TODAY'S
 
トリエンナーレ会場で、長年の夢だった
”アートのワークショップ”をさせてもらったお話

 

 

こんにちは、ARTエッグ主宰の、さち先生です。

 

工作教室を始めたのも、何もかも、

私のスタートは

”赤ちゃん親子のアート講座をする市民団体”を
2012年に立ち上げたことから始まっています。看板持ち


地域のボランティアさんを募って、お母さんがアートに集中している時の赤ちゃんの抱っこや、お母さん達の子育ての悩みに寄り添い、やりたい!!が芽生えた子には思いっきり造形(ぐちゃぐちゃ遊びなど)に没頭できるアート講座を実施してました。ニコニコ飛び出すハート

 

2021年までは、生涯学習課さんから紹介されて
園での未就園児~3歳さんへの造形教室を

月2回やりながらの、

自宅工作教室と、夏休みポスター教室。

 

気付いたら、10年が過ぎました。ニコニコ

 

 

それで、私がホントにやりたかった事は?おねがい

 

 

それは、”アーティストとしてワークショップをすること。”指差し飛び出すハート

 

学生時代の語学留学先で、イースターだったからか?教会や街中でアーテイストさんが絵を売ったりワークショップをしていたのが、自由とアートを謳歌している感じがして素敵で。目がハート

アーティストさん達と直接お話しながらドキドキ!気さくで穏やかな人柄や、素敵な作品達が、強烈に目に焼き付いておりました。

 

 

『カッコいい!私もやってみたいナ。』と思う、大学生の頃の私。

この時の夢が、まさか現実になるとは!です。

 

 

それは、先日台風14号の来る前の日のこと。
半田市役所にて、”廃材でマイバックにペイント”のワークショップをしました。


募集は、半田市報にも載り、当日は午前も午後も満員御礼!

 

 

 

 

 

野菜スタンプ先生として、地元では認知されていたのですけれど、全く初めましての方もいらしてくださいました。

 

 

これは、あいち2022(トリエンナーレ)のサテライト会場として、

半田市が企画した”ウェイクアップアーティスト”としての登壇。

 

お、アーティストって、付けてもらっちゃった!!ひらめきやったぁ!!です。

 


当初予定していた中埜半六庭園は、雨風の心配から市役所に変更。
どこかの部屋でやるのだろうと思っていたら・・・


 

玄関ホールの、ど真ん中で!!!
 

 

 

半田市の方なら分かるけど、普段は厳かな雰囲気のお役所・・


こんな場所がアートのワークショップ会場に変身するなんて

びっくりでした。ラブ

 

定員10組のお客様、屋外を想定して

お子さんだけと思っていたのを、

急遽変更して、親子さんともに体験していただきました。

 

だから作品も沢山!!
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんなに素敵な作品、だれが講師をしたの?( ´艸`)なんて浮かれちゃうくらい。


皆さん思い思いに楽しんで、
「親子で没頭した想い出を作れた」

「楽しかったです😆」とおっしゃってくださって、嬉しかったです。

 

その想い出は、持ち運びできちゃいますものね!

何を入れようか?考えるのもワクワクですね。


 

このトリエンナーレでは、半田市に”ポップアップ”として展示が回ってきていました。ニコニコ
(半田市の次は西尾市。)


現代アートへの感覚が、都心程は浸透していない半田市において、
”誰にでもわかりやすい展示”を心掛けていらっしゃるのがステキでした。


会場には、生涯学習課のスタッフさんが付いて、愛知県美術館から来た運営側の説明をもとに、お客様にも語りかけておられ。

 

 
琉球ガラスの発端は、コカコーラ瓶…そこに辺野古の土や首里城の灰を混ぜ、工房にコンセプトを伝えて製作してもらったもの。作家本人が全部やらないのがコンセプチュアルアート…。ガラス作品が半六邸の雰囲気とベストマッチでした。


何か思い出せないものを思い出す感覚・・・福祉施設の作家さんの作品。

 

↑この人、怖いのかな?と思いきや、水玉のソックスに和む~。

 

 

 

半六邸の、はんなりした雰囲気の中、ゆっくり鑑賞できるように工夫されていました。

 

愛知県美術館、常滑、有松、一宮は、もっと大がかりに、期間中10月10日まで展示されていますので、こちらお見逃しなく。

 

それで、やっぱり本部を見なきゃと、愛知県美術館にも行ってきました。

1デイで、1800円。(一般)これを、アップグレード(追加料金を払ってフリーパスにする)もできるのだとか。

 

 

 

 

ちょっとね、本部の展示は、とても低学年の子供を連れて見に行く内容では無かったですね。中には、何人か情操的にもOKな、面白い作品もありましたが、

 

 

 

(自分で板を組み替えて鳴らしてみて🆗な、インスタレーションは、音楽知性と言語知性他を同時に刺激!楽しい展示でした。私は、炭酸水という言葉が板に書かれていることが気に入って、文体を作ってみました。(^^))

 

 

テーマ”STILL ALIVE”は、コロナ禍での苛立ち、憂鬱、不信感、それでも生きたい!気持ち、世の価値観の再構成・・といった重たいテーマを扱っている方もいるため、叫び声とか、暗い部屋でマネキンが目だけ動いて・・・とか、(そういう部屋は飛ばしてもOKと思う。ホントに。キメてる)

現代アートって、そのくらい、自分の感覚でこれは見る!これは嫌だ!って決めていい!と覚えておいてください。多分、順番に全部真面目に見ようとするのは、日本人だけだと思うから。( ´艸`)

 

パンデミックを経験して、疲弊した心にアートで癒しを求めるような方には、愛知県美術館での今回の展示は違うかも…とお伝えしておきます。

 

もっと、社会問題や、人の心の深淵を扱いたい。

それは、トリエンナーレから名前を変えても、主催者が大切にしていることなのでしょう。

 

あと気になったのは、"言語論理が割とある人にしか、分からないよね?"というくらいの展示キャプションの長さにも、違和感を感じました。

この人達は、地球上の人全員が、大学レベルの小論文を書ける国語力を持っていると思っているのだろうか?ってね。

 

言い過ぎ?

 

言い過ぎよね。きっと。

ごめんなさい。


もう少し伝える側が

鑑賞初心者にも親切でありたいなと、
私も色々と勉強になった展示でした。

 

 

以上が、主婦感覚に寄り添う、さち先生の感想でした。

皆さんは、あいち2022を、どう感じたでしょうか?

 

 

どの会場でも良いので、ご覧になった方の感想が聞きたいです。

 

 

 

半田市から、「台風や雨で3日晴れが続く日が無いから、苗が植えられない」と嘆く隣のおばあちゃんの悩みが、早く解消するといいな!と願う、ARTエッグの本田さち先生でした。