スマートロックのお話 | 鍵屋さんの日記

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今から21年前の2003年、美和ロックよりキーを持っているだけで施解錠できる画期的なシステム、『スマートキー』が発売された。


MIWA  SKD-101型


カギを使わなくても近寄るか近づいてボタンを押すだけで解錠する画期的なシステム!


2000年に国産車で初めてスマートキーシステムがトヨタのセルシオに搭載された。


この技術をトヨタと共同で住宅用に開発されたのが美和ロックのスマートキーシステムです。


この頃まだスマホはありません。


なのでスマートキーは車と同じ意味のスマートなんですね。


この商品は2019年に廃盤となりましたが、昔修理に伺って見たことがありますが、部品がデカいな!と思ったのを覚えている。


ちょうどその頃の2000年代前半はピッキングによる侵入犯罪が多くなってきて、各社で色んな防犯性の高い商品が販売されてました。


主にリモコンキーやタグ型、暗証番号型など。


外国製の商品が多かったかな。


その次にあったのが指紋認証やカードキー。


ただこの頃の指紋認証はCPUの性能も低いので解錠までの時間が長い。


今なら瞬時だが解錠するまで3秒位かかかる物もあったりする。 


なのでカードキーや暗証番号が暫くの間は主流になる。


しかし、2015年位になると徐々にモノとインターネットの融合、IoTの波がやってくる。


そしてついに錠前業界にもやってきた


今までは錠前の商品は、主にロックメーカーかダイキャストメーカーから発売される。


しかし依存の錠前のサムターンに回転する部品を装着してスマホのアプリで制御するというもので、主なのはスマホアプリ。


これはIT業界の得意分野。


特徴としては、ほとんどの錠前に対鍵屋さんに依頼しなくても自分で取り付けられる点だウインク


IoTじゃなくても音楽プレイヤー、書籍、カメラ、ゲーム機、お財布あらゆる物がスマホに置き換わってきたしね。


なんとも今らしいニコニコ


ただ、SKD-101の流れを汲む、スマホが無くてもハンズフリーによる施解錠機能があり、かつ既存の錠前に後付電池式の商品は今のところ、美和ロックのDTRSシリーズ位しか思い当たらない。


車のスマートキー大手はデンソーやアルファ。


アルファのedロックplusにパッシブキー機能を付けたら面白いと思うんだけどなチュー




DTRS Ⅲ smartは、交換できる錠前が限られているが、

実は戸建のレディメイドタイプでもTEタイプに変更出来れば交換可能な物もあったりする。

(自己責任でね)