ニーナは僕の妹だ

唯一の家族なんだ


両親はいない

僕が4つぐらいの時

ニーナはまだ2つだった

ニーナと一緒に捨てられた


ママ?パパ?って探しながら泣いた

そのことはよく覚えている

僕らは知らない街を

ある気彷徨い

道端で出逢った、知らないおじさんに助けられた

そのおじいさんも3年前に亡くなった


その後僕らは住む家を失った

今は街の隅にある ゴミ山のような

駐車場にある廃車


ニーナは僕らが捨てられてから

笑わなくなった

ただ無表情で

ずっと何かを見ているような感じ


僕はヘッドフォンをして日々を生きている

そこから流れる歌声だけが希望だった

昔 おじさんに教わった

英語で歌のうまい人は「DIVA」っていうんだって

だから 僕はその歌声の人をそう呼んでいる


本当の名前はなんだろう

知りたいようで どうでもいい


ただ僕にはニーナがいれば

それでいい


そんな風に思うんだ