仁☆です。
囲碁の世界で井山裕太氏がとうとう七冠を達成しました。
生涯通じての七冠、いわゆるグランドスラムを達成した人は過去に2名いるようですが、
同時に七冠保持しているのは囲碁界初だそうです(将棋では羽生善治氏)。
昔、マンガで『ヒカルの碁』というのがあり、それまで年配の人しかしなかった囲碁に興味を持つ少年が増えたそうですが、
井山氏もその一人なんでしょうか。
『ヒカルの碁』そのものは非常によくできた物語で、その中では「神の一手」を探すというのが大きなテーマでした。
そのために進藤ヒカルと塔矢アキラという終生のライバルが存在。
ダントツに強い実力者だけでは『神の一手』は生まれないのですね。
どちらもが素晴らしい棋士であり、実力が拮抗しているからこそ、
その対局の中で囲碁の神様にしか打てないような一手が生まれ、
それを求め続けるというテーマでした。
その意味では、七冠達成したのは素晴らしいが、それは同じぐらいの実力のライバルが存在しないということでもあり、
ある意味井山裕太氏は不幸なのかもしれません。
でも、これで囲碁がまたブームになり、新たな天才が生まれて来るなら、
その時こそが『神の一手』が生まれるチャンスになるんでしょうか。
その相手がコンピューターじゃ面白くないですしね。
囲碁に限らず、人生というのはさまざまな局面で次の一手を打つ必要があります。
一度進んだ時間は戻らないだけに、大切な局面でどんな『神の一手』を打つべきなのか、
人生の大きなテーマです。
そんな時に占いというのが、一手を考えるアドバイスになれればとても嬉しいです。
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