訣別④ 操真レノ（2016.12.6（火））

ある些細な事から、
いつものケンカになり、


いつもとは大きく異なる結果を生みました。


僕は、その時の行動を、
生涯、悔やみながら生きると思います。



もう、その時には

どうして、

伝わらないのかという彼女への怒り。



彼女への僕の、
始めの頃の余裕然とした態度は、とうになくなっていました。

この日の行動以外にも、

普通では許されない事を、
僕は彼女にしてしまっていましたが、



ただ、いつもと決定的に違うのは
僕のその行為の先に、


娘を傷つける結果があったこと。
僕には、その想定がなかった。

彼女を愛しているから、
その彼女の娘である娘は特別愛しかった。

娘は自分の娘として、愛しかった。



半月前には、
３人でディズニーシーに行ったこと

１週間前には、
彼女と２人でデートしたこと


事の直前には、
彼女のお手製の石焼きビビンバを3人で食べていたこと…。


それが、
こうなることを
どうしたら予期出来るのか…。




「あなたは正しいことをした」と仮に言われても、

全然、そんな事なんてないこと、人には分からない。

現実には、

彼女と娘を傷付けただけなのに。



あと一押し、折れてくれてたら、、

あと一押しの前に、
折れていられたら、

そんな事ばかり考えて、

頭と心がのたうちまわる。



別れが決まった日でした。



そして、
地獄のような日々があっという間に、
あるいは、砂時計のようにゆっくりと、


頭にあるのは、
失った後で、

どうしたら、
この地獄を軽く出来るのか。

あるいは、つむぎなおせるのかという事だけでした。