@アルファ -8ページ目

@アルファ

がんばれニッポン

転載
http://takedanet.com/2011/09/post_8d03.html 武田邦彦 (中部大学)

お母さんが子供を守るための武器(1) 暫定基準値は危険

福島原発事故が起こってから、地方交付税と関係があるのかも知れませんが、本来なら市民を守る立場の自治体が、それまで市民を放射線被曝から守ってきたさまざまな法律や前提に違反して、「被曝は大したことはない」というキャンペーンを続けています。

今回、取り上げるのは「放射性物質の海洋投棄」というこれもまた破天荒な決定をした横浜市を取り上げます。横浜市は将来の日本の宝である児童の給食に汚染された牛肉を出し、「汚染されていたことは確かだが、児童に影響はない」として謝罪もしていない自治体です。

横浜市が最近、大きな税金を使って作った「広報よこはま 放射線特集」に放射線の解説を載せましたが、その内容は「いかにして市民を被曝させるか」という内容を持ち、「どうせ、市民は法律も科学も知らない」という前提に立っているように見えます。おそらく裏の目的は「経済とお金」にあると思いますが、横浜に長く住んでいた私にとっては耐え難いことです。

この図は横浜市が「食品の暫定基準を守れば安心だ」ということを示すために広報よこはまに示している図で、食品に含まれるセシウムの暫定基準値を合計しても1年間に5ミリシーベルトになるに過ぎないと強調しています。
$@アルファ
この図では、まず第一に「セシウム」のみで食品から被曝する上限を「5ミリシーベルト」としています。福島原発から出た放射性物質はヨウ素、セシウム、ストロンチウム、プルトニウムなどがあり、特に最初の段階では放射性を持つヨウ素が多いのです。それにも関わらず「セシウム」だけで5ミリシーベルトになっています。

また、空気中や地表に落ちている放射性物質からの空間線量は毎時0.2マイクロシーベルトを超えるところが多く、0.5マイクロシーベルト以上のところも散見されます。0.5マイクロというと年間で4.4ミリシーベルトになります。

また、運動をする子供などは土ホコリを吸って、空間線量からと同じような被曝をするでしょう。それも入れると4.4+4.4=8.8になります。つまり「食材からのセシウムの被曝だけで5ミリ」ということは、セシウム以外の放射性元素を全部足してもセシウムだけとしても(このような楽観的な推定は毒物ではしてはいけないことになっていますが、ここでは横浜市の考え方にそって計算します)、{食材からのセシウム(5ミリ)+セシウム以外(5ミリ)+外部被曝(4.4ミリ)+土ホコリなど呼吸から(4.4ミリ)}で合計18.8ミリ、つまり約20ミリシーベルトに達します。つまり、どう見ても1年間10ミリから20ミリの被曝は問題なしとしています。

ところが、同じ広報よこはまの中には、次のような図があります。
$@アルファ
ここでは「一般公衆の年間被曝限度」をハッキリと1年1ミリシーベルトとしています。同じ広報に、一つは5ミリ(実質10ミリから20ミリ)、一つは1ミリと違うのですから、よほど横浜市民はバカにされたものです。

また、どうして横浜市が勝手に1ミリを20ミリまであげることができるのでしょうか? この矛盾を突かれないために横浜市ではもっとも権威のある病院のお医者さんのコメントを載せて「心配ない」と言わせています。

でも、お医者さんももう少し慎重に取り組んで貰いたいものです。というのは、お医者さんは医療被曝についての決定権を持っていますが、一般公衆の浴びる放射線についてはコメントする権限自体を持っていないのです。医療被曝がお医者さんに任されているのは「お医者さんが患者の容体を監視している」という条件がついているのです。

それに対して一般公衆は常に病院にかかっている訳ではありません。だから、一般公衆被曝についてお医者さんがコメントするには前提を変えなければならないからです。日本人が素朴に信頼しているお医者さんを使って子供の被曝を増やそうとしているとしか思えませんし、お医者さんもご自分の権限を越えたところについてのコメントは控えて貰いたいものです。

もう一つ、説明が間違っています。「それらを毎日、1年中食べ続けても5ミリ」ということですが、食品はもともと1年中、食べ続けます。今週は食事をとったから来週は絶食するなどという人はいないのです。食材の基準値というのは標準的な食事を仮定して、それを毎日食べても大丈夫ということで設定されます。「食事を1年中、食べ続けることはない」というこの文章は実に奇妙です。間違った説明で子供が被曝していくのですから、耐え難いことです。

(平成23年9月14日) 武田邦彦

どの程度、放射線を怖がる必要があるか?

放射線防護は、法律で1年1ミリシーベルトが被曝限度とされていますから、その点ではすでに決まっているのですが、相変わらず政府は20ミリまでと言ったり、食品の暫定基準値が高かったり、学者の方が「放射線は浴びても大丈夫」と発言したりしていますので、「どうしようか?」と思っておられる人が多いので、再度、「どの程度の放射線を怖がる必要があるか」ということを説明しておきたいと思います。


【基礎知識】

基礎的には実に簡単です。

1. 学問的には1年100ミリ以上の被曝と病気の関係しかわかっていない(低線量の健康への影響は、医者の間で合意されていない)。

2. 学問は研究中は研究者同士の合意はできず、ほぼわかったら合意できる状態になる。

3. 1年100ミリ以下は「わからない」のであって、「危険」か「安全」かもわからない(医師同士で合意できない)。

4. そこで、1年100ミリから0ミリまで直線を引いた(このことを「***仮説」と呼ぶこともあるが、学問的には仮説と呼べるものではなく、「わからないから直線を引いた」にすぎない。「直線仮説」等というと議論したくなるが、もともと学問的な根拠がないのだから議論しても意味がない)。

5. つまり、1年100ミリ以下はわからないのだから、「エイヤッ!」と直線を引いただけ。人間にはわからないことがある。科学にも医学にもわからないことが多いことを認める。

6. このような場合、国際的にもやり方が決まっていて、それが「予防原則」であり、「取り返しのつかない損失」が予想される時には安全側をとることになっている。

7. 「風邪を引く」のは「取り返しがつく」と判断され、「ガンになる」は「取り返しがつかない」と分類される。近い将来にガンも「取り返しがつく」ことになると思うが、今のところ、「取り返しがつかない」に分類されている。

8. そこで、1年1ミリについては、(推定で)3人の医師が「危ない」と言い、7人の医師が「安全」というような状態だ。つまり1年1ミリ以上でも大丈夫だという医師の方が多いが、危険だという医師(主にヨーロッパ)がおられるので、慎重を期して1年1ミリに決めている。信念として被曝は危険としている医者もいるし、安全としている医師もいる。また学問的によく考えて安全としている医師もいる。

9. 国際的には1年5ミリ程度まで大丈夫ではないかという医師が多い。10ミリを超えると危険な可能性があるという医師が増えてくる。

10. これらから国際的にあるいは日本の法律で、予防原則の思想に基づき、1年1ミリと決まっている(社会的合意であって、医学的な合意ではない。それは医学者も知っているが、医学的に合意できないのだから仕方が無い)。

【具体的な方法】

1. 学者や医師は大いに議論して貰いたい。ただ、一般の人に自分の研究結果を伝えるときには「研究中であり、現在の社会的な合意とは違う」と言って欲しい。

2. 学者や研究者は、学問が間違いを含むことを常に意識し、自分の間違いの可能性について他人に損害を与えないように注意をする必要がある。

3. 子供の健康に責任を持っていない人は、あまり論評しない方がよい。特に社会全体に興味があり、個別の子供のことには関心の無い人はコメントを控えた方がよい。子供が病気になっても責任を持てないから。

4. 子供は放射線に対する感度が約3倍、被曝チャンス(地面に近く、運動などもするし、給食で強制的に汚染食材を食べさせられたりするから)も約3倍で、合計10倍だから、子供の1ミリは大人の10ミリに相当する。

5. 子供とともにいて、「今日、ここにいて良いのか?」、「この食材を食べさせたら良いのか?」と具体的に考えるお母さんの気持ちになって決めなければならない。

6. お母さんは「50%、ガンになる可能性がある」としたらゼッタイに避ける。「10%(10分の1)、ガンになる可能性がある」でも普通は避ける。お母さんが100分の1でも危険を回避してくれているので、日本の子供がすくすく育っていることを多くの人が理解しなければならない。

7. お母さんは慎重派であり、だからこそ子供が元気に育っている。
おそらく1年5ミリ以上を浴びても90%以上は安全と思うが、それではお母さんは子供を被曝から守るだろう。

8. 胎児、若い女性なども子供と同じように考えた方が無難である。おそらく子供より3倍ぐらいは安全である。

9. 若い男性もまだ感度が高く、一時不妊の可能性もあるので、女性の2倍ぐらいは安全という感じである。

10. 年取った男性はかなり安全である。ただ、子供や女性のことを親身で考え、「今日、自分の孫とここにいて良いのか? 確率的には10%の危険性という時に孫はどうするか?」と具体的に考えること。

よくおわかりになったと思います。つまり「被曝は大丈夫」と言っているお医者さんがおられても、子供を守るお母さんは安心できないということと、被曝と健康障害の関係は「誰でもガンになる」というのではなく、可能性が高いということから注意が必要なのです。特に重要で問い合わせも多いので音声もつけました

「takeda_20110905no.124-(7:27).mp3」をダウンロード
「takeda_20110905no.125-(6:06).mp3」をダウンロード


(平成23年9月5日)  武田邦彦  

http://takedanet.com/2011/09/post_7155.html





独立行政法人・原子力安全基盤機構が事故前に、

原子力防災専門官向け資料として作成していた、

炉心溶融のシミュレーション画像。

みんな楽しくHappy♡がいい♪
http://kiikochan.blog136.fc2.com/  キーコさんのブログ 転記です


・文部科学省発表の福一近くの年間積算量について
・除染について


8月22日月曜日 
京都大学原子炉実験所小出裕章助教授に聞きました
Radio News「たねまきジャーナル」



<参考>
東日本大震災:福島第1原発事故 警戒区域、
年積算で最高508ミリシーベルト

毎日新聞 2011年8月20日 東京朝刊

 ◇35地点で20ミリシーベルト超--文科省推計値


文部科学省は19日、
東京電力福島第1原発事故で警戒区域(半径20キロ圏内)に指定された9市町村のうち8市町村の50地点について
事故発生から1年間の積算放射線量の推計値(1日8時間屋外にいた場合)を初めて公表した。

最高は原発の西南西3キロの大熊町小入野の508・1ミリシーベルトで、
一般人の人工被ばくの年間許容線量の500年分に相当する。
35地点が20ミリシーベルトを超え、原発周辺地域の復興に向けた除染作業の困難さが浮き彫りになった。

推計は各地点での実測値を基に、
大震災翌日の3月12日~8月11日の積算線量について1日のうち16時間は屋内に滞在するとして計算。
今月12日以降については、同9~11日の推計値の平均値(最新推計値)が継続すると仮定して計算した。

その結果、大熊町では全12地点で20ミリシーベルトを超え、うち7地点は100ミリシーベルト以上だった。
最新推計値も大熊町小入野の毎時75マイクロシーベルトが最高だったが、
避難住民の一時帰宅の目安とされる毎時200マイクロシーベルトは下回った。

このほか浪江町川房(原発の北西20キロ)223・7ミリシーベルト
▽双葉町長塚(同北北西5キロ)172・4ミリシーベルト
▽富岡町小良ケ浜(同南南西6キロ)115・3ミリシーベルト--なども高さが目立つ。

一方、浪江町北幾世橋(同北8キロ)は4・1ミリシーベルトとなるなど、
同じ市町村でも地点によって線量が大きく異なっている。

松本義久・東京工業大准教授(放射線生物学)は
「(高い値が出た地点は)国際宇宙ステーション長期滞在者の被ばく量(1日約1ミリシーベルト)をも上回る
高いレベルで、住むためには除染が必要だが、広範囲かつあらゆる場所に放射性物質が付着しており、
困難な作業だろう。一時帰宅は、滞在時間が数時間程度なら影響はないと思う」と話した。
【木村健二、久野華代】

==============
 ◇警戒区域内50地点の来年3月11日までの年間積算線量推計値
田村市都路町古道(西南西18キロ)   7.7
田村市都路町古道(西17キロ)     6.6
大熊町小入野(西南西3キロ)    508.1
大熊町夫沢(西2.5キロ)     393.7
大熊町熊川(南南西3.5キロ)   233.0
大熊町下野上(西南西5キロ)    198.1
大熊町夫沢(西2.5キロ)     169.2
大熊町夫沢(西北西2.5キロ)   143.4
大熊町熊川(南4キロ)       126.7
大熊町野上(西南西7キロ)      99.5
大熊町小入野(西南西3.5キロ)   80.9
大熊町野上(西11キロ)       24.2
大熊町大川原(西南西8キロ)     23.5
大熊町野上(西14キロ)       21.6
浪江町川房(北西20キロ)     223.7
浪江町井手(西北西9キロ)     148.5
浪江町小丸(西北西12キロ)    145.4
浪江町昼曽根(北西20キロ)    145.1
浪江町室原(北西16キロ)     127.8
浪江町末森(北西11キロ)      61.8
浪江町酒井(北北西7キロ)      57.9
浪江町立野(北西14キロ)      38.3
浪江町立野(北北西11キロ)     38.0
浪江町北幾世橋(北8キロ)       4.1
双葉町長塚(北北西5キロ)     172.4
双葉町石熊(西7キロ)       126.6
双葉町長塚(北北西4キロ)      67.4
双葉町山田(西7キロ)        66.9
双葉町前田(西北西3.5キロ)    52.5
双葉町寺沢(北西7キロ)       45.0
双葉町新山(北西3.5キロ)     28.8
富岡町小良ケ浜(南南西6キロ)   115.3
富岡町本岡(南南西7キロ)      77.0
富岡町上手岡(南西8キロ)      39.5
富岡町上手岡(南西13キロ)     33.2
富岡町小浜(南10キロ)       29.6
富岡町上郡山(南南西13キロ)    21.7
富岡町上手岡(西南西10キロ)    13.7
楢葉町上繁岡(南南西14キロ)    15.4
楢葉町井出(南西15キロ)      13.1
楢葉町井出(南16キロ)        5.1
川内村下川内(西南西19キロ)    11.4
川内村下川内(西南西16キロ)     7.8
南相馬市小高区金谷(北西18キロ)  53.1
南相馬市小高区神山(北北西13キロ) 12.4
南相馬市小高区大富(北北西19キロ) 11.8
南相馬市小高区片草(北北西18キロ)  6.5
南相馬市小高区泉沢(北北西14キロ)  4.1
南相馬市小高区行津(北北西11キロ)  3.7
南相馬市小高区大井(北16キロ)    3.6
 ※カッコ内は福島第1原発からの距離。単位はミリシーベルト


続きを読むに内容書き出しました






今のニュースでお伝えしましたけれども、
事故発生から一年間で福島第一原発に近い地域でどれだけの放射線量を積算
だんだん溜まっていって受けるかという推計の値が、初めて文部科学省から発表されました
その中には3キロ地点ですけれども大熊町のある都市で508ミリシーベルトという数値が出ております
すごいんだろうなと思うんですけれど、これは、どのくらいすごい意味を持っている数値でしょうか
えぇ・・そうですね・・
私は京都大学実験所で働いていて、普通の皆さんと違って放射線を取り扱う事で給料をもらっていると言う事で
一年間に20ミリシーベルトまでは我慢しろと言われている人間です
その私から比べて、またその25倍を我慢しろという程の被ばく量です

これ、確か一般人は年間1ミリシーベルトまでですよね
そうです

ということは、500倍というか、500年分とも言えますよね
そのとおりです

この500年分ってでっかすぎて、私にはその意味が良く分からないんです
本当にひどい話です

で、この発表が何で今なのか?って思うのですが
これは、今にならないと分からないものなのですか?
いいえ、もうとっくに分かっていました

大体何月ごろだったら分かって・・出来るだけ早く皆さんにお伝えしようとしたら
何月ごろに発表できるものだったんですか?
もう、3月中には分かっていました

3月中には計算できるものなんですね
はい

なんで、今なんですか?
言いたくなかったんでしょうね

言いたくなかった・・って・・
平野さん、なんで今なんですか?

平野:いや、隠してた理由っていうのは、要するにパニックを起こしたくないっていう理由だったんでしょうけども
これは、政治が逃げてるっていう事で、自分たちの都合で隠したってことでしょうね
だから、避難地域の人達、もう、いち早く・・これ、
先生、20Kだけじゃなくて、30K50K、
もっともっと同心円ではなくて調査すれば同じくらいの数値が広がる地域があるんじゃないですか?
そうです
1年間で積算500ミリというところは、そんなに強いところは広くはないと思いますが、
1年の被ばくで20ミリという私のようなごく特殊な人間にしか許さないと言って決めた基準が
多分、50キロ先の飯館村までが含まれています

今回は警戒区域、半径20キロ以内の50の地点を調べているんですね
こんな程度の調査で良いんですか?50地点というのはどうですか?
別にかまいません
要するに、もう分かっている

もうわかっている
はい。
もう全て、汚染の程度は把握されていて
私から見れば・・・ため息・・少なくとも50キロ離れた飯館村までは人が戻れるレベルではありません

でも、細野原発担当大臣は、ついこの間おっしゃっていました
「国を挙げて除染に取り組む」と、そして
「戻れる方には戻ってもらう」という話しでしたよね
除染はできません。

除染はできないというのは、どういう意味でしょうか
たとえば、小学校の校庭であるとか、幼稚園の園庭であるとかの土をはぎ取る事は出来ます
しかし、森林の土をはぎ取る事はできませんし、野原や田畑の土をはぎ取る事もできません
基本的には除染というものはできないと思うしかないと私は思います

除染は、・・今おっしゃった中から言うと半径50キロ圏内
半径ではなくて、要するに風下に含まれてしまった地域です
ですから、半径20Kの圏内であっても、風下の含まれなかった地域は
1年間に20ミリシーベルトに達しないというところはあります

ありますね
しかし、20ミリシーベルトなんて事を許すこと自身が法律違反です

はい
国が犯罪を犯すという事を言っているわけです

たとえば4ミリシーベルトという低い値もあるというような見方もあると思うんですね
でも、もともと4ミリシーベルトが低い訳ではないですよね
ありません。
国は「普通の人は1ミリシーベルト以上被ばくをさせてはいけない」という法律を作って
それに違反した者を罰するとしてこれまでやってきました
その国が率先して、いま、犯罪を犯して法律を破ろうとしているのです

ただ、リスナーの方がこういう句を下さっています
「今頃になって やっぱり ダメという」
つまり、戻れるかもしれないというような淡い期待だけを持たせて
こんどは、「もしかしたら最低10年帰れないところがある」というような話しになってきているわけですよね
はい。
最低ではありません。
何十年、百年、二百年という単位で帰れません

人間の一生から見たら、ずっと帰れない・・
一人の人間から見れば、もう、一生です

でも、その事を国は言いませんやん
いかにも何年かしたら帰れそうですし、
早い人はもう、9月にも帰れそうじゃないですか?
はい。
汚い国だと私は思います

でも、本当にもし、何処かの地域を除染して
「帰れる」ということで、返してしまう可能性もありますね、国は。近いうちに。
わかりません。
もし、国がやると言うなら、国会議員の皆さんにそこに住んで欲しいと私は思います

うん・・・そうですよね。これ、たとえばチェルノブイリの場合をみれば
色々と比較が出来るんですけれども
チェルノブイリだとどうなんでしょうか
1平方キロメートル当たり15キュリーという汚染を受けたところを、全員避難させました

15キュリーってどれだけなんですか?
私達に分かる値ですと、
1平方メートル当たりに換算して55万ベクレルだと思います

55万ベクレルっていうと・・・
数値では分からないと思いますが、
要するに私が先程から言っている飯館村が含まれる範囲です

なるほど・・・
それは、チェルノブイリの場合は25年経っても帰れないんですか
帰れません。

そのことは、もちろん国は分かった上ですよね
もちろん。

平野:先生、菅総理大臣がですね、27日に、こういう厳しい状況を現地に行って説明すると言ってるんですけれども
この時に、もし帰れないのであれば、帰れない人たちの生活の基盤というものを
どうするかっていう事を、国の責任で明確に言うべきですよね
例えば住宅ひとつをとっても、
もちろんそうですし、
私はもっとずーっと早くに国がいって、避難所なんかに押し込めておくんではなくて
はやく、避難している人たちの生活を、
もっと別の形で復興できるようにしなければいけなかったと私は思いますけれども、
何もしないまま、今になって「帰れません」という事を言う訳ですし、
それも、なんか、いまだに3㎞という事を言おうとしている
そして、10年というような数字を言うという・・本当に信じがたい政府だと私は思います

今回、原発の周辺の地域を国が借り上げをしようというような話しになってきていますね
はい

で、その地域が、いまおっしゃった、おそらく3キロ圏内
あるいは、少し出た地域でも継続して高い放射線量が計測される地域を借り上げよう。
という方向の話しのようです
そうですね

これでは、じゃぁ、小出先生は全然足りないという事でしょうか?
全然足りませんし、
少なくてもチェルノブイリの基準を当てはめるのであれば、
風下に入ってしまった50キロ先の飯館村も、もちろんやらなければいけませんし
日本が法治国家だというのであれば、
遥かに広大な面積を借り上げなければいけません

先程除染はムリだとおっしゃいましたけれども
警戒区域の中で除染をして暮らせると、小出さんから見て思われる地域ってあるんですか?
もうしわけありません
私は先程から除染はムリだと言っています
だから、本当に子ども達が集中的に遊ぶ場所は必ず除染しなければいけないと思いますけれども
それはいわゆる地域、市町村という事から言えば、
本当に限られた場所しか除染はできません
ほとんどの物は、いわゆる、野原、山林、田畑というものは除染などしたら土が死んでしまう訳ですし、
その土を持って行く場所もありませんので、
除染はできないと思っていただいていいと思います

はい。しつこく伺って申し訳ありませんでした
どうもありがとうございました。


拡散希望
2011年7月27日 (水) 衆議院厚生労働委員会
「放射線の健康への影響」参考人説明より
児玉龍彦(参考人 東京大学先端科学技術研究センター教授 東京大学アイソトープ総合センター長)

アンさんのブログで紹介されてました。

お願いします 必ず最後まで見て下さい