念願の映画版「レ・ミゼラブル」、見てきました。
この先ネタバレ発言が多数ございますので、お気を付けくださいませ;;;(^_^;)
20年以上前に、日本版のミュージカルで見たっきり・・・
あらすじも忘れかけていたのですが・・・
案の定、序盤からうるうるしっぱなしで、
観終わった後には、目が真っ赤になってしまってました。
◆
このお話のキーワードは、
「赦す」「信じる」「明日」「生きる・・・!」・・・
かな。
◆
かなり前半の、ファンテーヌの「夢やぶれて」ですでに号泣;;;
アン・ハサウェイが自らの髪の毛を切って演じたシーンといい、
ワンテイク吹き替えなしでこの歌を歌うシーンに、もう涙腺がやられました。
心の底からの叫び、女の哀しさ、残酷な運命を呪うように吐き出す歌・・・
本当に迫るものがありました・・・。
生きることがこんなに辛い・・・って・・・。
とにかく貧しい人々が、ギリギリなところで今日を生きている・・・
そういう描写が生々しかったですね。
革命という時代背景といい、生きていくということ…が今のように当り前ではなかった時代。
毎日、どこかに死の匂いが漂い(病気とか、飢えとか、治安の悪さとか)、
そういう中で、必死で生きて行こうとする民衆の、
わずかな光と、大部分を覆う絶望と・・・
常にそういう背景が付きまとっていたと思います。
◆
そしてやっぱり、「民衆の歌」はぐっときますね。
どことなく、「ナブッコ」の「行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って」を彷彿とさせられました。
歌いだしは、戸惑いも感じられる感じなんだけれども、
一人だった声がどんどん声が重なって、大合唱になっていく・・・という演出がね・・・。
あ、これ「ナブッコ」!!と・・・笑。
街自体はグレーや茶色が主体なんだけれども、そこにトリコロールの旗が翻るさまは、
なんだか目に焼き付きました。
ああいう色設定にしてるんだろうなあ・・・って。
トリコロールって美しいですね・・・。
◆
そして何と言っても、エポニーヌですよね。
哀しい恋のお話なんですが・・・
コゼットとマリウスの幸せそうな歌にかぶせて、
彼女の叶わぬ恋心が重なった3重奏になるところで、ぐっときました・・・(T_T)。
ミュージカルのいいなあと思うところが、
こうしてそれぞれの想いのたけを、何重唱かにしているところ・・・
「オペラ座の怪人」のクリスティーヌ、ラウル、怪人の最後の方の3重唱も大好きですが。。。
そして、やっぱり「オン・マイ・オウン」ですか・・・
雨の街で、エポニーヌが歌うシーン。
この女優さん、舞台でもエポニーヌを歌っているようですね。
素敵でした・・・
切なかったなあ・・・
◆
革命の志士と一緒にくっついている子供、
カヴローシュが、生意気な少年風で、すごくかわいかったです。
哀しい結末を迎えてしまうのですが・・・
この子の亡骸に、ジャベールが自らの勲章をつけるシーンがありましたよね。
あの勲章は、自分がスパイを働いた功績でもらった勲章なんでしょう・・・
(そんなシーンがありましたよね)
しかしながら、あの辺りからかなり心が動揺していたのがわかりますね。
自分の信じていたものが揺らいでいく事を表す、フラグのひとつでした。
しかし~~
ラッセル・クロウが歌がうまくてびっくり~~!!
独白のように一人で歌うシーンがいくつかありましたけれども、
聴かせてくれましたね~~(^_^)v。
◆
ジャン・バルジャンとジャベールの対峙・・・
というのが何回も出てくるのですが・・・
どうもこの二人の対峙のわけが、イマイチわからずに・・・
(どこかで台詞を見落としてしまったのかなあ?)
原作を当たってみた方がいいのかな?と思いました。
宿敵・・・というのがあまりにも前提すぎて・・・
法至上主義でいわゆる「正義」に生きるジャベールと、
「決まり」や法律よりも、人の心や慈悲を第一に考えるジャン・バルジャンと・・・
果たして、そういう対比だけでとらえてしまっていいものか・・・
ちょっとまだわからずにいます。そんな簡単なことなのかな?
「赦す」「赦される」ことを知ったジャン・バルジャンの方が、
愛を知り、心に光を得たぶん、幸せだったのかな・・・と。
そんな風にはとらえましたが。
◆
最後、もう一回「民衆の歌」がリプライズされるんですが・・・
ここでまた、涙です;;;
彼らの死は、無駄なんかじゃなかったんだ・・・ということを、
暗に示しているのでしょう・・・革命で命を散らした皆が
再び笑顔で登場します。
明日を信じて戦う・・・ということ。
◆
だんだん嫌な事件が増え、世知辛い世の中だなあ・・・と思うことが多くなりました。
何をしても、結局何も変わらないじゃないか・・・
そんな風に考えることも多くなりました。
そんな時代だからこそ、これかな・・・?
確かにね、いろいろ辛いです。
だからこそ、信じられるものを持つこと。愛すること。
そのために、考えていくこと。
とにかく、生きていくこと・・・!!!
そんなことを思いつつ、映画館を後にしました・・・。
もう一回くらい見ちゃいそうです。
サントラも買っちゃいそうです・・・笑。