冬のひととき | Arthur C. Clarkeを敬愛する しがない男のブログ
寒さが続くこの村
外は裏山から吹きおろす風で
雪煙が舞っている。
村人達は囲炉裏を囲んで暖を取って過ごしていた。
「今日も吹き荒れて山に行けないのう」
「そうじゃの、囲炉裏の薪も切れそうだ」
「食べ物も心もとない」
などと
吹き荒れる風の音を聞きながら話しておった
明くる日
朝から日差しが差し込みたい
風も収まっていた
村人達はこの日を待っていたとばかりに
こぞって山に猟や柴狩に向かった
鹿にウサギを持ち帰る村人
薪を背中に山ほど抱えて戻ってきた
村人達は集まって
みんなで分けあった
その日の夜は
各家から笑い声が聞こえてきた
冬の嵐の合間の団らん
厳冬のひとときである
しかし
(続く)
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