3-2_2014 Nov Voyage d'affaire a Paris 11/22-12/1 | Heureuse Colline

3-2_2014 Nov Voyage d'affaire a Paris 11/22-12/1

<<< 3-1. より続き

セーヌ沿いを歩いてCharle -Michel まで戻る。



 JAVEL駅、後ろにはエッフェル塔

白鳥についてセーヌを歩く。



アポリネールの詩で有名なミラボー橋



グルネル橋。 自由の女神が見えます。
NYの自由の女神はアメリカ独立100周年を記念して1886年にフランスから贈られたもの。 設計はフレデリク・パルトルディの他、内部構造ではエッフェル塔の設計で有名なギュスターヴ・エッフェルも携わっています。
このパリの自由の女神はNYの4分の1のサイズ。 フランスが贈った自由の女神のお礼としてパリに住むアメリカ人がフランス革命100周年を記念して贈ったものです。
因みに1998年-1999年にかけて東京お台場に展示されていたのは、このパリの自由の女神です。 今お台場にあるのはそのレプリカ。



まだフライトまで時間があるのでルーブルへ。 
10月末に行った時にはスマホで撮った写真が全て消えてしまっていたので今度こそ!

午前中に行くと団体客や観光客がガラスのピラミッドの入口になが~~~~~~い列を作っていますが、既に15:00をまわっているのでさほど混んでいません。 とはいえ、多少列が出来ていたので、カルーゼル・デュ・ルーブルの入口から入る事にしました。
※混んでる時間帯だとピラミッドでもカルーゼルでも待たないと入れないのですが、「Porte des Lions ポルト・デ・リオン」という入口から入ると空いているらしいです。  ポルト・デ・リオンはセーヌ河側にあって入口の両サイドにはライオンの彫刻があります。



Passage Richelieu パサージュ・リシュリューを通り、一旦リヴォリ通り側に出てカルーゼル・デュ・ルーブルへ

Passage Richelieuは一部ガラス張りになっていて館内の彫刻を見る事が出来ます。



リヴォリ通り側、Passage Richelieuの入口。 この入口には秋から冬にかけては大抵焼き栗やさんが場所取ってます。夏場はペットボトルのお水売ってます。

 意外と彫刻が細かい

さて、カルーゼル・デュ・ルーブル
写真は撮りませんでしたが、ルーブルの中にはいくつかのカフェやレストランがあり、見学の途中でも休憩が取れるようになっていますが、このカルーゼル・デュ・ルーブルでも見学前や後に簡単に食事を頂けるようなフードコートもあります。
私はカフェに飽きて軽く食事を取りたい時等はここに寄って食事だけ取る事もあります。 日曜も開いているから便利だし。

このカルーゼル・デュ・ルーブルはショッピングモールのようになっていて、最近はプランタンやアップルストアまで入っています。


ここもクリスマスの飾りつけ。



カルーゼルの逆さピラミッド。 いつも誰かしらがこのピラミッドと写真撮ってるので、ピラミッドだけ写真撮るのは難しい。



今回美術品の説明というより、
「せっかくパリに行ったからにはルーブル美術館を訪れてみたい」
でも。。。
「ルーブルは広いし全部見るには時間が無い」 「アートは詳しくないけれど、せっかく来たんだから有名な作品は見ておきたい」
という方への60-90分ルーブル美術館ツアーをご紹介。 

ルーブルは初めてで、時間と予算に余裕があればオプショナルツアーに参加するのも良いかと思いますが、オプショナルツアーだと約50ユーロ、大体半日(3-4時間)ですかね。。。また、自分のペースで見学出来ないし。 個人なら好きな時間帯で自分のペースで見学出来ます。
また、10月-3月まで毎月第一日曜、常設展は無料。 しかも、毎週火曜、金曜は21:45まで開館しています。 昼間に別の事をして夜にルーブルでアート鑑賞でも効率的で良いのではないでしょうか?

では、始めますか。
このBlogで作品を細かく説明していくとキリが無いので、主なものをざっと、見学ルートの説明メインでご案内します。

まずは、ガラスのピラミッドの下に広がるエントランスホールからスタート。





以前のBlogにも書きましたが、展示室への入口は3つあります。 「DENON ドノン」、「SULLY シュリー」、「RICHELIEU リシュリュー」
チケットは前もってWEB上で購入する事も出来ますし、それぞれの入口の下にチケット売り場の窓口があります。
どのチケット売り場で購入しても同じなので、空いているところを選んで購入する事をおすすめします。 
因みに自動販売機でも同じです。



色々行き方はあると思いますが、ひと通り有名どころを見たいのであれば、DENONから入る事をおすすめします。

 早速DENONから展示室へ

入口を入り、階段(写真左)を上がってそのまま通路をまっすぐに行くと右手に螺旋階段(写真右)があります。
ここを昇ってください。



左手にある階段(写真左)を昇ると、写真右の部屋に出ます。 この部屋に出たらこのアーチの先をご覧ください。



まず、一つ目の作品「サモトラケのニケ」
エーゲ海のサモトラケ島で発見された勝利の女神像。 
スポーツウェアのナイキの社名はこの勝利の女神のニケ(NIKE)が由来。 ロゴマークはニケの翼を表しているらしい。



この階段を昇ってサモトラケのニケを近くで見たい!という衝動にかられますが、そこはグッと堪えて階段左手の通路へ。



通路をまっすぐ行くと、あの有名な 「ミロのヴィーナス」
エーゲ海のメロス島で発見された大理石のヴィーナス像。欠けてしまった腕はリンゴや盾、鏡等を持っていたのではないか・・・とか様々なポーズが推測されています。




ミロのヴィーナスを鑑賞したら、サモトラケのニケ像まで戻ります。

この夏、1年間の修復を終えてお披露目。 台座と本体を洗浄し大理石の本来の色を取り戻すという事がこの修復の目的でした。
美しいなぁ。 とても効果的な展示方法だと思います。



次は絵画部門へ。
サモトラケのニケを背にすると正面に赤い壁紙の部屋が見えます。 そちらへ向かいましょう。



ここには早々たる絵画が並びます。
写真右ジャック=ルイ・ダヴィッドの描いた「ナポレオンの戴冠式」 かなり大きな絵です。


これと同じ絵がヴェルサイユ宮殿にもあります。 
ヴェルサイユの絵とどこが違うか、それは絵画左手に白いドレスを着た5人の女性が描かれています。この左から2番目の女性(ナポレオンの妹ポリーヌ)のドレスの色がヴェルサイユのものはピンクなのです。
この絵画の舞台はノートルダム寺院。ナポレオンの戴冠式というのに冠を授けられているのは中央に描かれているナポレオンの最初の妻ジョゼフィーヌ。下絵の段階では自らの手で冠を頭に置く姿が描かれていたらしいのですが、本来はローマ教皇がナポレオンに授けるもの。
そのため、あまりに驕り高ぶった絵ではないかという事になり、この構図に変更したらしい。
因みにローマ教皇ピウス7世はナポレオンの背後に描かれている人物です。 ローマ教皇の手のかたちは「受胎告知」で聖母マリアの受胎を祝福する大天使ガブリエルと同じ。つまりローマ教皇がナポレオンを祝福しているという事を表しています。



皇妃ジョゼフィーヌはカリブ海にあるフランス領のマルティニーク出身。上の絵はダヴィッドの描いたものですが、プリュードンの描いたジョゼフィーヌも。
写真中央の椅子に座って物憂げなポーズをとっているのがプリュードンのジョゼフィーヌ。



そうそう、この画も有名 ドミニク=アングルの「グランド・オダリスク」
デッサンの名手と言われたアングル。 なのにこの絵は肩幅が狭く、脊椎や右腕が不自然に長く描かれています。これは美と官能性を表現するために敢えて背中や腕に曲線を持たせて描かれたとの事。 



 「グランド・オダリスク」の裏側の部屋の天井

上の天井の部屋から左に通路が伸びていますが、そちらには行かず、次の赤い部屋にまっすぐ進んでください。
この部屋も沢山見どころがあります。

アントワーヌ=ジャン・グロが描いた「エイローの戦場におけるナポレオン、1807年2月9日」
ロシア、プロイセンにフランス軍は勝利したけれどもフランス軍自体もかなりのダメージを負いました。 その戦場にナポレオンが出向いた時の場面の絵です。このグロ、最期はセーヌで投身自殺してしまったんですよね。



ルーブルにはナポレオンの絵が沢山あるのですが、ナポレオンは自分の肖像画をアドバタイズメントに使っていたと。
だからかなり美化した肖像画を描かせています。
特にこの絵が有名かな。 これ、ナポレオンのアルプス越えの場面を描いた2枚の絵。
右はダヴィッドの描いた白馬に乗って颯爽とアルプス越えをするナポレオン。 でも、実際には左の絵のようにロバだったそうな。これはポール・ドラローシュ作。 美化しすぎ。



さて、次はテオドール=ジェリコーの描いた「メデューズ号の筏」 これ、実際にあった事件を描いているんです。
1816年、軍艦がセネガル沖で座礁。 指揮を取っていた無能な将校や一部の人達は真っ先に救命艇で逃げ(韓国のセウォル号事件を思い起こさせますね)、残った約150人が取りあえず的に作られた筏で13日間漂流。その13日間の間にほとんどの人は亡くなってしまい、生存者も、飢餓、人食い、暴力、狂気等考えられない悲惨な事に直面していたと。結局生存者は十数名だったようです。 この画の水平線に救助の船が見えます。
この事件を描くためにジェリコーは生存者にインタビューをしたり、病院や死体置き場に行って死体をデッサンしたらしい。
因みに、このジェリコーのお墓がパリのペール・ラシェーズにあるのですが、この絵の彫刻がお墓になっています。

 

ウジェーヌ=ドラクロワの作品 
下の写真左から「サルダナパールの死」「アルジェの女たち」「キオス島の虐殺」

「サルダナパールの死」:古代アッシリアの王サルダナパールは軍の敗北を察し、敵の手ではなく自らの手で、自分の愛妾、奴隷、馬を虐殺し最期に自ら火を放って命を絶ちました。 その様子をベッドの上で平然と見ている王の表情に注目。



そして、同じ部屋にはこの絵も。 同じドラクロワの「民衆を導く自由の女神」
中央左でシルクハットをかぶり、銃を手に持っているのはドラクロワ自身だと言われています。


この部屋を抜けると吹き抜けの階段があります。 ここは天井もキレイ。
ここにはカフェがあります。 疲れた方はここでひと休みしても良いのではないでしょうか?



この階段を降りたくなってしまいますが、ここは降りずに「グランド・オダリスク」の裏手、天井が綺麗な部屋まで戻ります。

 右手に部屋があります

この壁の裏側には人だかり… もちろんその理由は



レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナリザ」。 いつ行っても人だかり。 むかーし、昔はグランド・ギャラリーにポツン…って展示されていて、人だかりなんて出来てなかったのに。「モナリザ」に関して説明するとかなり長くなり過ぎるので割愛します。
「モナリザ」はルーブルでも特別扱い。 このガラス張りのケースの中ってちゃんと湿度とか温度が管理されていて、その昔ルーブルからモナリザが盗難され、イタリアのフィレンツェで発見されて以来ひび割れの状態ひとつ変わっていないらしい。



そして、この部屋のもう一つの見どころは「モナリザ」と向い合せに展示されているヴェロネーゼの「カナの婚礼」
この絵はルーブルで一番大きな絵。 みんなモナリザに夢中でこちらの絵には殆ど見向きもしないのがもったいない。
この絵は、ガリラヤのカナで行われた婚礼の祝宴にキリストが招待され、その場で甕に張った水を葡萄酒に変えるという初めての奇跡を起こした場面を描いています。
私が初めてこの絵を見た時はちょうど修復中でした。修復中でも展示されていたので見られたんですよね。 空の色ももっと暗くて全体にグレーがかっていたと思います。手前中央左の緑のマントを纏った男性、修復前は赤いマントだったんですよね。 確か赤外線?か何かで、赤い絵の具の下に緑の絵具で塗られているのが判明し、その筆遣いから赤い色はヴェロネーゼの塗ったものではないのではという事で本来の緑に戻したって事だったと思います。





この部屋を通り抜けるとグランド・ギャラリー



この辺りは神話や宗教画が多いので、聖書の場面などが分かると面白いのだと思います。 私も詳しくないからな~
取りあえずモナリザの部屋を出たら右に行き、下の場所に行きついたら、引き返してきてください。

 ここまで行ったら引き返すこと

グランド・ギャラリーにも沢山見どころがあります。
下の写真はラファエロの「美しき女庭師」 ラファエロの描く聖母は美しくて優しそうで好きだな~
この絵の左に描かれているのがキリスト、右が洗者ヨハネ(上記、エリザベツ訪問に記しているように、マリアの従姉妹の子供)。 洗者ヨハネはいつも十字架の杖を持っているのが特徴です。





宗教画描かれる聖母マリアは大抵赤いドレスに青いマント。 これはいくつか説があるようですが、赤=救済、愛、青=純潔、禁欲を象徴しているようです。
青=天上の王国(天国)という解釈もあるようです。

写真左の絵は「エリザベツ訪問」 キリストを身ごもった聖母マリアが従姉妹のエリザベツを訪問する聖書の場面。この時エリザベツも子供を身ごもっていて、そのエリザベツの子がキリストに洗礼を授けた洗礼者ヨハネ。

写真右の絵に描かれているのは「大天使ミカエル」。ミカエルは神の軍事行動を司り、甲冑を身に纏い、剣や槍を持つ姿で描かれます。このミカエル、終末の日、人間の魂が最後の審判にかけられる時に魂の善悪を計量するという任務も負っています。



ジュゼッペ=アンチンボルトの「四季」 植物が人の顔に。。。単純に面白い



「受胎告知」 大天使ガブリエルが聖母マリアに神の子であるキリストを身ごもった事を告げに来た場面。
受胎告知の場面ではよく百合の花が描かれます。
これは百合の純白さが聖母マリアの処女性を連想させる事から、百合が聖母マリアの純潔の象徴とされています。 受胎告知以外の場面では百合はキリストの象徴として描かれる事もあります。
右の絵には鳩が描かれていますが、鳩は精霊を表します。



キリストの磔刑の場面を描いた絵も沢山。 キリストは茨の冠を被らされ、自分の十字架を背負ってゴルゴダの丘を登って行く場面、二人の罪人と一緒に処刑された場面、十字架から降架された場面等。
磔刑の場面でキリストの足元には頭蓋骨が描かれている事が多いのですが、これはアダムの頭蓋骨であってゴルゴダの丘はアダムが葬られた場所とされています。アダムはご存知の通りエデンの園で知恵の実を食してしまうという罪を犯しています。 この事からアダムの頭蓋骨は原罪の象徴とされています。 ここにキリストの血を流す事で罪が贖われたとされました。





レオナルド・ダ・ヴィンチの作品はモナリザだけではありません。

「岩窟の聖母」は、ほぼ同じ構図で2枚の絵があります。 ひとつはルーブル、もうひとつはロンドンのナショナルギャラリーにあります。
下の写真、左がルーブル、右がナショナルギャラリー
聖母マリアと大天使ガブリエル(前述受胎告知をした天使です)、二人の幼児はキリストと洗礼者ヨハネ。
右の絵では右の幼児に洗礼者ヨハネのアトリビュートである十字架の杖と毛皮が描かれていますが、左のルーブルの絵にはそれがありません。
ルーブルの絵の方が先に描かれているのですが、どうもロンドンの方の絵は後に別の人物によってこれらのアトリビュートを書き加えられたのではないかと言われており、向かって左がキリスト、右が洗礼者ヨハネ(上記、エリザベツ訪問に記しているように、マリアの従姉妹の子供)であるという説が有力のようです。



洗礼者ヨハネ



 実物を見ても判りにくいのですが上の右の絵、実は十字架の杖と毛皮が描かれているのです

この洗礼者ヨハネ、当時の領主ヘロデ王のヘロディアとの再婚を非難したため、ヘロディアの娘サロメが祝宴で踊りを披露し、ヘロデ王に褒美として何が欲しいか尋ねられた際にヨハネの首を所望した。その絵がコレ。恐ろしい。 様々な画家がこの場面を題材にして描いています。



ずっとグランド・ギャラリーを戻って突き当りの部屋まで行くとパオロ=ウッチェロの「サン・ロマーニの戦い」等の絵があります。



この部屋を通路に沿って左に曲がるとサンドロ・ボッティチェッリのフレスコ画を見る事が出来ます。
ボッティチェッリといえば、フィレンツェのウフィッチ美術館に所蔵されている以下の「ヴィーナスの誕生」や「春」が有名です。

←ルーブル所蔵じゃありません

 ルーブル所蔵、ボッティチェッリのフレスコ画はこちら 



ボッティチェッリの絵は色が綺麗だな~

ボッティチェッリのフレスコ画の先にあるのは・・・サモトラケのニケ



はい、ここまで戻ってきたら、このサモトラケのニケをそのまままっすぐ通り越して右へ

 この部屋に出ます

因みにこの部屋のすぐ右手にアポロンのギャラリーがアリマス。 写真は撮るの忘れましたが、まー豪華、豪華、内装が豪華&展示品の宝飾品が豪華、キラッキラなお部屋です。 一見の価値あり。

下の写真の部屋まで行くと左手に扉があります。 その左の扉の部屋へ。 因みに左折せずにまっすぐ行くとエジプト文明の彫像等を見る事が出来ます。



左の部屋に入ると、ルーブルには珍しいキュビズムの画家ジョルジュ・ブラックの天井画があります。



 こんな通路に沿ってずっとまっすぐ

こんな部屋も通り越して真っ直ぐ。。。有名なルイ16世の肖像画もあります。



 ずっと行くとこんな部屋に出ます


 この部屋に出たら、左の部屋へ。 こちらね。

 この展示室をとにかく真っ直ぐ

 エスカレータホールに出ます

 そのままエスカレーターを通り越して正面の部屋へ

ナポレオン3世のアパルトマン シャンデリアが大きい!!! とにかく豪華絢爛
何度見てもこの豪華さ凄すぎる。 





  ダイニング



 このヒトがナポレオン3世

>>>3-3. へ続く