ピアノ調律 | Miranda's Diary【旧ハンガリー日和】

Miranda's Diary【旧ハンガリー日和】

2019年4月~2023年3月までハンガリー在住。
Mirandaはハンガリー語の先生につけていただいたハンガリーネーム。
日常に”楽しい♬”を見つけつつ、日々心地よく暮らしていきたいです。
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娘たちが

歌劇「カヴァレリア.ルスティカーナ」より間奏曲の連弾を練習していると、

「ファの音が鳴らない!」と言い出した。

この曲でファが鳴らないとは、一番の盛り上がりの場面で、連弾するではないか!

全く練習に気分が乗らなくなり、怒って鳴らないファの鍵盤を叩きまくる娘。

中古ピアノだか、買ってまだ2週間ほどしか経っていない。

早速、ピアノ購入について行ってくれた学校の先生に相談すると、

もう翌日にはピアノサロンから調律師さんが来てくれることになった。

「ペーテルさんが行くから」

何語だろう?

ドキドキしながら待っていると、白髪の職人のようなおじいさんが来てくれた。

「this piano is not here sound」(通じたのかは謎)

と言って、ファの音を鳴らすと、

「ファ〜♪」と綺麗になったガーン

「no sound yesterday!」と必死に言うと、

たぶんだけど…

ピアノはここへ運ばれて来て間もないから、まだ環境に慣れないんだよ。

日本と違って、ハンガリーは空気が乾燥しているから、こう言うことはよくあることで、ピアノは悪くないよ。

みたいな事を言っていたように感じた。笑い泣き

でも、調律をするね。と言って、

やってもらったが。

まず、ピアノのハンマーを分解して、バラバラにしていて、

おいこれ本当に最後元にもどるのか?ってくらい分解し、

しかも弦をカナヅチでガンガン叩いたり、ペンチで伸ばしたりポーン

しかもピアノの蓋の上で滝汗

なかなかな職人技を見せてもらった。

その後、日本でいつもやってもらう調律方法で整え、

無事、全部の音が鳴るようになった。

今日は娘たち気分良く弾けるはず。


しかし、ピアノも環境に慣れようと頑張っているなんて、人ごととは思えないじゃないかおねがい

またこの子にも愛着が湧いてしまうドキドキ

お別れの日を思うと寂しくなってしまう。

まだ来たばかりだけど爆笑