おはようございます、アルテナです。

 

 

 

済州島トークショーの話の続きです。

裏話から書いてます爆  笑

 

 

 

 

二日目の朝は、船で牛島に向かいました。

 

済州島の定番観光地の一つです。

風光明媚な小さな島。

昔、牛が多かったから牛島とよばれたと聞きました。

 

 

 

 

 

本の著者の尹達世先生のお父さんが牛島出身なのです。

 

 

 

 

 

安先生と協力してこの牛島のトークショーの準備をしてくださったのが

著者の御親族に当たられる尹先生でした。

 

 

 

 

トークショーを成功させる為に

裏で東奔西走してくださいました。

 

 

 

 

先日尹先生から編集済みの動画と一緒に届いた

メール文の日本語訳です。

 

 

 

  えみこさん

 

 何度も繰り返すけれど、

 ありがたいという言葉を繰り返すしかないです。

   

 牛島でのブックコンサートだけではなく、

 済州市。西帰浦市でも聞きましたが、

 えみこさんの強い決心が無かったら

「400年の長い道」は韓国で生まれる事も出来ませんでした。

      

 どんな良い意図をもって著者がこの本を書いたとしても

 翻訳によってこの本が美しく表現されてなかったら

 読者はその意図をくみ取る事ができません。

 

 だから、えみこさんの翻訳が重要で

えみこさんが感じた「400年の長い道」の価値が、

 私達読者にも共感されているのではないかと思います。

 

     この期間ご苦労様でした。

 「400年の長い道」が多くの方に読まれる事を願います。

 

  感謝します。

 

 

 

 

 

尹先生って一体?と思うよね。

 

 

尹先生にとって著者は叔父さんに当たります。

韓国だとチャグンアボジ、小さいお父さんです。

私も今回初めてお目に掛かかりました。

 

 

 

 

 

韓国ってのは、肉親の繋がりが強い国で、

何かあった時に家族総出で助ける

という伝統があります。

(現在廃れまくっていますが爆  笑

 

この国の古き良き習慣だと思います。

特に済州島はそれがさらに濃いと。

 

 

 

 

 

 

今回私が「喋るだけ」で良かったのは、

この尹先生が裏で助けてくださったからです。

尹先生がいなかったら

こんなに楽にあちこち回れなかったはずです。

撮影他細かな手配を全部やってくださいました。

 

 

 

 

 

 

このフライヤーをでっかくプリントアウトして

 

 

 

 

 

ホテルのロビーに貼ってくれたり

 

 

牛島行きフェリーのチケット売り場に

張り付けてくれたのも尹先生でした。

 

 

 

 


 

 

「400年の長い道」という本が、まだ出版後一か月なのに、

何でこんな急展開になってるのか、びっくり

というのが私もはてなマークだったのですが

今回その理由が分かりました。

 

 

 

 

 

 

この本を韓国語にしたい、と

ずっと思っていた人が

私達夫婦の他にも、いらしたということです。

 

 

 

今回その方々と出会えたから、

こんな風に一気に物事が進んだのです。

 

 

 

ずっとこの本を待ってた人

がいたのです。

それが安先生と尹先生だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

2017年辺りのことだったそうです。

日本の著者のご家族とソウルの尹先生が久しぶりに会った時

(親戚同士だから)

ソウルの尹先生は「400年の長い道」の原書を手にしました。

モチロン日本語です。

著者は既に亡くなってます。

 

 

 

 

 

 

御自分は日本語読めないので

先輩である安先生にその本を見せました。

安先生は外国語が流暢だからと。

 

 

 

 

↓この写真の右の方が安先生。

 

 

 

安先生は

この本の内容を読めるだけの日本語能力はなかったそうですが

目次を読んで

 

「これは韓国で翻訳されないといけない」

「ここに書いてある事は、

韓国の教科書に載ってもいい内容だ」飛び出すハート

とその場で尹先生に仰ったという。

 

 

 

 

かといって翻訳する人も出版社も

見つけられずにそのままに。笑い泣き

 

 

 

 

 

尹先生も独自に翻訳者を探したそうですが

訳す韓国人に出会えなかったと。笑い泣き

はい、それが2017年の事です。

 

 

 

安先生にも尹先生にもその時から

この本を韓国語で出版したい

という気持ちがあったわけです。おねがい

 

 

 

 

 

だって本に書かれてるの朝鮮人の事だものね。

そりゃそうーだ!と思うよ。おねがい

 

 

 

 

 

で、時が流れて2022年5月。

 

 

 

 

 

「400年の長い道」の韓国語版が出版されてお祝い

私はまもなくこの彼女に会いました。

お世話になったお礼に

本をお渡しするためです。飛び出すハート

 

 

彼女は韓国人の旅行作家です。

翻訳中、私が韓国語のセレクトに悩むと彼女に

「これどー思う?」と相談しました。

その度的確なアドバイスをくれました。

有難い人ラブラブ

 

 

 


 

 

彼女の義父さんが先にお名前を出した尹先生。

私がこの彼女と繋がりを持てたのは

日本の著者のお嬢さんがご紹介下さったからです。

彼女は出版契約の時も力になってくださいました。

 

 

 

 

 

そのお礼も兼ねて出版社から

彼女に本を10冊贈呈する

という段どりが付いたので、

この写真を撮った日に彼女に10冊をお渡ししました。

 

 

 

 

後日そのうちの3冊が義父である尹先生の手に渡りました。

尹先生は安先生に電話して

「あの本!韓国語になったんですよ!

一冊差し上げます」

 

と言ったら。

 

「全部もってこい!」だったそうです爆  笑

 

 

 

安先生が本を手に取ってみると

なんだこりゃ!

翻訳者が韓国人じゃなくて

日本人?

どゆこと?

 

 

 

 

 

 

また私の書いた訳者あとがきに

「韓国の教科書に載るような内容」

「韓国語に翻訳されてないのはオカシイ」という

2017年にご自分が言った事がそのまま書かれていて、、、

ガーンとなって。。びっくり

 

 

 

 

 

 

 

 

あとは早かった!

一気に事が進んだ。

ということで、これはもう

見えない所での

既に下準備が出来てた話だったのだな、

という事が分かりました。

 

 

 

 

 

 

誰か、これを翻訳してくれたら、、

誰かこれを韓国語に直してくれたら、、

と思いながらもそのままで

数年たってみたら、

翻訳出版されてて

翻訳者がまさかの日本人爆笑

しかも金髪?

あんたナニモノ??爆  笑

という驚きはあったようです。爆笑

 

 

 

 

安先生も尹先生も実に良い方でした。

安先生も尹先生も私を見る目が

暖かい笑い泣き

 

 

 

 

済州島で一緒に食事した朝。
 

 

私ががっつりな朝ごはんを

頂いたのは初日だけ。

この手の食事は身体が重い。

朝からユッケジャンでした。

 

 

 

 

翌日から気楽におねがい

「自分は朝はそこらでコーヒーとパンで済ませたいので

朝御飯はお二人でどーぞ」と言い放ちました。

 

 

 

もし尹先生が居なかったら、

安先生を独りで食事に行かせるのは

私には心苦しい。

韓国の情緒コードに引っかかる感じ。

韓国の年配の方は独りメシを好みません。

最近変わってきましたが、

店も一人客を喜びません。

 

 

 

 

尹先生!いてくれてありがとう!!

色んな意味で!

マジ天使かっ?

おすましペガサスおすましペガサスおすましペガサス

 

 

著者の先生が遣わした天使??

とりあえず甥っ子送っときますって?

 

 

 

 

 

最後の空港で

尹先生は私に手土産を沢山持たせようとする。

絶対私に財布を開かせない。

(そのせいで買いたいものも買えない爆  笑

 でも別にいい、また行けばいいから)

 

 

 

トルハルバンという韓国の人形の土産物があるのですが、

 

 

 

私はあれが一番欲しくない!笑い泣き

ど邪魔になる~!

夫とかそういう記念品が好きなのですが、

私はそんなもん買うな!

といつも買わせません!

 

 

 

 

だけど尹先生はこれを一番送りたいらしい笑い泣き

記念に~!という。

 

 

 

 

心の中だけにしようよ、

記念は。滝汗

何故男は記念の品を買いたがるのかっ!

 

 

 

 

 

机にイニシャル彫る貴方

止めて思い出を刻むのは

心だけにして。。。。と呟いた。

 

↑同感っす!

 

 

 

向こうは消えものは嫌みたい。

こっちは消したい!気持ち合わないハートブレイク

 

 

 

 

 

ということで、押し合いへしあい

うんと小さなトルハルバンを買ってもらう事で

なんとか合意に至りラブラブラブラブラブラブ

 

現在我が家には

可愛い小さなトルハルバンが鎮座しております。

10cmくらいかな。

お腹にミカン抱いてるのオレンジ

コーヒー粕で出来てるんですって。

香りがしますよ。

 

 

 

 

 

 

 

何はともあれ

すごくすごく

ありがたいなあって、、思いました。

ハートハートハート

 

 

 

 

話は続きます。

次は具体的に

牛島でどうだったか&新聞記事。ニコニコ

 

 

 

なんか珍道中でしょ爆笑

ありがとうございました。ウインク