今日はニーナとちょっと街までお散歩


ねぇ ニーナ 今日はポカポカとした日だね

冬が近いだなんて とても思わないよ


そうだ 新しい毛布を手にいれなくちゃね

どうやって手に入れようか

どこか店の人達に頼んでみようか


そういって僕はとある雑貨屋さんに向かった

そこは前におじいさんと住んでいた頃

よく買い物に行った店だ

石鹸だとか布だとかマッチだとか

様々な物が揃ってる

よく 買い物をしたあとに店主のおじさんが

僕にアメをくれたのもよく覚えている


すみませーん


僕は久しぶりに店の中に入った

ふと感じたのは 温かさだった

おじいさんと住んでいた頃の思い出が蘇える


店の奥からおじさんが出てきた


「なんだ?坊主」


おじさんは少し睨み付ける様にに僕を見た


あの・・・・・温かい毛布が欲しいのですけど


おじさんは少し黙って口を開いた


「毛布?坊主 お金は持っているのか?」


いや・・・・持ってないです


また少し僕を睨み付けた


「持ってないなら あげられないね。

おまえさん ストリートチルドレンか?

そんなボロボロな服を着て。」


でも 僕 お金持って無くて


「だから 持ってないなら あげられないよ」


僕は黙り込んだ


「さぁ 商売の邪魔だよ さっさと店を出なっ」


いや でも そろそろ冬がくるから

僕らには毛布が必要で・・・・


「うるせぇ ガキだなっ」


おじさんは怒って僕を掴んで

店の外に放り投げた


「金がないなら帰れっ」


おじさん 僕のこと 覚えてませんか?


「はぁ?俺はストリートチルドレンのガキなんか知らないね」


よくおじいさんと買い物にきて アメをくれたよね?


「何を言ってるんだ このクソガキがっ 二度とくるなっ」


そういって おじさんは店のドアを閉めた



僕はただただ放心した