色想-色想い色語る-

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カラーリストの仕事を通じて感じた事、生活の中で活躍する色、
自然が魅せる色、カラーで何かが変わる、そんな色にかかわる
色々なお話を綴っていきたいと思います。






    DEEP TO YOUR HEART        

 ARTECOLORGE 

  アルテカラージュ主宰 カラークリエーターの外川 裕子です


   ■カラーデザイン&カラープランニング

   ■カラーコンサルティング

   ■CMFデザイン

   ■カラートレンド情報 (オリジナルカラートレンドブック)

   ■カラーセミナー(トレンドセミナー/クリエイティブセミナー)

   ■カラー教室(色のいろは/色を造る/色で遊ぶ/色の仕事)


 ――色で生まれる 色で変わる 色で拡がる――
       色の総合プロデュースなら

             ARTECOLORGE   
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  <ARTECOLORGE NEWS>

  

*2017年11月より 「ARTECOLORGE」ブランドによる

 オリジナルデザインタオルの販売を開始します


お問い合わせは下記メールアドレスへ

togawa@artecolorge.com



           
          $色想-色想い色語る-
 colorfarmでは不定期で懇親会を開催しております

 開催時はこちらのメッセージボードにてご案内致します
  

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   「色想-色想い色語る-」に訪問頂き有難うございます

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いよいよ今日から東京モーターショーが開催されます。



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「世界にまだない未来を競え。」

“Compete! And shape a new future.”


クルマやバイクとその技術。それは世界中の人をあっと驚か

せたい、楽しませたいという想いのもと、製品づくりにかかわる

すべての人たちが、競い合った結果生まれるもの。美しさ、技術、

夢など多様な価値観を競い合う中でうまれる「世界にまだない

未来」を体験していただきたいという想いをこめました。

(一般社団法人 日本自動車工業会(JAMA発表)


昨日は特別招待日のチケットを頂き、1日早く会場である

東京ビッグサイトに出かけてきました。



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昨今若者の車離れ、エコカーの潮流という事で、今回は

電気自動車、燃料電池といった、次世代のエコカーをテーマに

した車が多く見受けられました。




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そんな中、色屋としては「赤いクルマ」が多いのにびっくり。



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Audiでは「ミサノレッド」というかなり高彩度の

赤を全シリーズで展開。


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上記cross up!のインテリア

ボディカラーと同様の赤、ピカピカに光ってます


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VOLVOはパッションレッド


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マツダは赤一色で統一

情熱の色「赤」はマツダのシンボルカラー

「ソウルレッドプレミアムメタリック」

カープの赤ヘルもこの色です!



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レクサス RC の赤はスゴイ!

肌理の細かいシルキーなパールレッド

名前はまだ付いていないそうですが、5層コートの

特殊な赤だそうです(下も同様)


来年後半発売予定との事(500万円代~)


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そういえば最近街中でもヴィヴィッドイェローの車も良く見かけ

るようになりました。

時代は元気な色を欲しているのでしょうか。



ここ数年、ピンクもブームになっていましたが、まさかの

「ピンクのクラウン」・・・

「いつかはクラウン」という世代の私にはちょっと・・・



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特別仕様車「アスリート“ReBORN PINK”」
「PINK SURPRISE」をキーワードとしたクラウンにとって

意外性のあるボディカラーのピンクは(モモタロウ)

プロデュースはテリー伊藤さん


今回やはりトヨタのブースはさすが!

見せ方然り、テレビCMのタレントや俳優さんをさり気なく

使って(本人ではありませんが)、いつになく面白い構成で

楽しめました。



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トヨタのブース、作りものとは言え、大きな木と緑は

和みます。



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半沢直樹サンが!人形ですが・・・・

似てるいような微妙です・・・・



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大掛りな装置で、3台の車が順番に、取り巻きの

お客様の前をスムースに移動していきます。


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こちらはテレビCMでキムタクさんが宣伝している

ジーンズをそのまま、本当にジーンズがボディカラー

になりました!!



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車のCMと言えば、昔は夢を売るCMが主流でしたが、いつしか

エコ一色になり、ちょっと寂しい思いをしていましたが、そんな中、

久々にドキッときたのがレクサスのCM。


2体の巨大パペット(操り人形)によるパフォーマンスを紹介したもの。

タイトルは『Steps』で、クリスティーナ・トレインの唄う

「I'm Wonderin」がいいんです!

http://www.youtube.com/watch?v=IIzOaUuxdS4


そのCMに使われている本物に会いました!感激!!



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レクサス車の内装素材や外装色を使用して作られた

2体の巨大パペット(操り人形)高さ3.3m

こちらは男性かな・・シルバーメタリック


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こちらは女性ですね、シルバーと対照的に、

バンブーでできているそうですが・・・

(そうは見えない/ひょっとしたらバンブーに

ウッドパターンのプリントを施したのかも)



今日は4時間の制限付きで、大急ぎで回らければならない為

喉はカラカラ。最後近くに入ったMiNiのブースで、通常は顧客様に

しか振る舞ってもらえない飲み物とスナックのサービスが頂けた

のはラッキーでした。




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ブース2階からの眺めもいいですね。



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オールドミニぽくていいな・・・

ヘッドライトの所、穴が開いてます。



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韓国モーターショーでも目立ったのが、男性

コンパニオン!

男性がきれいなコンパニオンさんを撮影したくなる

気持ち、ちょっと分かりました!





もうずいぶん昔、まだ幕張メッセがモーターショーの定番だった頃、

スーパーカーを観て、震えがくるくらい感動した事を思い出します。


先般の文明の利器同様、車がどのように変わっていくのか

楽しみですね。






ペタしてね


5ヶ月振りのブログ更新。

母と歌舞伎に出かけて以来、季節も爽やかな初夏から
暑い真夏、秋も通り越し、暖房が必要な季節になって
しまいました。


もっとも今年は異常気象、秋があったのかなかったのか・・・

この5か月間、何か特別な事があった訳ではないのですが、
何故だか、セミナーが集中してしまい、その準備に追われ、
先週やっと一番大きなセミナーが終わって一段落。


来週から東京モーターショーも始まるし、まだ来月に2件の
セミナーを控え、気の抜けない状況ですが、ちょっと一休憩。

この間、友人達から何度か電話を頂き、最近ブログを書いて
いないけど、何かあったのか、病気でもしたのではないかと、
心配して頂き、有難い事です。

FBの方では時々投稿はしていたのですが、FBはビジネスライク
で友人は余り観ていない様。


どうやらブログが元気な証になっているようです。


とは言え、このブログ、友人は勿論、特に知らせた訳でもない
のに家族や親せきも観てくれている事を知り、恥ずかしいやら、
少々書き辛らくなったのも正直なところです。


先日、昔の仕事仲間からFBを通じて連絡がありました。
携帯電話もメールも通じないとの事で、FBで私を探してくれた様
です。私の方は初めて携帯電話買って以来、全く変わっていない
のですが・・・?でも覚えてくれていて有難い・・・


そう言えば、先週出かけた青フェス(CMFのイベント/素材関係)で、
懐かしい人にばったり出会いました。
もっともイベントの内容から出会う可能性は高いのですが、同時に
意外な人にも出合いました。
と言っても、こちらも事前に分かっていたので、私が会いに出かけた
と言うのが正しいところです。


こちらは、私が昨年からあるモノの制作をお願いしている大城戸
さんで、播州の機屋さんです。テキスタイルの大城戸さんが、
プロダクツ関係のイベントとは?と驚いて伺ったのですが、主催者
の方から変わった機屋さんがいて、面白いモノを作っているらしい、
という事で出展の御依頼を受けた様です。


このイベントの主催者である玉井さんとはJAFCA(日本流行色協会)
での知り合いで、意外な所で繋がっている事にビックリ。


大城戸さんは、私が制作したいものがあって、ネットで色々探して
やっと見つけた機屋さんですが、実は昨年Colofarmのイベントで
参加頂いたゆかたのデザイナーさんとも、播州つながりだったり。


業界つながりと言えばそうなのでしょうが、ネットってすごいですね、

たぶん、こんなモノがなかったら、大城戸さんともめぐり会えなかった
かも知れません。


以前は人が人を紹介してくれていましたが、最近はこのネットでの
つながりが増えました。人を介さない分、気を使わなくていいのが
楽です。


本当に便利なモノが出来たと、今更ながら文明の利器に感謝・感動!

「文明の利器」と言う言葉ももう古いのかも知れませんね。

でも、やっぱり一番嬉しかったのは親友からもらった電話。
(これも文明の利器でした)
おまけにメールで私の似顔絵を描いて送ってくれました。
仕事で一番しんどかった時だったので、絵を見たら涙ボロボロ・・・



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勝手に載せて怒るかな?
大きな画像ではずかしい~~!
でも、仕事で疲れて顔もしかめっ面で、ボロボロの時、
こんな絵を描いてくれた彼女の気持ちがズキン!と
きました


一頃は電話より手紙の方が嬉しい、なんて言っていましたが、
勿論手紙を頂くと最高に嬉しいですが、声を聞かせて貰えた方が
嬉しい時もあります。

段々と風情を楽しむ年代になってきて、文明の利器に閉口していま
がちですが、今や電話が手紙の様な存在に感じます。



そうそう、テレビ電話と言う手もありました。
でも、なんだか見えない方が温かく感じるのは何故なんでしょう・・・



大きなブラウン管がなくなり10cmの薄型になったテレビ然り
勝手にお掃除してくれるロボット然り
居眠りしても勝手に止まってくれる車然り
目の前の立体がそのまま複製できる3Dプリンター然り



スゴイ事です。



2020年の東京オリンピックの頃にはどんな文明の利器が
出現しているのか楽しみです。


ペタしてね
以前から、次回東京に行く時は新歌舞伎座 に行きたいね、と言って
いた母の願いが叶い、先日は叔母と私の3人で海老様の「助六」を
観劇してきました。

観劇は第三部午後6時の開演。
まずは、ランチに叔母が本当に美味しいのよ!という事で、渋谷の
セルリアンタワー東急ホテル40階のフレンチ「クーカーニョ」で待ち
合わせ。



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40階からの素晴らしい展望+美味しいお料理に会話も弾みました。




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お腹も満腹になったところで、渋谷から銀座へ移動。



当日は日曜のという事もあり銀座は歩行者天国でどこもたくさんの人で
大賑わいでした。
WAKOを一回りし、松屋で幕合のお弁当を買って、新歌舞伎座へ。

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「瀑」がテーマだそうです。
「瀑布」とは滝のこと。清々しく、勢い良く流れる水を、枯山水のように、
水を用いず造形として表現しているそうです。
「流れに逆らって滝を登ろうとする鯉が、夏の一瞬をとどめる」といった
イメージとの事。


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素材は発砲スチロールのようです。



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白い壁は昔ながらの塗装を再現したのではなく、ケイ素の粉を、

粉体塗装という技術で吹き付けたもので、その技術によって、

とても深みのある優しい白が実現できているそうです。

この塗装は、雨が当たると自浄作用で、みずからきれいになる

との事。

後ろの超高層ビルは、歌舞伎座に向いている面を、建築の専門

用語で言うところの、「捻子連子格子(ねんじれんしこうし)」という

格子パターンで、その格子を採用することで、オフィスから残業時の

光が漏れてこないようになっているそうです。。現代的な超高層ビルと

白い捻子連子のパターンで、歌舞伎座との調和も図れたのではないか

と、新歌舞伎座のデザインを担当された隈研吾さんは語っていらっしゃ

います。 

内装には歌舞伎の赤をイメージして、カーペット、壁紙、エスカレーター

柱等、赤をふんだんに使っていらっしゃるとの事。

(日経ビジネスONLINE 養老 孟司×隈 研吾「ともだおれ」

思想が日本を救うコラムより)



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一幕見待ちのお客様を尻目にツーショット。



今回はせっかくなので、ちょっと奮発して桟敷席をチャージ。
西側の桟敷は花道が直ぐ前にあるので、役者さんの顔の
表情もまじかに見え、最高のポジションでした。


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幕間には色々な背景として使われる緞帳の紹介がありました。



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黒・柿色・萌葱の3色定式幕


拍子木の音と共に定式幕が引かれると、3部の最初は、はかなげな
美少年白井権八(梅玉)と侠客幡随院長兵衛(幸四郎)の出会いを描
いた名場面のお話、御存「鈴ヶ森」。


歌舞伎の観劇は事前にストーリーを勉強していないと、楽しめない
と、過去の経験から、今回は少し勉強をしておいた甲斐もあり、眠く
なる事もなく楽しめました。


「鈴ヶ森」は40分の短い演目ですが、夜の寂しげな鈴ヶ森(品川の手前)、
灰茶の薄汚れた衣装の盗賊達の中、まさにそこに光が射したかのように
鮮やかな鶸色 (ひわいろ)にこれまた目が覚めるような赤(猩々緋のよう
な紅色)の股引もあでやかな美少年白井権八(梅玉)が現れます。
ストーリーはともかく、あまりに、この権八と雲助たちとのコントラストが
強烈で、この着物と股引の色がとても印象に残りました。


そして、2本目は海老様演ずる「助六由縁江戸桜
こちらは、吉原の大店である三浦屋(みうらや)の入り口前を舞台とした
一幕で、絢爛豪華な衣装の花魁道中から始まり、助六こと曽我五郎が、
家宝の友切丸という刀を探す為、喧嘩を売っては相手に刀を抜かせると
いうお話で、いよいよ花道から駒下駄の音も高らかに、白塗りに剥き身の
隈取り、江戸紫の右鉢巻に黒に紅絹の裾廻しの小袖を身にまとい、
黄色い足袋に腰には印籠、背中に尺八、そして手には蛇の目傘という
いでたちの助六が登場です。

有難い事に、20分近く花道でのお芝居。

数メートルの距離にいらっしゃると言うのに双眼鏡でまじまじとお顔拝見。
なんと鼻筋が通り、美しい事か・・・ほれぼれしてしまいます。

花魁の色とりどりの煌びやか衣装の中、助六の黒は黙っていても、良い
コントラストで目を引きますが、海老様の魅力も目力も度迫力でした。



歌舞伎と言えば、衣装とメイク(隈取り)には意味があると言うのは知って
いましたが、日本の伝統色や柄には歌舞伎に由縁するものが多い事も、
今回あらためて気付きました。

事前にこの辺りももう少し勉強していたら、もっと別な見方もできて楽しめ
のではないかと反省。



そんな事もあり、遅まきながら助六の紫の鉢巻はどのような意味が
あるのかとちょっと調べてみました。よく時代劇に紫の鉢巻を付けた
お殿様が出てきたのを思い出しますが、病鉢巻と呼ばれ、文字通り
病人が巻くもので、解熱・解毒の効果があるといわれた紫草で染めた
鉢巻を巻く事で病状を緩和すると考えられたいたようです。
但し結び目は左にくるように巻かれていますが、助六の鉢巻は右結びで
伊達巻と言うそうです。
これは前述の衣装と共に奇抜ないでたちで放蕩無頼、異端のいわゆる
傾き者(かぶきもの)の粋を表現しているのだそうです。



隈取もまた色々ありますが、顔の血管や筋肉を誇張する為に描かれた

もので、役柄によりパターンも色も異なるそうです。

助六の隈取は「剥き身」と言われるもので、水も滴る美男子に使われる

ものだそうで、下瞼に赤筋が入りますが、これがまたキリっとした若々し

さと男の色気を醸し出していて、美しい。


そう言えば「助六」と言うお寿司もありましたね。
この助六に出てくる花魁の名前、揚巻(あげまき)から、あげは油揚げ=
いなり、巻=海苔巻と言う説から諸説あるようですが、いづれにしても日頃
何気なく使っている言葉の意味も由縁を知ると面白い発見がいっぱいで
勉強になります。

どこで幕を引けばよいのやら―――
誰の差し金か知らないけれど、十八番をとられてみえをきる~~~
とんだ茶番で失礼致しました。
ちょっと歌舞伎風にもじってみましたが、色に始まり、衣装や立居振舞、
そして日常の言葉にも歌舞伎からきた言葉がいっぱいあるのですね。
2枚目とか3枚目も、昔の歌舞伎小屋に飾られた歌舞伎役者の並び順で
2枚目は看板スター、3枚目は道化役的な役者だったとか。


大向こうさんの「成田屋~!」の掛け声も、拍子木の音も打木の音も
勿論ですが、今回の様な助六の下駄の音も歌舞伎の魅力のひとつ。
そういえば、檜舞台と言う言葉がありますが、まさしく檜を使った能や
歌舞伎(重要な、格のある)の劇場の事で、新歌舞伎座にも、1200本の
100年檜 が使われているそうです。

これから6期の歌舞伎座に変わるまでどのくらい持ち続けるのでしょう。



また観劇のレパートリーが増えて忙しくなりそうです。



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