぶらぶら散歩(2006年1月25日、昼)

夫と二人でホテルの外へ散歩に出た。すでに昼近くで日向は暑いので、通りに沿って日陰を選びながらぶらぶらと歩く。


インドへ来てからずっと不思議に思っていたことだが、道で出会うのは圧倒的に若い男性が多い。で、男たちはきまって屋台にたむろしていたり、道端で何をするわけでもなくただ暇そうにしているのだ。こういった、ちょっとした商店があって屋台もでているような通りがインド庶民の社交場としての機能を果たしているであろうことは想像がつくし、インドは人口が多いので暇そうな若い男性が目に付くのかとも思ったが、それにしても若い女性の姿を全くといっていいほど見かけない。インドの若い女性たちは、外出というものをしないのだろうか?そういえば、若い男性同士というのはよく見かけたものの、恋人同士は見かけないように思ったのだが、この国の男女交際というのは一体どのようになっているのだろうか?まあ、しかし、日本人のおばさんがインドにおける恋愛事情についてこれ以上心配してもしかたがないので、やめておくことにしよう。

一軒の簡易食堂で高校生が食事をしているのに出会った。店の主に「写真をとってもいいか?」と尋ねると、首を横に振ったので一瞬だめなのかと思ったが、インドではこれが肯定のしぐさだということをすぐに思い出した。う~む、ややこしい(笑)
食事中の男の子たちに近寄り、「こんにちは。あなたたちは高校生?」と訊くと「イエス、マダム。」ときた。「お昼ごはんを食べているの?」と訊くと、返事はまたもや「イエス、マダム。」で、さすがはイギリス仕込みである。はきはきとした受け答えだけでなく、彼等の態度が目上の人に対するそれになっていて実に礼儀正しいのだ。だらだらした態度、乱れた言葉遣いの日本の高校生とはえらい違いである。
「写真を撮らせてもらってもいい?」と言ったとき、隅っこのほうでモジモジしている少年に気がついた。「ほら、君も入んなさい。」と言うと、少年は嬉しそうにものすごい勢いでピューッと走ってきた。この少年は簡易食堂の主の息子らしいが、よほど一緒に写りたかったのだろう。とびきりの笑顔もステキだが、腰に手をあてたポーズがちょっと生意気でキマッテルね!

ランチタイム  インドには美少年が多いのだ