年貢納入の責任を村落全体の共同責任とする「村請制」、村落単位の宗教的な結びつき「講」。人手不足の時に助け合う「結」。明治以前の日本には相互扶助制度があった。また地域には〝鎮守の森〟の様な地域の守り神を祀る場所があり、そこで祭りなどを通して地域の人々が交流する場があった。
明治維新後、地租改正により税が個人の責任となり、神社合祀により鎮守の森・神社が1/3まで減らされた。また社会保障が制度が確立なども合わさり、地域の互助の仕組みが弱体化していった。
自助・公助の限界が露になりつつある現在、かつての日本に多く存在したこの共助の再興・活性化が、増加する貧困への重要な対抗策のひとつであるという。
行き過ぎた〝自由〟が。現代の貧困の根源にあるというお話だと思いました。〝自由〟と言うよりは〝社会的責任からの逃避〟かな。今の日本社会が抱える問題は、そのツケが色んなところから、色んなカタチで顕われたものではないでしょうか。
中間層消滅 (角川新書)/駒村 康平

¥価格不明
Amazon.co.jp
