本質的な値打ち:セイコーの隆盛と没落に見る夫婦のありかた | ラブ夫婦コーチング・岡田好弘オフィシャルブログ

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昨年、ネットニュースで話題になっていたのがこのバイク

アメリカのカスタムバイクコンクールに日本人が入賞したのです。

下の写真は2位3位受賞者との記念撮影のようですが



優勝者の造形完成度のレベルが2位以下とぜんぜん違う! ( ̄□ ̄;)!!

その他の2台は確かにかっこいいカスタムバイクですが

優勝者のはまさに芸術

これを見て

ひとつのことを心配してしまいました

この分なら


来年も日本人が優勝してしまう
 ↓
それが数年続く
 ↓
主催者がそれに嫌気がさして
 ↓
コンクールそのものを閉鎖
 ↓
という事態が起こってしまう。( ̄□ ̄;)!!

んなあほな!パンチ!

と突っ込みを入れたくなるかもしれませんが

それは今から40年以上前に現実に起こったことです。

1968年まで 毎年ジュネーブとグリニッジで世界の時計の精度を競うコンクールが開催されていました。

詳細はこちら
http://isozakitokeiblog.mods.jp/blog/2007/01/post_71.html  

それに出場した精工舎(現セイコー)は果敢な努力の末 連勝するようになってしまい

1968年には1位から7位までを独占してしまったのでした。

その輝かしい戦歴1968年で終わってしまいました。

なぜなら、

コンクールそのものがなくなってしまったからです。

理由は、日本のメーカーが勝てばかりでは面白くなかったからです。

私は日本の技術者を誇らしく思うと共に、この出来事は目指すものが間違っていたのであるなら、長い目で見たときにそれは勝利ではないことの象徴的な出来事なのです。

時計の精度で世界の頂点を極めたセイコーは

その後、最新技術であったクオーツ時計の商品化に成功し

世界中に時計を売りまくって精度、技術、シェア共に世界トップの企業になったのでした。

めでたし、めでたし

・・・・・ これで終われば

プロジェクトXばりの日本の技術者の美談なのですが

話はそれで終わりません。

これには悲しい結末があるのです。

多分世界のすべての人が、セイコーを世界一の時計メーカーと認める日はもう来ないでしょう。

クオーツで高精度を手にしたセイコーは、機械式時計をほとんどやめてしまい

機械式時計、高級高精度時計の開発がおろそかになってしまい

技術者を育てることもしなくなってしまいました。

その後、世界中の多くのメーカーが安価でクオーツ時計を作り出すと

それはもはやセイコーの独断場ではなくなってしまいました。

今日、1年に1秒も狂わない電波式腕時計が1万円以内で買えてしまいます。

私は電波時計を思う時に心が痛みます。

それは、日本の「焦点のぼけ」と滑落を象徴しているからです。

日本が滑落している間に、かって倒産の危機にあったスイスの高級腕時計メーカーは

さらなるオリジナリティー、ブランド力、デザインを追及して、高級腕時計の地位を確固たるものとしてしまいました。

腕時計にとって、確かにより高精度を目指すことは命題でしたが

それがすべてではありませんでした。

今日、この世の価値観では

個人が身に着けるものの中でステータスをあらわすためのもっとも基本的かつ代表的な小物は腕時計です。

セイコーは世界一の最高級ブランドになりえるポテンシャルを持ちながら、そうなれなかったのです。

今日でもグランドセイコーは世界一流の技術が凝縮された高級腕時計ですが、日本人はともかく、海外では一部の値打ちのわかる人だけのものとなってしまっているのです。

初代グランド・セイコー


 さて、このように

目標を誤ったために、成功したのにかかわらず有終の美を飾れないということは多くの人の人生で見られることです。

そんな勘違いが生じる代表的な出来事は結婚かもしれません。

仕事に打ち込む男性は、それが現実逃避や、家族と時間を過ごしたくないからであったりといった間違った動機によって動かされる場合もあるでしょうが

純粋に家族のためを思って、仕事にがんばっているかたがたも大勢います。

それはすばらしいことですが

でも、それだけでは十分ではありません。

幸せに暮らすためにお金は必要ですが、それが絶対条件ではありません。

幸せを得るためにお金を稼いでいたのに

お金を得んが為に家族を犠牲にして働いて、家族が崩壊し、幸せを失っては元も子もありません。

ですから、自分が本当に求めるべきものはいったい何なのか

きちんと狙いを定めましょう。


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